いきなりですが、日比谷で「クイーン」を観ました。選択の基準は アカデミー主演女優賞を取った作品だからという、ミーハーな理由です。
ストーリーは もうすぐ退任する トニー・ブレア首相と 女王自信とのやりとりを中心に展開します。そこに はじめは政治的な問題だと 思われていなかった、ダイアナの衝撃的な事故死という 王室のナイーヴな問題が加わり なんだか”お家騒動チック”になってしまいます。
しかし当時のノンフィクション映像を織り交ぜ、ブレアや女王などに扮する俳優の演技 王室の広大な領地を模した現地ロケが とても効果的で なんだか 実話を聞いているような錯覚に陥ります。本来 リベラルなブレアが、かたくなに ダイアナに関するコメントを出さない 女王を 段々と尊敬し、協調していくというあたりが 見せ場でしょうか。
それにしても女王役のヘレンミレン、あまりにもはまり役です。影武者として 王室に呼ばれることがあるかも・・・・と思わせるほど、凄い演技でした。以前観た”太陽”の 昭和天皇に扮するイッセー尾形と 皇室外交したら面白そうです。