ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

すべてのひとのココロにはツバサがある。

2022年05月29日 11時03分02秒 | owarai

 

何もしなければ何も起
きない。
行かなければそれは
やってこない。
飛び出さなければ世界
は変わらない。

すべてのひとの心に翼は
ある。
使うか、使わないか。
世界は待っている。
飛ぶか、飛ばないか。
海をこえよう。
言葉をこえよう。
昨日をこえよう。
空を飛ぼう。

ココロノツバサ。

※すべてのひとは、自分
のココロにあるツバサの
存在に気がついたほうが
いい。それを知って、それ
を自由に広げることができ
るひとはあきらかに人生を
謳歌している。

何か新しいことに向う気持
ちをもつことはとても大切
なことだ、と思う。そのと
きの不安も、それを乗り越
え出会う風景の素晴らしい
さを思えば飲み込むことは
きっとできるはずだ。


「いやなことはすぐ忘れる」

2022年05月29日 08時59分38秒 | owarai

 

運のいい人は、 
出来事を次々へと運ぶ 
のがうまい人。 

たとえ、いやなことがあっ 
たとしても 

運の強い人は 
すぐ忘れたかのように気分 
を一新させ、 

そのいやなことを、 
素早く頭から消去し前進し 
ているものです。 

失恋と同じように・・・・・。 

いやなことをいつまでも 
ぐじぐじ思って忘れないでい 
ると、 

マイナス志向になり運が 
逃げていくのです。 

運よく前に進むために、 
いやなことは、すぐ忘れ 
る! 

というスタンスが大切です。 


好きでいさせて ―Ⅶ―

2022年05月29日 08時58分01秒 | owarai

 

見ているのがつらくなり、
そらした視線の先に、半分
ほどあいたドアが見えた。

ドアの向こうには、机とパソ
コン、その奥にベットの一部。
見てはならないものを見て
いるような気持ちになって、
あわてて視線をテーブルの
上に戻した。

「さ、どうぞ。めしあがれ」
ポットからカップにお茶を
注ぐと、カップのひとつを
わたしの目の前に置いて、
彼女はにっこりと微笑んだ。

あたりに、すーっと、ジャ
スミンの香りが立ちのぼる。
「ありがとう、とてもいい香り」
自分でも不思議だった。

どうしてこんなに、冷静でいら
れるのか。彼女に笑顔を返しな
がら「いい香り」などと、言っ
ていられるのか。
「あなた、カイセイのお友だち?」
「はい」

それ以外に、いったいなんと
答えたらいいのか。
「大学時代の?」
「いいえ」
そう答えとあと、尋ねてみた。
「あなたは日本語がわかりますか?」

はにかみがちに、彼女は笑った。
笑いながら、首をふった。
「いいえ。コンニチハとアリガ
トだけね」

会話はそこで途切れてしまい、
ふたりとも、ただ曖昧な微笑み
を浮かべて、向かい合っている
ことしかできない。彼女が先に
真顔に戻った。

「彼は、私たちのことを、彼の
親戚の人に知らせるために、日
本に行きました。亡くなった
彼のお母さんにも」

私たちのこと?

彼女の唇から、軽快に弾き出さ
れる言葉とその意味する内容が、
わたしの頭の中でひとつの像を
結ぶまでに、時間がかかった。

それまでずっと、なりをひそめ
ていた衝撃が、その時になって
やっと、はっきりとした形を成
し、押し寄せてきた。

本物の感情というのは、出来事
に遭遇した直後ではなく、しば
らくしてからじわじわと、やっ
てくるものなのかもしれない。

衝撃はゆるやかに、圧倒的に、
わたしの躰に乗り移ってきた。

まるで毒が効いてくるように、
ゆっくりと、わたしは打ちのめ
された。「裏切られた」。違う。
「信じられない」。いいえ、そんな
言葉とも、違う。

その時のわたしの気持ちは、到底
言葉にはならない種類のものだった。


「あしたのつぼみ」

2022年05月29日 08時56分38秒 | owarai

 

ひとつの季節が終わり 
かけた今 
おなじ花が咲きはじめた 
ころのように 

もう愛されことはないかも 
しれない 
それに今夜 雨がふりでもしたら 

あしたの朝には開かないまま 
終わってしまうかもしれない 
それならなんのためにきょう 
まで 

このつぼみを育ててきたのか 
花ひらくこともなく 
終わってしまうなんて 

そんなことばは持たない 
あしたのつぼみ 
そんなことばは知らない 
人間だけが持つそんななげき 
のことばは 

あしたのつぼみはひそかに 
ふくらむ 
夜をかけて 
たったひとりで 


「男の美しさ」

2022年05月29日 08時54分20秒 | owarai

 

 

『源氏物語』は平安中期に生まれた。
この時代は国母(こくも)と呼ばれた
ミカドの母をはじめ、女性らの発言力
が強かったため、女に好かれる美しい
女性的な男性が好まれた。

光源氏は「女にしてみたい美しさ」と、
たびたび描写され、当時は武家社会で
褒められるようなヒゲの濃い雄々しい
男は嫌われた。

この時代は女の長所を褒めるやさしい
男性がよしとされていたからだ。

現代の日本も美しさの基準」は、
ファッションから体型まで女性
よりになっている。

「スタイリッシュ」で「かわいい」
ものに人気は集まり、「男臭い」も
のは見向きもされない。

日本は男性社会と言われつつも、
家庭や職場では女性の存在感、
発言力は強く。男性を困惑させ
る場面も多々ある。

今の日本はそう考えると平安中期
と同じ女性寄りの社会なのだ。

 
 

男の矜持

2022年05月28日 10時49分37秒 | owarai
 
 
男にいちばん必要なもの。

それは、矜持だと思う。
(矜持:プライド、誇り)


武士は食わねど高楊枝で
はないが、

誇り高き男は、
どんなに貧しくても、
心まで貧しくはならない。

矜持を大切にする男は、
軽率にものを言わない。

矜持を持つ男は、
軟弱な姿を見せたりしない。

 

 
 

甘い物語は、耳を傾けることから生まれる。

2022年05月28日 10時46分53秒 | owarai

 

「男性のみなさん、世界中の 
女性にモテモテなのは男性で 
はありません。残念ながら。」 

欲ばりな男が浜辺で不思議な 
ビンを拾いました。 
それを開けてみると、妖精が 
飛び出し男に言いました。 

「私をビンの中から救い出し 
てくれてありがとう。お礼 
に、3つの願いをかなえて 
あげましょう。」 
男は迷わず「3億ドルがほ 
しい!」と言いました。 
するとびっくり。 
そこには3億ドルの札束が。 

次に「カッコいいオープン 
カーが欲しい!」と言いま 
した。すると、たちまちカ 
ッコいいオープンカーが 
現れました。 
そして味をしめた男は最後 
に「世界中の女から愛され 
たい!」と言いました。 

すると・・・彼は、 
おいしそうなチョコレートに 
なりました。 

チョコレートは、ひとを幸せに 
する。 
ただし、そんなに甘くないから 
願い事は、慎重に。 


「母が子に教えたもの」

2022年05月28日 08時40分55秒 | owarai

 

パリには料理学校といものが
ほとんどないそうで、
その理由は、

料理はやはり母が子にその
家の独特の料理法を教える
からだそうです。
TVで見るヨーロッパの家庭の
味は、特別なモノではないの
です。

着物の縫い方、料理法も、日本
では、母が子に教えたものでし
た。
それがいつのころかなくなって
しまったのです。

日本人は数十年というわずか
な間に、何か貴重なものを
失ってしまったのではないで
しょうか。
というより、忘れてしまったの
でしょう。

もし、忘れたのだとしたら、
今こそ、それを思い出す絶好
のチャンスだろうと思います。

人間は、一度、楽や贅沢に慣れ
てしまうと、それををもとに戻す
ことは、なかなか困難です。


余談ですが、部屋はモノを置か
ないのが美徳です。

それなのに安いからと、
品質が良いと自分に言い聞かせ
ユニクロやニトリで買い揃え
自分で部屋を狭くしているの
です(笑)

 昔の日本人は、食事のとき
ご飯を押しいただいて、感謝
しながら食べたものです。
今の日本人は、食事のとき
肥らないことばかり考えています。

この違いは、日本人の心に、
たぶん、天と地ほどのへだたりを
つくってしまったのではない
しょうか。

 

 
 

好きでいさせて ―Ⅳ―

2022年05月28日 08時39分14秒 | owarai

 

 

「何か、飲み物が欲しい?」
彼女はわたしにソファーを
すすめたあと、リビングルーム
の続きにあるキッチンに立って、
にこにこ尋ねた。

「コーヒー、紅茶、ジャスミン
ティ、グリーンティもあるのよ。
それともあなた、ワインを飲み
ますか」
喉がからからに渇いていた。

「ありがとうございます。じゃあ、
ジャスミンティをいただきます。
その前に、お水を一杯もらえま
すか」
「はい、わかりました」

彼女がお湯を沸かして、お茶の
準備をしているあいだに、わた
しはさり気なくあたりを見回し
た。いや、見回さなくとも、
次々にわたしの目に飛び込ん
できた。

テーブルの上に置かれている
雑誌、英語の新聞、そして日
本語の辞書。ボールペンとメモ
用紙。女物の腕時計。長椅子の
上にはクッションのほかに、
明らかにあのひとのものだと
わかるセーターとシャツ・・・。

それらは「あのひと」であり、
同時に「あのひとの不在」でも
あった。

飾り棚の上には、ファックス用
紙の差し込まれた電話機と、写
真立てがいくつか。大きく引き
伸ばされた彼女の写真。彼女が
両親と三人で写っているものと、
彼女の子ども時代の写真。

その隣に、コックの制服を着て、
クラスメイトと一緒に写って
いる、あのひとの写真。

それは、わたしのよく知ってい
るあのひとのようにも見えたが、
同時に、まったく見知らぬ他人
のようにも見えた。

この部屋で、あのひとは、この
人と暮らしていた。いいえ今も、
暮らしている。

ここには、わたしの知らない
あのひとの生活があり、それは
これからも続いていく。


本の中に、知性の神さま

2022年05月28日 08時36分42秒 | owarai

 

 

本の中に、知性の神さま 
が住んでいるという。

知性を伸ばせるかどうかは、 
本屋さんでの行動で 
わかる。 

手に取った本を、元の場所 
にそっと返す人は、知性を 
伸ばすことができる人。 


本屋さんでも、図書館でも、 
友だちの家の本棚でも、 
知性の神さまが住んで 
いる。


人生は、キャビアやコニャックだけでは、ちょっと足りない。

2022年05月28日 08時32分45秒 | owarai

 

開高健様。 

若くして文壇にその才能を 
認められ、企業の宣伝部にあって 
一世を風靡する宣伝をいくつも 
手がけるかと思えば、 
戦火のベトナムから命がけの 
ルポルタージュを書き送る。 
そんな多忙の間をぬって、 
地球の果ての大河に飛んで 
壮大なフィッシングを愉し 
む。すべてが桁はずれ。 
小説家の枠におさまらない 
行動力で人々を魅力した。 

彼のもうひとつの顔は、美 
食家。ワインやコニャック 
を愛で、キャビアに舌鼓を 
打ち、世界を縦横に駆けめぐ 
ってあらゆる料理を味わい 
尽くした。そんな開高健が、 
じつはお茶漬けファンだった。 
と言ったら、驚くだろうか。 
あるとき、彼は旅先から家族 
宛てた手紙のなかで 
「梅茶漬け、送れ」と書いた。 

まるで、どこにでもいるふつう 
の日本の男のように。 
ホッと息ぬきできる時間を求め 
るように。 
ひとの何倍もの濃密さとスピー 
ドで、59年の生涯を駆け抜け 
た男が、ただの男に戻るとき、 
そこにお茶漬けがあった。 

美食も冒険も人生を豊かにする。 
しかし、それだけでは何かが 
足りない。 
肩の力をぬいて、ふだん着の 
まま楽しめる何かが足りない。 
その何かとは、あったかくて、 
らくちんで、日本にしかない、 
サラサラおいしいもの。 

今夜の酒のシメ。 
ゆっくり、おいしい。 
梅茶漬け。 


「夢をみる」

2022年05月27日 11時03分53秒 | owarai

 

深い夜に、レールの向こうで 
たくさんの蛍が光る。 

そのうちにそれが、紫の羽を 
持った無数の蝶に変わり、 
なぜか白いシーツをバックに 
舞っている。 

それを小さな少年が、瞳をこら 
して見ている。 

横に、なぜかお下げ髪の少女に 
なっている私がいて、怖くてそば 
へ行けない。 
「帰ってきて、帰ってきて」と、 
叫ぶだけだ。 

 目覚めると、寝返りをうった彼 
の寝息がかすかに聞こえる。 
その体を、私はしがみつくように 
抱きしめた。 

朝、彼を送り出すときの、背中を 
見るのがつらかった。 
 彼に妻子がいようがいまいが 
どうでもよかった。 

ただ、 
いつも判然としない想いにおそわ 
れる。 
これが、最後ではないかと・・・・・。 

背を向けて遠ざかる時、 
一瞬、 
カレの存在自体が消えるような 気がした。