パク・ヒョシン‘エリックとして生きながら、再び人生を眺めることができた’
パク・ヒョシンは自他共に認める韓国最高の歌手の中の一人だ。
今はミュージカル界でもその位置まで上がった。ミュージカルデビューわずか5年で チョ・スンウ、キム・ジュンスと共にチケットパワー‘BIG3’だ。
2013年『エリザベート』で‘死(トート)’役でデビューし、『モーツァルト!』役で演技力を認められて、『ファントム』で頂点に立った。
特に『ファントム』では自身の出演回50回を全席完売させて 実に8万人の観客を動員する驚きのチケットパワーを誇示した。
歌手パク・ヒョシンのタイトルの前に、ミュージカル俳優パク・ヒョシンを付けても全く違和感を感じない。その修飾語がむしろぴったり合うように感じる。
ミュージカル『ファントム』の主人公ファントム役を熱演したパク・ヒョシンが 約6ヶ月間の長旅を締めくくる特別な所感を明かした。
▼今ではミュージカル‘興行保証小切手’パク・ヒョシン
驚くべきことだ。音楽ではすでに‘神’の領域にいるミュージシャン。音源チャート、コンサートなど ひとたび動きさえすればチャート1位は当然のように付いてくる戦利品だった。
だがミュージカルでもこのように早くトップまで上がるのかはわからなかった。
頂点を確認した作品はやはり『ファントム』だ。『ファントム』のチケットオープンのたびにパク・ヒョシンが出演する回はわずか数分であっという間に完売する
いわゆる‘ピケッティング’が繰り広げられ、追加チケットに対するファンの問い合わせと要請が殺到して視野制限席までオープンしたりもした。
『ファントム』の主人公‘エリック’は初めから終わりまでマスクで顔を隠したまま登場し 声と歌だけで感情を表現しなければならない決して簡単ではない配役だ。
2015年の初演に続き今回の再演舞台でパク・ヒョシンはいっそう深くなった劇の理解度と感情表現で観客の称賛を受けた。
単純にチケットパワーの確認の他に演技力の検証も終えたという話だ。
ミュージカル評論家パク・ヨンジェはパク・ヒョシンについて「彼は『ファントム』で新たな立場を固めた。観客は怪人に変身した彼の登場を待ちわび
公演が終わった後スタンディングオベーションで歓呼した。この作品でミュージカル界と切り離すことのできない存在になった。
ミュージカル俳優パク・ヒョシン、彼の次の作品が実に待ち遠しい」と好評したりもした。
公演を終えたパク・ヒョシンは「俳優と言うにはまだ不足していると感じる部分が多くても このようにあふれんばかりの愛を下さって感謝する」とし
「エリックの人生を通じて 私たちが生きていって感じる人生の意味と姿を再び眺めることができた時間だった」と所感を伝えた。
続けて「その瞬間を熱い愛で共にして下さった観客の皆さんがいたから 私もやはりエリックにより多くの情熱と愛を注ぐことができたと思う。
本当に感謝申し上げる」とファンに対する感謝も一緒に伝えた。
▼今は音楽だ‘休息後 作業開始する’
『ファントム』という巨大な公演を終えたパク・ヒョシンは 2016年から休む間もなく忙しい日程を消化している。
パク・ヒョシンは昨年10月 6年ぶりに7集正規アルバム‘I am A Dreamer’を発表した直後 2週間 同名の単独コンサートを空席なく埋めて6回の公演を行った。
以後10月末には唯一のテレビ活動としてKBS2『ユ・ヒヨルのスケッチブック』特集番組を90分間のミニコンサートに仕立てたりもした。
そしてすぐにミュージカル『ファントム』練習に合流して昨年11月末から4ヶ月を越える期間 計59回の公演を消化してオペラハウスの地下に住む‘エリック’としての人生を生きた。
1年を越える期間 休みなくアルバム、コンサート、ミュージカル日程に邁進して‘熱い日々’を送ったわけだ。
ここに“野生花”で始めて7集の共同プロデューサーを務め 最上の音楽的呼吸を合わせているチョン・ジェイルが最近グローブ・エンタテインメントに合流し
今後ふたりが共に見せる歩みを期待させている。
パク・ヒョシンは今後音楽的歩みに焦点を合わせて専念する予定だと知らされた。グローブ・エンタテインメント関係者によると
「パク・ヒョシンはミュージカル『ファントム』公演を終了後 現在休息をとっており、短い休息の後 ミュージシャンに戻って音楽活動に専念する予定」と明らかにした。