庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

「半夏生」に降る雨は「半夏雨」

2019-07-02 09:38:05 | 日記・エッセイ・コラム

連日梅雨空で雨模様の日が続いていますが・・・ 

今日七月二日は雑節の「半夏生」で、田植えを済ませた農家が
休息をとる日です。

この日に降る雨は「半夏雨」 と呼ばれ、この日の天気によって
一年の豊作を占う習慣があったとか。

田植えを終えた田んぼから、田の神様が天へ昇って行くのが
半夏雨になったとも言われ、大雨になることが多いと言われ
ています。

今も九州地方に降り続いている災害級の大雨が心配ですね。。

大きな被害が出ないようにと祈ります。

また、この半夏生の頃に花が咲く植物に「半化粧」がありますが、
混同されて「半夏生」とも書かれるようになったそうです。

散歩道に咲く、半夏生(半化粧)

半化粧」は花の咲く頃になると、葉っぱの半分だけが、
白粉を塗ったよう
に真っ白になり、花は地味な穂なので
葉っぱの方がよほど目立つようになります。

つまり半夏生は花よりも、この白くなった目立つ葉っぱの
方で、
虫をおびき寄せて受粉する戦略のようですね!

尚、半夏生は花が咲き終わった夏の盛りの頃になると、
葉の白い部分は色落ちして(化粧を落として?)、元の
(スッピン状態?)緑色っぽくなる。

花(繁殖期)が終われば虫(男)を引き寄せて受粉する
必要も無くなる為か?。。 

植物の繁殖戦略も色々あって面白いですね! 。(@_@)

庭先で蝶を呼ぶ花ブッドレアが咲いたけど・・

連日のこの雨降りでは蝶たちもなかなか飛んで来ません。。


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