先日のブログ、「自然界で一番多い花の色は何?」で、自然界で一番多い花色は白
であり、全体の32%を占めていると書きました。
私たちの目に白く見える花はたくさんありますが、白い花に白い色素が含まれている
わけではなく、白い花にはフラボンやフラボノールなどの、僅かに黄色を示す色素が
入っているそうです。
白く見える花も、実際には淡い黄色の成分を含んでおり、そういう意味からすると、
この世の中には、純白の花は存在しないことになります。
試しに、白く見える花にタバコの煙を吹きかけると、花びらが黄色に変色していくそう
です、これは花びらの組織の中にタバコのニコチンが入り込んで、フラボンやフラボ
ノールと反応して、アルカリ性に変わるためだそうです。
では、何故?私たちの目には白く見えるのでしょうか?
それは、花びらの組織の僅かな細胞の隙間に空気が入っており、ちょうど花びらに
小さな空気泡が含まれる状態となっています、その空気の泡に光が当たると、光が
乱反射を起こして、私たちの目には花びらが白く見えるのだそうです。
それではなぜ?この世には色素成分を全く含まない、純粋に真っ白い花が存在して
いないのでしょうか?
昨日の記事でも書きましたが、植物は紫外線が当たる事で色素をたくさん作り、その
色素が紫外線を吸収する事により、有害な紫外線からガードしています。
もし、色素を全く合成しない植物があるとしたら、その植物は名実ともに純白の花を咲
かせるはずですが... 残念ながら紫外線を吸収してくれる色素がないために、そのよ
うな植物は紫外線に弱くなり、生き残ることは不可能と言われています。。
私たちの人間社会では赤やピンクの花色が人気ですが、自然界で白い花色が一番多い
理由は、花粉を運ぶ昆虫たちにとって一番目立って、人気の花色は白だと言えます。。。
白く美しいコチョウランの花。 花言葉は「幸せが飛んでくる」。。
白いテッポウユリの花。 花言葉は「純潔、甘美、威厳」。
白い可憐なスズランの花。 花言葉は 「意識しない美しさ、純粋」 。
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