暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

続く

2020年07月10日 | 古民家

 ハラハラと扇ぐそのいで立ちは優雅で・・・夏の暑さを粋に過ごす姿が目に浮かび・・・

蚊取り線香の、スルリと立ち上る煙も優美に感じられて・・・

窓に腰掛ける着物姿は・・・日本の夏を思い浮かべる風景の一つだと思います・・・。

団扇にも、各地の特色ある姿形が残されていますが・・・

今ではその文化も薄れてしまいそうな流れになって・・・。

お祭りや、夏のイベントでは・・・広告の入った味気ないウチワが道端に落ちていたりして・・・

竹に和紙で張られ・・・小粋な絵柄の美しい団扇を手に持つ・・・そんな姿を見る事も少なくなりました・・・。

日本の伝統的な小物は数あれど・・・生活様式の変化で姿を消してしまい・・・

まるで数世代も前の、古道具のような感覚になってしまいましたが・・・

使えば汚れてゴミになる樹脂製品とは違い・・・傷や古さが使い込んだ味になり・・・

趣ある暮らしが手に入る気がします・・・。

古民家の生活は、どちらかと言えば・・・ひもじい暮らしの様に感じられがちですが・・・

実は・・・心や体に安らぎを与える穏やかで優しい暮らしです・・・。

派手な暮らしが悪いのでは無く・・・

自然な暮らしで・・・負荷のない、無理のない・・・この先も、次の世代も・・・

安心して過ごせる時間が続く・・・穏やかな暮らしが必要だと思います。

 

 

コメント
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