庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

東風凍を解く「風待草」って何?

2024-02-05 10:28:35 | 日記・エッセイ・コラム

二十四節気七十二候のスタート、立春の初候(2.4~2.8)は、
東風凍を解く(はるかぜこおりをとく)です。

東から吹いてくる風が厚い氷を解かしていく時季という意味。

東風」とは「こち」とも呼ばれ、春風のことで春のそよ風
というにはまだまだ冷たい風ですが・・

この風が吹くと寒さも緩んできます。 

でも、春風というのは南から吹く暖かい風のはずなのになぜ
東風というのでしょうか?。

それは元々、七十二候が中国から渡ってきた暦であることの
名残と言われています。

中国の陰陽五行の思想で、春は東を司る事から東風と呼ぶ
そうです。

梅は春告草と言われますが、東風を待って咲くので風待草」と
も呼ばれ、昔から春は東からやってくると信じられていました。

風待草」・・・ 何とも風情のある言葉ですね♪。

 東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 
           主なしとて 春をわするな 
                   <菅原道真>

東風を待って咲く紅梅と白梅。

紅梅。

 

白梅。

 

紅梅越しに観る白い富士。

 

紅梅とメジロ。

 

白梅とメジロ。

コメント
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