【無農薬野菜くるりんふぁ~む】~畑と元野犬たち~

愛知県の知多半島で、農薬・化学肥料・除草剤を使わず、丁寧に育てたお野菜を販売。ひとり農業と元野犬たちの日記。

農家の食卓

2016-02-15 | 農家の食卓

農家になってつくづく思いますが、美味しい食事って良い素材があれば簡単につくることができるんですよね。

ほとんどの野菜は生か、かるく火を通すだけ(葉物なら30秒くらい)が一番美味しいとおもいます。野菜の味が濃いので味付けなしでも十分。

ただ、それだけだとお腹がいっぱいにはならないし、飽きてしまうので、ボリュームがあって、簡単にできて、バリエーションがきく料理をよく作ります。

たとえば、

<菜の花のペペロンチーノ>

オリーブ油にニンニクと唐辛子を入れて、中~弱火にかけ、香りがたったら、菜の花と調味料(スープの素1/2:めんつゆ1:醤油1:パスタのゆで汁5)を合わせて、茹でたパスタにからめます。

和風な味付けが菜の花とあって美味しい~春のパスタです☆

ポイントは、スープの素(鶏ガラでもコンソメでも昆布茶でもなんでも)を入れることと、火が通り過ぎないように3分くらいでさっと和えること。

菜の花の代わりに、白菜やほうれん草、のらぼう菜、チコリ、レタス、エンドウ・・・等、いろいろなお野菜で応用できて、それぞれの野菜の味を楽しめます。

 

<豚肉とホウレン草のオイスターソース炒め>

ごま油にニンニクとネギを入れ、中~弱火にかけ、香りが立ったら、豚肉を加え、ホウレン草、調味料(スープの素1/2:オイスターソース1:水2)を入れさっと炒める。

こちらも、ホウレン草に火が通りすぎないように全体を5分くらいで作るのがポイント。

栄養バランスがよくて、モリモリご飯がすすむ一品です。

オイスターソースの代わりに味噌や醤油に代えたり、いろんなお野菜で応用できます。

 

といった、超~らくちん料理ばかりですが、食生活はとっても充実しております!

旬のものは栄養価が高いし、味も濃いです。なので、それにちょこっと手を加えるだけで美味しいんですね~

 

ちなみにお米は、横浜市緑区にある「新治谷戸田を守る会」の完全無農薬米。

農薬を使わずに昔ながらの方法でお米や野菜をつくりつづけている里山地域をみんなで保存しようという団体があり、父が参加しています。

年々味が良くなっていて、今年のお米はすごく美味しい☆

最近はもっぱら土鍋で炊いています。炊飯器よりずっと安く、簡単に、短時間でできて、しかも美味しいので超オススメ!

 

今週も、みどりオーガニックマーケットにて、菜の花・のらぼう菜・小松菜・ブロッコリ・ルッコラ・キャベツ・ホウレン草をもっていきます。

いまは端境期で少ないですが、寒にあたって甘く美味しいお野菜たちです

 

 


初霜~嵐~春?!

2015-12-15 | 農家の食卓

先週は畑に初霜がおりて、これから冬本番!と思って防寒の準備をしていたところに、嵐、そして異常な温かさが続いています。

くるりんふぁ~むでは、菜の花が咲いたり、通常の半分ほどの日数で小松菜が発芽しました。それは良いけれど、もちろんイモムシたちも元気なわけで、野菜をムシャムシャやっています。

近年になって毎年、今年は異常気象だ、と言われている気がしますが、これから一体どうなってしまうのか。皆さん、地球温暖化対策していますか?

 

ということで、せっかく菜の花が咲いたので、おひたしにして二足早い春を味わいました。


そして、メインディッシュは、最近マイブームのラディッキオ(チコリ)。

塩コショウした豚肉スライスで、たて半分にカットしたラディッキオを巻いてスティック状にし、こんがりソテー。仕上げにレモンを搾ります。ラディッキオのほろ苦さと香ばしい豚肉がナイスコンビネーション!

 

さて、今週のみどりオーガニックマーケットは、

ラディッキオ(チコリ)・ヤーコン・じゃがいも・里いも・細ねぎ・大根・春菊・白菜・ブロッコリ・正月菜 そして、

 

ノラボウナ。
菜の花の仲間ですが、ほろ苦さはなく、ほんのり甘みがあって茎の部分がやわらかく美味です。
おひたし、ごま和え、炒め物に。

 


今週のお野菜

2015-12-07 | 農家の食卓

今週のみどりオーガニックマーケットは、

じゃがいも・里いも・細ねぎ・大根・キャベツ・からし菜・春菊

そして、

ラディッキオ (トレヴィーソ)・・・イタリアでポピュラーなチコリの仲間で、抗酸化作用で細胞を活性化させる、アンチエイジングパワーを持つ食材!

イタリア料理が好きなお友達から種をいただいて育てました。
ほのかな苦みが特徴で、オリーブオイルやチーズ、クリーム系と相性がよく、イタリアでは、サラダやリゾットに使われることが多いようです。 

シーザーサラダ。からし菜、ゆで卵と一緒にシーザードレッシングで和えました。お好みでクルトンや粉チーズをトッピングするとGOOD!

 

グラタンを作って、最後に大きめに切ったラディッキオを入れてソースと絡め、グラタン皿に盛ってトースターで焦げ目をつけました。



それから、

ヤーコン

葉はヤーコン茶で有名ですが、根の部分も整腸作用が高く、健康食として知られています。
梨のようなサクサクとした食感と淡い甘みが特徴で、生のままスライスしてサラダがおすすめです。

春菊(生)と一緒にごまドレッシングで和えました。
ヤーコンの代わりに、柿やリンゴを春菊と一緒に和えても美味しいですよ。


バターナッツカボチャ

2015-08-30 | 農家の食卓

ここのところ雨の日が多く(ちょっと多すぎますね・・・)少し肌寒い時もあったりして、妙にお腹が空きます。

ということで、いま旬のバターナッツカボチャをご紹介。
スーパーなどではあまり見ないので、知らない方も多いようですが、その甘くクリーミーな食感からファンも多い、知る人ぞ知る!?お野菜です。   

外皮は肌色で、中は鮮やかなオレンジ色。果肉は粘質(ねっとり系)で、甘みが強いです。繊維が少なく、火を通すと簡単にペースト状になるので、プリンやケーキ等のお菓子に利用されることも多いようです。逆に言うと煮崩れやすいので、ホクホクにしたい煮物には向きません。

今回は、温かくても冷やしても美味しいポタージュと、一番簡単なソテーにしました。

 

ポタージュ:
バターナッツカボチャは、種を取って、皮をむき、厚さ1~2cmくらいにカット。
鍋に入れ、ひたひた位の水と、コンソメ1~2粒を加え、沸騰したら弱火にする。
カボチャが柔らかくなったら、粗熱をとって、木べらなどでクリーム状にする。(ミキサーやフードカッターを使うと、更になめらかになります)
牛乳を加えて好みのとろみにする。
塩・コショウで味を調えて出来上がり。
器に入れてからお好みで生クリームを。

 

ソテー:
バターナッツカボチャは皮をむき、厚さ1cmくらいにスライス。
フライパンに油をひき、中火~弱火で両面こんがりと焼く。
塩・コショウをふって出来上がり。
お好みでバジルを添えて。
一番シンプルにバターナッツの味と甘みを感じることができます。 


赤しそジュース

2015-07-28 | 農家の食卓

赤しそがあるならジュースにするといいよ。と前から聞いていたけれど、ジュースってあんまり飲まないしな~、とあまり興味がなかったのですが、あるサイトで、赤しそジュースの様々な効能(血液サラサラ、整腸、食欲増進、疲労回復、風邪予防、美肌など)が紹介されているのを見つけて、そんなに体に良いなら飲まなくちゃ!
ということで、作ってみました。

赤しそ300g、水1リットル、砂糖200g、レモン汁70cc
沸騰したお湯に赤しそを入れ、中火で20~30分煮出す。
赤しそを取り出し、砂糖を入れて、溶けるまで5分ほど煮る。
火を消して、レモン汁を入れ、冷ます。
飲むときは、赤しそジュース1:水または炭酸水1で割る。

キレイな色にできました。そして美味しい!
レモン汁が入っているのでとっても爽やかです。
炭酸と1:1で割って、畑しごとの後にグビグビっと飲むのに最適です。


旬を美味しく

2015-06-27 | 農家の食卓

先日初出店した、みどりオーガニックマーケットでは、師匠の太田さんや他の出店農家の皆さまに温かく迎えていただき、無事、初日を終えることが出来ました。
これから出来るだけ毎週出店する予定です。

お野菜を売っていて、よく「これ、どうやって食べるのがいい?」と聞かれます。
お客さんからお気に入りの食べ方を教えていただくこともあります。
そういったやりとりができるのは直売の楽しいところです。

ということで、私のお気に入りの食べ方を。

 

ズッキーニのガーリックソテー:
ズッキーニを1~1.5cmの輪切り(小さいものは縦切り)にし、ニンニクのスライスと一緒にオリーブ油で両面こんがりとソテーするだけ。仕上げに塩コショウ、お好みでレモン汁をかけて出来上がり。
かむとジュワッとジュースがでてきて、ズッキーニの美味しさを満喫できる一品です。

バジルのパスタ(ジェノベーゼ):
バジル、ガーリックオイル、松の実(または他のナッツ)、粉チーズ、塩、コショウ、レモン汁をフードカッターにかける。ゆでたパスタにあえて出来上がり。これは湯通ししたインゲンのスライスを一緒にあえています。
生バジルならではの濃厚な香りで、部屋中がバジルのいい香りに包まれます。

ミントティー(ミントウォーター):
ミント1~2本に熱湯を注ぐだけ。とても美味しいです。
今までハーブティーは、なんとも物足りない感じであまり飲まなかったのですが、これはハマリます。朝一番に飲むと、スーッとからだ全体にしみわたってゆく感じがとても心地よくて、ここのところ毎日飲んでいます。
そしてミントといえば、モヒート(ラムとサイダーに、これでもか!というくらい沢山のミントを入れる夏のカクテル)。夏の夕涼みにつくりたいと思います。