立秋を過ぎても、日中はまだまだ厳しいが残暑が続きますが、日が落ちて夜になると、
吹く風にも少し涼やかさが感じられるようになり、微妙に季節の変化を実感します。。
昨夜も、風呂あがりに窓から吹き込んでくる涼しい風が肌に心地よく、近づく秋の気配
を感じました・・・
この、夏の終わりから秋への微妙な季節の変化を鋭くとらえた季語が「夜の秋」です。
「涼しさの 肌に手を置き 夜の秋」 (高浜虚子)
耐え難い夏の暑さの中で、人々が待望むのは涼やかな秋。
「秋隣(あきどなり)」という言葉には、まだまだ厳しい暑さが続くなかで、ふとした瞬間
に秋の訪れを感じる・・・ そんな心地よさが感じられ、四季の変化に対する日本人の
敏感な感受性が感じられます。。
今朝は久しぶりで雨が降った、雨が降ると庭の鉢花への水遣りも不要となって助かるし、
夏の暑さや強い日差しで弱っていた植物達も、元気を取り戻してイキイキとして見える。
今年はこのまま涼しくなってくれると有り難いのだが・・・ そんな訳にはなかなかうまく行
かないのも自然だと思う・・・ 特に近年は気候変動が激しく、極端から極端に変化して、
今までの常識があまり通じなくなってきているように感じる。。。
ほおずき。
キバナコスモスに止まるツマグロヒョウモン 。