花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

山王帽子山・あえなく撤退

2010年05月05日 | 登山

(登拝門を開く神職の方々がかんぬきを外す)

奥日光の男体山の山開きがあるというので、様子を見に行きました。
どうも他の山の山開きとは勝手が違って、二荒山神社の氏子さんとか地元の関係者の
行事のようで、登山者の参加は無いようでした。

ただ開山祭が終わらないと、登山口である二荒山神社の登拝門が開きませんので
登山者は開山祭が終わるのを待っています。

開山祭は、登拝門を開けた後、一合目の遙拝所まで階段を上って、参加者の各代表が
玉串を捧げます
二荒山神社のご神体は、ご存知のように男体山ですから、山頂方向を遙拝するわけです。

私も登ろうかなと思って、記帳と500円を払ってお守りをいただきましたが、五合目
から上は残雪が有るというので、断念しました。
なにしろ雪の無い時期に登っても、結構きつかった記憶が有ったものですから。

で、このまま帰るのもシャクですから、社山に登るか、山王帽子山に登るか迷い
ましたが、山王林道が開通して間もない事もあり、様子見を兼ねて山王帽子山へ

山王林道は、除雪した雪が道の両側に有るものの、車の通行には何の問題も
有りません。
何故かバイクが頻繁に走っています。峠道というのは、バイクの格好の遊び場
なのかも知れません。



太郎山の登山口から2百メートルほど手前に、駐車スペースが有り、今回は
そこに駐車していざ登山口へ。


太郎山の登山口に行くと、登山道には残雪が有り、踏み跡が沢山付いています。
残雪に乗ってみると、結構固くて雪の上を歩けます。


樹林帯はご覧のように、残雪が有って一部凍り付いています。
しかし下を水が流れるような窪んだ場所では、簡単に踏み抜いてしまいます。


日当たりの良い笹原の登山道では、ご覧のように乾いて楽勝とおもっていたのですが


コメツガなどの樹林帯に入ったら、雪も多く踏み抜きやすくなりました。
ステップキックで足場を確かめながら登って行きます。


後ろを振り向くと、金精山や白根山などの雪山が樹林の間から見えてきました。


そして、あれほど注意していたのに、とうとう残雪を踏み抜いてしまい、両足が
膝付近まで埋まってしまいました。

標高を見ると、1920メートルでした。
山王帽子山の頂上まであと100メートルの高さです。
しかし雪が靴の中にも入ってしまったので、今回はここで撤退することにしました。

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月山のアカヤシオ

栃木県内でも随一と言われるアカヤシオの群生地「月山」
5日の開花状況は、中腹から山麓にかけては咲いていますが、山頂付近は、まだ蕾が
多くて、チラホラしか花が有りません。
今週末から来週初めにかけて咲くかも知れません。
見頃は来週かな、天候次第ですが、今年は読めませんね。
駐車場は、栗山ダムのサイトに有りますが、花時は混みます。




写真追加しました

自在寺のしだれ桜


県道23号線 日陰から月山に向かう林道の入り口、自在寺のしだれ桜
あまりにも色が綺麗で、車を駐めて撮っていたら後続車が来て、あわてました。
後続車の方、迷惑をかけてすみません。

二年前の月山のアカヤシオの様子



ピンクに見えるのが総てアカヤシオです。陽が当たる前で霞んでますが凄かった。
ちなみに撮影日は2008年の5月4日です。撮影場所はバーベキュー広場から
昨年は裏年でしたね。それで今年に期待したのに残念。
大笹牧場から、月山が赤く見えたから来たと言う登山者もいましたよ。
月山の凄さを語るエピソードですね。