ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

放念を、リメイク 「遠 恋」 恋よりも烈しく ー1-

2022年05月01日 11時55分16秒 | owarai

 

新型ウイルス・コロナが終焉後、
桜の季節に、佳代子は東京にやって
きてわたしの部屋に泊まり、不倫
の恋を終わらせた。

 別れ話しの前の夜には「京都に
戻る前に、奥さんのところに乗り
込んでいく」と息巻いていたけれ
ど、翌日の夕方、わたしが仕事か
ら戻ってくると、佳代子はベット
の中から力なく「お帰りなさい」
とわたしを出迎え、

そのあとに、「疲れた。別れと同
時に魂も、抜き取られたみたい」
と呟いた。その夜遅く、学ぶさ
んからわたしの部屋にかかって
きた電話に、佳代子は「いない
と言って」首をふった。

走るのを、佳代子はやめたのだ
った。

わたしはひとりで、走り続けて
いた。三月が終わり、四月が来
て、桜がすっかり散り、五月(
さつき)の蕾が膨らみ始めても
―――来る日も、来る日も。

朝、目覚めた時にはまっさき
に、あのひとのことを考えた。
朝には夕暮れ時の風景を、夜
になると朝の風景を、思い浮
かべる癖がついた。なぜなら
東京の朝は、ニューヨークは
まだその日の朝だから。

成田空港で、あのひとは教え
てくれた。
午前と午後を入れ替えて、二
時間引いたら、俺の時間。四
月になったらサマータイムに
なるから、引くのは一時間だけ。

これからは、同じ時間を共有
することさえできないのだと
思った。
俺の方がいつもあとから、追
いかけてるってこと。

朝と夜が反対になるなんて、
悲しいな。

なんで?
だって、同じ時間に同じ空、
見られないでしょ。
その代わりに、ふたつの時間
が持てて、ふたつの空を見ら
るじゃん。


コーヒーとクロワッサンと
フルーツの朝食をとって、
ひとり暮らしのアパートを
出るのは、七時四十分。あの
ひとの時間は夕方の六時四
十分。

わたしはいつも、少しずつ
暮れていくニューヨーク
の空を思い浮かべた。街を
思い浮かべようとしても、
行ったことがないから、
うまくいかない。

ひとりの例外もなく、誰の
心の中にも、大切な人が
棲んでいるのだと、当たり前
のことなのに、まるで初めて
知ったことのように、思う。

あのひとは今、わたしのこと
を想ってくれているだろうか。
わたしが想っているほどに


「わたしを眩しそうな目で見つめて」

2022年05月01日 11時47分05秒 | owarai

 

彼は、自分の持っている
すべての優しさを注ぎ込む
ようにして、微笑んだ。

その微笑みは、わたしだけ
に向けられているようにも
見えたし、わたしを通り越
して、

宇宙の彼方を彷徨(さまよ)
っている惑星の住人に向け
られているようにも見えた。

わたしたちはグラスを合わ
せた。カチッ、と音がして、

何かがつながり、もう二度
としないと決めていた恋が、
控え目に始まった。


ナケレバ、ツクレバ。

2022年05月01日 08時58分04秒 | owarai
 
 
 
 
夢がなければ
→つくればいい
希望がなければ
→つくればいい
元気がなければ
→つくればいい

どこにもないという理由
で、あきらめるクセは、
もうやめよう。
コドモの頃を思い出そう。

無敵のヒーローだって、
魔性のお城だって、タイム
マシンだって、
みんな自分のアタマで、
素敵につくりだしてたよね。

今ないものを描く「発想力」
が、今大切。
それをカタチにする「技術力」
、チーム作が行動力。

かっぱえびせんのメーカー
は、親の引継いだ小麦粉
会社の負債の中から生まれた。

ナケレバ、ツクレバ。

その気持ちを忘れずに、
どこにもない今日を、
想像もつかない明日を、

どんどんつくれば→
未来がもっと好きになる
(と、いいね)。
 
 

「苦悩と情熱」

2022年05月01日 08時56分19秒 | owarai

 

過去と未来がつながっている
ように、閉められるドアと
開けられるドアが、同じドア
であるように、
それらは、つながっているのだ。

空と大地が地平線で結ばれる
ように、私の心とあなたの躰
が夜の岸辺で、ひとつになれる
ように。