庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

「夜の秋」と「秋隣(あきどなり)」

2015-08-10 11:18:41 | 日記・エッセイ・コラム

立秋を過ぎても、日中はまだまだ厳しいが残暑が続きますが、日が落ちて夜になると、
吹く風にも少し涼やかさが感じられるようになり、微妙に季節の変化を実感します。。

昨夜も、風呂あがりに窓から吹き込んでくる涼しい風が肌に心地よく、近づく秋の気配
を感じました・・・ 

この、夏の終わりから秋への微妙な季節の変化を鋭くとらえた季語が「夜の秋」です。

「涼しさの 肌に手を置き 夜の秋」 (高浜虚子)

耐え難い夏の暑さの中で、人々が待望むのは涼やかな秋。

「秋隣(あきどなり)」という言葉には、まだまだ厳しい暑さが続くなかで、ふとした瞬間
に秋の訪れを感じる・・・  そんな心地よさが感じられ、四季の変化に対する日本人の
敏感な感受性が感じられます。。

今朝は久しぶりで雨が降った、雨が降ると庭の鉢花への水遣りも不要となって助かるし、
夏の暑さや強い
日差しで弱っていた植物達も、元気を取り戻してイキイキとして見える。

今年はこのまま涼しくなってくれると有り難いのだが・・・ そんな訳にはなかなかうまく行
かないのも自然だと思う・・・ 特に近年は気候変動が激しく、極端
から極端に変化して、
今までの常識があまり通じなくなってきているように感じる。。。

ほおずき。

キバナコスモスに止まるツマグロヒョウモン 。
 

コメント
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