孤独を楽しみたかったら
都会にいるしかない。
人っ子ひとりいない場所
では、孤独は空気のよう
なもの、鍵もかけられない。
人間に限らず、服も料理
もすべてのモノは、多く
の中からふるいにかけら
れる。
そして、本物を見抜く人
ほど、そのふるいの目は
細かい。
後悔、先に立たず。とは
いうがあの世で悔やんで
も後の祭り。
嫌な上司にガマンできる
か、安い給料で笑えるか。
厚生年金があてになるの
か。
自分に正直になれば、挑戦
も怖くない。
アメリカ”ケンタッキーフライド
チキン”の
カーネル・サンダー
スが創業したのは65歳。
1958年4月5日長嶋茂
雄のプロ野球デビュー
戦でした。ゴールデン
ルーキーとして期待さ
れましたが、この日は
4打席4三振。
しかし、ほろ苦いデビュ
ー戦を経験した長島は、
のちに「ミスタージャ
インアンツ」として愛
される英雄となります。
授業料を払うのは学生
だけじゃない。生きて
いくうえでは、失敗
という痛い授業料を払
うことが多々ある。
けれど、その収穫は
想像以上に大きい。
失敗を恐れる人は、
何も得られない。
その角をまがり、階段を
のぼり、扉をあければそ
の人がすわっている。
とわかっているのに、
それが気の遠くなるよう
な道のりに思えてしまう。
されがまるで、まばたき
の間に逃げてしまうほど。
はかない時間に思える。
いとおしいものの前では、
時間や距離の感覚は
きれぎれになってしまう
んですね。
手をのばせば
さわれる近さにその人が
いて、手の中にバーボン
の香りがある。
それはきっと、この世で
いちばん短い時間かもしれない。
からだを動かす人は、若い。
からだを動かす人は、動か
さない人より、いっぱい汗
をかく。
からだを動かす人は、太陽の
下にいる時間も、
風に吹かれている時間も、
仲間と一緒にいる時間も
長い。
犬の散歩をしながら思わ
ず駆け足になったり、
スポーツウエアーを着て
いるから、
汚れを気にせず、すぐ花
や虫や動物と仲良くなった
りする。
からだを動かす人は、子ど
ものようにくやしがり、子
どものようによろこび、
そして、子どものように
よく笑う。
からだを、ぜんぶ使って、
生きよう。
せっかく与えられたいのち
です。
いくつになっても、そう思
って暮らせたら、素敵だと
思いませんか。