庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

昔女の子の名前に「子」が多かった理由?

2015-06-08 18:13:14 | 日記・エッセイ・コラム
昔から、日本には女の子の名前に「子」を付ける風習がありましたが、最近読んだ
小林正観さんの本の中にその理由が書いてあり、なるほど!と思ったので紹介して
おきます。

この風習は、古く平安時代からあったそうで、どういうことかと言うと、子年の子
ネズミと言う意味があり、女の子がたくさんの子供を産んで子孫を繁栄させて欲し
い、その家の血統、血筋を絶やさないで欲しいという願いを込めて、名前に「子」
を付けたのだそうです... (ネズミ算というように、ネズミは多産で有名)

家督相続とかが重要だった時代は血筋が重要であり、後継者となる子供がいるか、
いないかは大きな問題だったことなどから、女の子の名前に「子」を付ける傾向が
強かったそうです。

この傾向は現代でも皇室に残っていて、皇室の后に選ばれる女性は、すべて名前に
「子」が付いています、雅子妃、紀子妃、それから美智子皇后、池田厚子さん、
島津貴子さん、みんな「子」の字を持っている方です。

もちろん「子」の字が付いても、子宝に恵まれない女性もいますけれども....

男女平等の現代社会では、女性は子供を生むのが当たり前と言うような考えは否定
されて当然ですが、日本の伝統的風習としては、子供がたくさん生まれるように、
子孫繁栄の望みや願いを込めて、子という字を使ったということです。。。

もっとも最近は、女の子の名前に「子」を付ける親はほとんどいなくなり、何だか
聞かないと読めないような、キラキラ・ネームの子供ばかりが増えてしまった...

少子化時代が叫ばれて久しいが... あんがい女性の名前に「子」が付かなくなった
ことも原因の一つなのかも?? 知れない。。。

夏野菜のナスの花。

茄子の花と親の意見は千に一つも仇はない。と言うように茄子の花は、咲いたら必ず
実がなる、親の意見も茄子の花と一緒で、何ひとつむだがなく、必ず役に立つ。

庭で咲いたスカシユリ。


ビョウヤナギ。
コメント
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