花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

遙かな尾瀬に行って来ました

2010年05月29日 | 登山

尾瀬ヶ原から見る至仏山

5月28日、鳩待峠から尾瀬ヶ原、三条の滝、段吉新道廻りで見晴から竜宮十字路
を通り鳩待峠まで一周する超ロングコースを歩いてきました。
GPSの距離を見たら27.65Kmでした。
もちろん各コースの合計距離よりも多いです。
それは私の場合、寄り道したり、行ったり来たりしているからですが、流石に
今回はくたびれ果てました。
私の一日で歩いた最高記録になりました。

最新のルートマップは
尾瀬保護財団のホームページをご覧下さい。
こちらのトップページから、「尾瀬に行くには?」→「ルート紹介」を見ていただければ
ルートが判ります。
またそこには、下の方に各ルートの詳しい案内も出ています。
標高、距離、およその歩行時間、ルートの見所も紹介されています。


古い地図には「中田代三叉路」というのが牛首の先に有りましたが
現在は「牛首分岐」になって、そこから左に「ヨッピ橋」に向かいます。

尾瀬に行ったのは、私が尾瀬保護財団の「友の会」に参加しているので
時々様子を見に行くことにしています。

昨年は6月8日に燧裏林道から段吉新道を歩いてトガクシショウマを見に行った。
そのことは12月25日のブログ「思い出の登山」に書いています。

登山記は後回しにして、今日は花の写真の紹介から始めます。
と言うか疲れすぎて書く気になれないのが真相 


まずは最新の花情報から、段吉新道の「トガクシショウマ」です。
まだ咲きはじめで、有名な群生地「大橇沢(オオソリザワ)」の斜面では有りません。
大橇沢はこれからで、この写真は別な沢で撮りました。
全体の様子はこんなです。

昨年は斜面に無数の足跡がありましたが、崩れたら花も無くなります。
斜面には入らないように御願いしますね。

尾瀬と言えば「江間章子」さんの「夏の思い出」にうたわれた「水芭蕉」ですね。

どなたか「夏が来なくても思い出す」と言ったとか言わなかったとか(笑)


場所によってはピークを過ぎかかっている所も有りました。


天気が良ければ見えるはずの山がすっぽり雲に隠れて、言わなくても判りますよね。
昨日の尾瀬は一日中曇り空、朝の気温は持参の温度計で7度でした。


リュウキンカの花も見頃を向かえ始めています。
この花、蕾も可愛いですよ。


リュウキンカと水芭蕉


鳩待から山の鼻に向かって行く時に多かった「イワナシ」の花
ピンクの筒型の花が愛らしい、大好きな花の一つ


何じゃこりゃ って思わず思った写真、自分で撮影して言うのも何ですが
平滑の滝です。
たぶん上が下流です。
展望台から下流側を向いて撮った為にこんな事に。

とにかく雪解けの水量が多くて、平滑の滝も三条の滝も半端では有りません。
轟音と水煙が上がって迫力満点、この時期のお薦めです。
但し、平滑から三条の滝にかけては、悪路の連続です。


ヨッピ橋の手前で見かけた小鳥、近寄っても飛ばずチョコチョコ逃げるだけ。
写っている木は「ヤチヤナギ」

近く尾瀬に行かれる方、現在の尾瀬は、残雪が非常に多いです。
木道が隠れている場所も有ります。木道のない場所はぬかるみです。
登山靴の防水対策が必要です。
防水スプレーで靴とスパッツを防水してからお出かけ下さい。

それと寒さ対策を考えて温度調節の出来る着替えを準備して行きましょう。

マイカーでお出かけする場合の費用は
戸倉第一駐車場は一日千円、鳩待峠までのシャトルバスは片道900円です。
日帰りでは合計2800円が必要です。
尾瀬の交通規制情報も尾瀬保護財団のホームページに載っていますし
花の情報も載っています。