お盆も過ぎ、関東地方は今日も朝から真夏の日差しがキツく、残暑も厳しい
が、夏至の頃に比べると夜明けの時間は遅くなり、日没時間も早くなってきた
と感じる、これから秋に向かって日暮れの時間はどんどん早くなって行く。
残り少ない夏の日々を惜しむように、裏山の森では夜明けとともにセミの大
合唱が始まる。
夜明けと夕暮れどきに聴こえるカナカナカナ~のヒグラシの声はまだ、涼しさ
も感じて風情があるが、日中ジージーと鳴き続けるアブラゼミはまだ許せる
範囲だが、庭先の柿の木に止まって突然大音量でミーンミーンと鳴くミンミン
ゼミは暑苦しさが一層増す。
その他、ツクツクボウシやクマゼミの鳴き声も加わって、一日中蝉しぐれが
止むこと無く続いている。
この蝉しぐれも今が盛だが、季節の変化とともに徐々に弱くなり、やがて秋
の虫の音にその座を譲る事になる。
※散歩の川沿いにて、手前はガマの穂とアオサギ、奥はゴイサギ。
今朝、この夏初めてツクツクボウシの鳴き声を聴いた、いつもお盆を過ぎて
夏の終わり頃になると鳴き出すので、今年は少し早い気もするが、このセミ
の声を聴くと今年の夏も、もう終わりが近い?と感じてしまう。
森の方から朝夕の涼しい時間帯には、カナカナカナーと言うヒグラシの合唱
に始まり、日中の暑い時間帯にはミンミンゼミ、アブラゼミの聞くだけで暑苦
しくなる声に混じって、以前はこの辺ではほとんど聞かれなかった、クマゼミ
の鳴き声もここ数年普通に聴かれる様になり、一日で5種類のセミの声を聴
くことが出来る。
セミ達も、夏の盛の時間を惜しむように力いっぱい鳴いているが、なんだか
今年の残暑はあまり厳しく無く、秋が早くきそうな感じがする。
「庭のホウズキ」
朝から曇り空で、湿度が高くムシムシと梅雨時の様な天気だったが、午後
になると本格的な雨降りとなった。
雨が降ると、庭の鉢花への水遣りも不要となって助かるし、夏の暑さや強い
日差しで弱っていた植物達も、元気を取り戻してイキイキとして見える。
今年はこのまま涼しくなってくれると有り難いのだが・・・ そんな訳にはなか
なかうまく行かないのが自然だと思う、特に近年は気候変動が激しく、極端
から極端に変化して、今までの常識があまり通じなくなってきているようだ。
九州や四国等は、台風などの影響で雨が続き8月は記録的な日照不足で、
このままでは野菜の生育不足等も心配されている。
人も自然の一部なので、自然に逆らって生きても幸せになれないと思って
いる、何か迷ったりしたときには自然に学びながら生きていきたいものだと
思っている。
キバナコスモスに来たカラスアゲハ。
今日は旧盆の8月13日で田舎ではお盆を代表するイベント、お墓参りの
日である。
子供の頃、この日は昼からお墓に出かけてお墓周りの清掃や、花立を竹
で作ったり、墓前に供える盆花やロウソク立てなどを準備して、夕方になる
と家族揃って、神棚や仏壇にお参りした後、お盆のごちそうを食べてから
子供達は提灯を持って、村の鎮守様にお参りした後、墓地まで墓参りに出
かけたものである。
田舎の両親が亡くなってから、もう何年もお盆には帰省していないが・・・
いつもこの時期になると、子供の頃過ごしたふるさとのお盆の風景が懐か
しく思い出される。
「散歩道の夏空に映えるサルスベリ」
※サルスベリの幹はツルツルで、猿も滑る事からこの名が付いた
と言われているが、本当は猿が滑るような事は無いらしい?
毎年夏に、グリーンカーテンを兼ねて楽しんでいるアサガオだが、今年は
種を蒔いたのだが、例年に比べ発芽率や生育が今一つでチョッと残念だ、
それでも夏の盛りの今は、毎朝10輪くらいずつ咲いて楽しめる。
夏のアサガオは文字通り、朝咲いても昼前にはしぼんでしまうが、秋が
近くなるにつれて咲いている時間も長くなって、昼過ぎまで咲き続けて
くれるようになり、西洋アサガオ等秋はほぼ一日中咲いている品種も
もある。
毎日ピーカン照りで、うだる様な暑い日が続いていたが、昨夜から台風
11号の影響で、時々激しい雨が降ったが大した事もなく、気温が下がり
人も植物もホッと一息と言うところだが、この台風で被害に遭われた方々
に対しては、心からお見舞い申し上げます。