ひまわりと筑波山 10月5日 9時43分撮影
10月5日火曜日
今日から筑波山自然展が開かれているので、久しぶりに筑波山に行ってみた。
筑波山口に近づくと、黄色い花が見える。
畦道を走って行ってみると、ひまわり畑だった。
どの花も東を向いて、背景に筑波山を入れると横顔しか撮れない。
思い切って近寄り、こちら向きの花をアップで入れて、注意をそらした(笑)つもり。
花友のKさんの影響を受けたのか、最近 花と山のコラボ写真を撮るようになった。
筑波山の大駐車場に行ったら、女性の方が立っていて、駐車料金を徴収している。
何だろうと思ったら、観光バスが料金徴収機の開閉ポールを破損してしまったとか。
ポールが無いと、自由に出入り出来るから、徴収係が来たという訳である。
それにしてもプロの運転手がバーに衝突するとは情けない。
私が登山の準備をして出かけるとき、すでに業者が来てポールを取り替えていた。
視線が合ったので何気なくニヤリと笑うと、向こうもニヤリと笑った。
しょうがない奴がいるよなーと、お互いに苦笑したのである。
筑波山神社に近づくと、こんな登り旗も立っている。
ケーブルカーで山頂駅まで行き、早速二階の休憩室に行ってみると、受付の準備をしている最中だった。
すでに何人かのお客様も見えて、熱心に展示パネルを見ている。
私も一通り見て回り、今頃咲き残っているかも知れない花を探して外に出た。
例年咲いている心当たりの場所に行くと、ツクバトリカブトがかろうじて咲き残っていた。
こちらはトリカブトの仲間でレイジンソウ、昔の雅楽の伶人達がかぶった冠の鳥兜に似ているので
レイジンソウになった。
撮影した場所は、数年前まで群落であったが、今年は数本のみだった。
御幸ヶ原に新しいトイレをたてるとき、古いトイレの廻りから野草の保護のため、土を移動した場所に
サラシナショウマが咲いていた。
花の咲き残りも少なくなって、蝶や蜂が沢山集まっていた。
御幸ヶ原まで足をのばすと、ツルニンジンの花が残っていた。
誰かが花の中を撮ろうとして、笹の葉の上にツルニンジンを寝かせていた。
便乗して私も中を。 見たなぁ 覗き魔め (笑)
トネアザミの花に、たくさんのアサギマダラが吸蜜に来ていた。
よく見ると、渡りの調査の為かマーキングの文字が書かれているようだ。
何と書いてあるのか、羽根をひろげるのを待ったが、こちら向きにはなってくれなかった。残念。
こちらの蝶は、羽根がボロボロになっているが「ルリタテハ」だそうである。
午後1時30分から、インストラクターによる自然観察ガイドツアーが始まった。
アブラチャンの木の前で説明するガイド担当のNさん、熱が入りすぎて説明が長くなり、予定のコース
を廻りきれないおそれが出た。
自然研究路を廻りながら、樹木や野草、立身石の上では、筑波山の成り立ちや岩石の説明を聞く
参加者の皆さん。
特に筑波山のブナは、全山を一本一本調査した事もあり、ブナの数は7千本あまりで、イヌブナの
1千5百あまりを加えると、8千本以上のブナが有ること。
最近の遺伝子の調査で、筑波山のブナは、三重県の大台ヶ原のブナのDNAに近いこと、間にある伊豆の
ブナとは似ておらず、何故離れた地域のDNAに似ているのかなど、かなり専門的な話も聞けた。
山の形から、筑波山を火山で出来た山と思っている人もいるようだが、実は海底のマグマが固まり
隆起して出来た山である事など、ガイドツアーならではの話が聞けて、面白い1日であった。
この記事は昨日アップする予定だったが、疲れてアップ出来なかったので、一日遅れの記事に
なっています。
記事中の今日とは、5日の事です。