花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

乗鞍岳の展望と紅葉

2010年10月13日 | 登山
10月10日に長野県の諏訪で、義弟の7回忌の法要に参加した後、義弟のペンションに泊まり
11日早朝に家内と家内の姉妹を乗せて、高速で松本に行き、乗鞍高原に向かった。
乗鞍高原のシャトルバス発着所に行くと、すでに駐車場は満杯、付近の空き地に駐車してシャトルバスの
切符を買いに行ったら、すでに8時台のバスは売り切れで、9時台の切符になってしまった。
全員が座れるように、定員分の数だけ同じバスの整理券が渡される。
私たちの整理券の番号は63で5番目発車のバスであった。
シャトルバスの終点、畳平は車で上れる日本で一番高い場所で、2千7百メートル余りの標高である。
さて登山記は機会が有れば書くとして、帰りの大渋滞で疲れ切ったので、今回は数点の写真のみにします。


乗鞍岳の紅葉1


色とりどりの紅葉


霧と紅葉の山肌


乗鞍岳の展望・槍・穂高が見える 剣ヶ峰は北アルプスの最も南にあり、目の前に
槍ヶ岳や穂高連峰が見えるので、槍・穂高の展望台とも呼ばれています 


権現池と雲海に浮かぶ白山 権現池は剣ヶ峰の山頂直下にある火口湖で、標高2,845m
御嶽山の二の池(2,908m)に次ぐ日本第二位の高さにある火口湖で別名一の池とも言う
尚、剣ヶ峰は権現火山体の外輪山にあたり、別名を権現岳とも言う。


富士見岳山頂から槍・穂高の展望 35ミリ換算70ミリ相当で撮影 富士見岳標高2,817m
北アルプスの写真を撮るなら、大黒岳の方が良いのだが、今回は剣ヶ峰に登るのでコース沿いの
富士見岳にした。


豊かな色彩が山肌を染める、実は剣ヶ峰に登るとき、登山をやめて紅葉を撮ろうか迷ったのである
午後になれば霧が出たり、曇る事も有るからだ。
やはり予想が当たったが、こんな風景もまた山である。自然の妙に思わず見とれるのだった。


カエデやナナカマドの赤、白樺の黄葉、ハイマツの緑、地表をチングルマが赤く染めて
ダケカンバの白い枝がアクセントになり乗鞍の秋模様を演出する


山腹を駆け上る霧のカーテンが開き、かすかな光りに燃える乗鞍の谷筋、乗鞍の紅葉は谷筋が一番と
言っても良い。

追記 歩いたコース
畳平→お花畑→富士見岳山頂→肩の小屋→剣ヶ峰(乗鞍岳)山頂→蚕玉山頂(尾根のピーク)→肩の小屋
→沢筋のコースを下山→肩の小屋口バス停→車道歩き→位ヶ原山荘前→バスで乗鞍高原へ
紅葉の写真は、車道を歩いて撮影した。総て手持ち撮影の為、ピンボケ有り。


乗鞍高原シャトルバス発着場付近から乗鞍岳を遠望

乗鞍岳関連メモ
乗鞍岳は、2,500m以上の山が23個もあるが、登山可能な山は8山だけである。
五ノ池は、五つの池が数珠玉状に連なる堰止湖、別名五色池とも言う。
畳平の脇にある鶴ヶ池は、満水時の湖面の形が鶴に似ているから
亀ヶ池は、鶴ヶ池火山体の火口湖

乗鞍岳の畳平までの車道は、昭和14年に日本陸軍の山岳航空実験所の建設計画で、資材運搬のため
平湯峠から畳平までの自動車道を作る計画が立てられ、昭和17年に完成した。
昭和23年には県道になり、昭和24年に30人乗りのバスが運行を開始した。

長野県側のバスの運行は、昭和39年に開始された。

乗鞍岳の情報は
のりくら自然共生研究所

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オマケ写真追加・10月25日


同じ場所から画角を変えて車道の紅葉を撮ってみた

こちらはズームして撮った写真・人工物を嫌う人もいるが、急カーブが画面に変化を付けて
面白いと思う


乗鞍岳の風景写真に、山名を入れて実験的に作ってみた展望写真
但し恵比寿岳の周辺は、解像度が低いため、山の境界がはっきりせず、推定で入れています
あくまでも参考程度にしてください。
摩利支天と不動岳は尾根続きの山で、一般の地図には、不動岳の山名は出ていません。
そのため、山頂の位置は推定となっています。
又、恵比寿岳と尾根続きの摩王岳も、同じ理由で推定です。
朝日岳の手前に有る蚕玉岳(こだまだけ)も、一般の地図には載っていません。
現地には山名の入った標柱が立っていますが、尾根のピークと言った感じです。
これらの名前は、「山と高原地図38乗鞍高原」に乗っている2万5千の地図を
参考にして入れています。