花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

日光・男体山に笠雲??

2010年10月28日 | 登山

昨日の夕方、五色山からの帰り、金精トンネルを抜けて湯元方面に下っていたら、前方の男体山に、笠雲状の雲がかかっている。
あわてて駐車スペースに止めて撮影したのがこの写真。
暗いし手持ち撮影なのでピンボケになってしまったが、日光では初めて見たのでちょっと嬉しい。
三脚をザックに縛り付けていたので、すぐ取り出せなかったのが残念!


こちらは、もう少し下った海抜1628メートルの標柱のある駐車スペースで撮影。
立木の枝がジャマで、イマイチだが、何とか撮影した。
曇り空で境界がはっきりしていないので、笠雲と言い切れないがそれらしく見えた。

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この時期は、冬眠前の熊がエサを求めて活発に動く、今年はエサとなるブナの実などが不作とかで
熊が町にまで出没して、射殺されたりしている。
西会津では、親子熊を射殺したことで、抗議のメールが殺到しているらしい。
町は住民を守らねばならず、困惑しているという。

生物多様性が言われているが、四国地方ではツキノワグマが絶滅こ近いという。

と言う訳で、昨日はヒグマ用の大形の鈴(北海道の知床で購入したもの)を付け、その上
ラジオをかけて歩いた。
五色山でラジオを聞いていたら、日光のいろは坂の上りが渋滞で、1時間もかかると言っていた。
これは、帰りは大変だなーと思っていたら、案の定夕方の5時過ぎなのに、立木観音入り口信号の辺りから
大渋滞で車は動かず、やっぱり遠回りでも沼田経由で帰れば良かったかと後悔した。

これから日光の山に登る人は、熊除けとスパッツは必須ですよ。
笹藪の露と雪解けで靴は泥だらけになります。


カラー樹氷と五色沼 (唐松の紅葉の色が模様となった樹氷)


底冷えの山・午後の三時になっても草の樹氷は溶けなかった


五色山の尾根の広場のコントラスト・午後の陽を浴びて輝く


凍り付く白根山


五色山の尾根は大展望・手前は湯元、日光連山の麓で茶色に見えるのは唐松の紅葉


五色山山頂


五色山山頂でお会いした青年に撮って貰った記念写真
金精山から縦走してきたと言っていたが、無事に下山しただろうか。前白根の方に歩いて行った。

弥陀ヶ池から菅沼に下る樹林帯は、すでに薄暗く、熊鈴の音以外何も聞こえない寂しさであった。
菅沼に着いたのは、午後4時48分過ぎである。すでに他の車は無かった。
売店前の駐車場にパトカーとレッカー車が2台来ていて、スリップか事故か車が積んであった。
これからは金精道路の凍結が恐い。ゆっくりと走って帰った。