無骨なほどに真面目で、頑なに前を向いた・・・文明の一区切りだとしても・・・
人を魅了する出で立ちも・・・飲み込みそうな言葉も・・・
いちいち色あせない姿には・・・誰もが言葉少なに見上げてあがめ・・・
造りの雑さや精巧さに誇りを持ちながらも・・・失われる狭間の中に・・・
儚い光りは輝いている・・・。
一世を風靡する出来事に出会える幸せを・・・どれほど過ごして来たのか・・・
すべてを手にするには短すぎる歩幅の影を落としながら・・・
運が悪い・・・良い時代だったと、うる覚えに任せても・・・
手にする先を求めて廻り続けなければ・・・迷路に迷う事も無く・・・
たくさんの顔ぶれに出会う事も無いのかも・・・。
もったいない、と・おもてなし・・・
勘違いな受け取りで・・・両極端な仕草になって・・・
良い塩梅に趣向を凝らす・・・文化の見せ所は・・・
相手を想う・・・一握りの無骨な真面目さから生まれ・・・
粗末な暮らしだからこそ・・・頑なな仕草が映るように・・・
些細な語りの中に・・・魅了されるやさしさが流れるように・・・
指折り数える単純な時間に・・・暮らし方は積み重なるのかも知れない。