やっと涼しくなって過ごしやすくいなってきましたね。しかしちょっと前のあの暑さの中でのご主人様とビビ様の様子を報告いたしましょう。
「なんでここに片方だけあると思う?」
「う~む、あの執事の事だからにゃあ、蹴っ飛ばして脱いだ?とか」
「ボクは誰かがおもちゃにしたのかと思っていたんだけど」
「その可能性は低いにゃ。ほれそのサンダルを見よ・・・」
「・・・蹴っ飛ばして脱いだんだね。執事さんが・・・」
最近はこのお二方はなにかと一緒に居られるようで、仲が良くて嬉しいと思ってみたり。
「最近よく一緒にいますね。ご主人様とビビ様は」
「たまたまだにゃ」
「偶然だよ」
「先程もこの執事のスリッパを挟んで何やらお話が弾んでおられたご様子。執事は嬉しいでございますよ」
「蹴っ飛ばして脱いだスリッパについてはスルーにゃのか?」
「ははは、執事は忙しいのでございますよ。ご主人様のご飯代を稼ぎに行くでしょ。それからご主人様のおトイレの掃除をしなくちゃいけないでしょ。抜け毛舞う部屋の掃除もするでしょ。爪切りやハミガキもお手伝いしなくちゃおひとりじゃできないでしょ。毛づくろいも必要――」
「――ようするに、忙しかったと言いたいわけだにゃ」
「さようでございます。できれば蹴っ飛ばして迷子になっているスリッパを見かけましたら、片づけていただけると大変ありがたいのですが」
「・・・わかったにゃ」
「恐縮でございます」
実際はおもちゃになってどんどん合い方と離れていくということに(笑)
ビビ様は腹出しのお姿が大変キュートでございます。ご自分でもその魅力を存分に理解しているようで、これでもかとお腹を出してアピールいたします。
「さあ、存分に触って」
「いや~、申し訳ないですね。ビビ様」
わしわし、サワサワ。
執事もビビ様も夢見心地です。
「このテーブルの上が一番冷たくて気持ちいいんだよ~」
我が家のクロネコ様たちはこのテーブルがお気に入りのようです。
アンティークになりそうなくらいン十年前のものなんですが、まだまだ現役続行させられそうです。
*我が家でタンスに次いで古株のテーブルでした。