ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

2歳児 vs. 薬(錠剤)

2015-12-01 21:23:54 | 育児
今日は薬のお話。

9月中旬に病院に入院していた際、2種類のお薬(錠剤)を飲まなくてはいけなかったDemi。朝食で出るフルーツ味のヨーグルトに隠し入れて飲ませる方法でなんとか乗り切っていました。

何となくいつもと様子がちがうことを察するのか、大好きなヨーグルトなのに「いらないっ!」と拒否することもあり、看護婦さんにはDemiが見ていない所(廊下など)で薬を渡してもらうようにお願いし、ヨーグルトに混ぜる際も、Demiが他に気を取られているうちにササッと手早く準備するという、非常に気を使う毎日でした。

口に入ったとしても、薬の存在に気がついてしまうと、眉間にしわを寄せ、「かわっ!」(果物の皮のこと)と言いながらペッと出そうとするので、あわててヨーグルトを半ば強制的に食べさせたり、水を飲ませたり。ちゃんと飲み込むのを見届けるまでは気が抜けません。

退院後も2種類の錠剤をしばらく飲み続けなくてはならず、「さてはて、どうやって飲ませようか」と頭を悩ませました。自宅用に処方してもらった薬は病院で飲んでいたものと別のメーカーのもので、なんと一粒の大きさが大きいことが判明。これは困った。。。

とりあえず病院と同様の手法で、

(手順1)
フルーツ味のヨーグルト(これまで家ではプレーンヨーグルトしかあげていなかったけれど)やムースやプリンのようなお菓子を複数種類買ってくる。

(手順2)もともと小さい錠剤をさらにナイフで切って細かくし(粉状にはしない)、ヨーグルトやムースに混ぜ込む。ヨーグルトカップに入れるのではなく、スプーンに少量とり、薬をのせ、さらにヨーグルトを上にかけて隠す。

(手順3)
好きな動画やテレビを見せ、そちらに集中しているときに飲ませる。

(手順4)
錠剤Aは難敵で、液体などにまぜると溶けやすいらしく、しかも苦い味。機嫌が悪かったりして、手順2~3にかけてすぐに口に入れてくれないと、ウゲェ~という顔をして吐き出そうとするので、すぐに水を飲ませたり、ヨーグルトを食べさせたり。しかし、強引に飲ませたりしても、全部口からペーっと出してしまい、最後は洋服も床も汚れること数知れず。錠剤B
にいたっては、溶けやすくないかわりに固い異物感があるようで、ペーッと出そうとするところを「大丈夫。いちごの皮だから食べて良いよ~(ウソ)」とごまかして、なんとかもう一度飲ませたり。口から出してしまった時には、細かく切った薬の大きさがわかるときには、少し時間をあけて同じくらいの大きさを再度トライ、よくわからないときはギブアップ。


こんな感じで、KapiもRotaも朝からとーっても疲れる毎日。保育園を再開してからは、必ず朝に飲まなくてはいけない錠剤Aだけにし、錠剤Bは夕食前に飲ませることにしました。


いろいろ試した中で、結局はフルーツ味のヨーグルトが一番いいということがわかり、ヨーグルトが冷蔵庫を占拠する毎日に。ひとくちにヨーグルトといっても、さらさらだったり、もったりしていたり、とメーカーごとに違うので、それも重要な論点でした。

そういうわけで、非常にストレスを感じる一日2回のお薬タイムが1ヶ月以上続きました。Demiもなんだかおかしいとすでに勘づいています。

そして先日、難敵だった錠剤Aが晴れて終了。錠剤Bはもうしばらく続くことに。。。

そんな中、薬を飲ませる担当だったRotaがついに(耐えきれなくなって!?)購入したのがこちら。



日本から送ってもらいました。

まぁ、上手くいくかどうかはやってみないとわからないということで、まずは薬抜きでおやつとして食べてもらうことにしました。

が、、、開けた瞬間、KapiとRota共にガビーンとなりました。なぜなら、ゼリーだから半透明だったのです。これでは、隠し入れた錠剤が丸見えになってしまう。。。白い錠剤だからこそ白い器を使い、細かく切った錠剤も白いキッチンペーパーに乗せ、徹底して目立たないように気を使っていたRotaなのですが、「これなにー?」といいながらほじくりだすDemiの姿が目に浮かびます。

うーん、どうすべきか。。。




仕方がありません!こうなったら「これは薬。飲まなくてはならないもの」と宣言して飲ませることに。

なんと、これが功を奏しました。

Rotaが自ら薬入りのゼリーを飲んでお手本を見せると、興味津々で食いついてきました。「Demiの番~」と言いながら、自ら進んで飲んでくれるように!たとえ薬の味を感じたとしても、苦い顔をしながらも水で飲み込み、「飲んだよ~」と口をあけて報告してくれるようになりました。

さらにさらに、大人が薬を水で飲んでいるのを見て、自分も水で飲む気になったDemiさん。ここ数日は、細かくした錠剤を自ら手に取り、自分で口の中に入れ、水で飲み込むという、もはやゼリー要らずの飲みっぷりでびっくりです。しかも、ナイフで細かくしたおかげで5-6回は飲まなくてはいけないのですが、お遊び感覚でやってくれるようになり、親孝行様々です(^^) いやぁ、よかった~。これでだいぶ肩の荷が降りました(特にRota)。

薬をめぐる2歳児との攻防、このままうまくいきますように。。。

コメント
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