【無農薬野菜くるりんふぁ~む】~畑と元野犬たち~

愛知県の知多半島で、農薬・化学肥料・除草剤を使わず、丁寧に育てたお野菜を販売。ひとり農業と元野犬たちの日記。

そら うちに来て1週間

2020-02-08 | 野犬から家庭犬へ 空の話

気温が下がり、畑の水に分厚い氷がはりました

 

空がうちに来て1週間。

毎日いろいろなことがあり、一日一日が濃いです。

家の中では、だいぶリラックスしてきました。

いつもコウが使っているマットと

空のために用意したマットを、すぐにかぎ分け

ちゃんと自分のマットを使っています。

ドッグスクールポチパパさんで訓練を受けたので、お散歩は完璧

小学生の集団は「THE 恐怖!」ですが(←保護犬あるある)

行きかう人や車には、私が前に立ってガードすれば

怖がらなくなり、足取りも軽くなりました。

お散歩から帰って家に入る際、動かなくなってしまう事や

車に乗らせる練習方法、今後の流れなどについても

引き続きポチパパさんに相談し、アドバイス頂いたので

これから先の自信がつきました。

成犬の保護犬を迎え入れる難しさを実感し

いつでも相談し、的確なアドバイスを受けられる事が

どれだけ有難いか。

成犬場合、幼犬と違って、危険を回避する想像力が高いため

野良のときは、何事にも動じない堂々とした子でも

リードにつながれ、拘束された状態では

全ての人工物や人に対して、臆病になってしまいます。

まだまだ、空にとって未知の、怖いものが沢山ありますが

これからも一緒に乗り越えられると思います。

そして実は、先日、アクシデントがありました。

逃走防止のため、あらゆることを想定して

これでもかっていうほど、細心の注意を払っているつもりでした。

が、お散歩に行こうとリードを着け、外に出て

空がブルブルっとした瞬間、リードがストンと落ちたのです。

金具がちゃんとはまっていなかった・・・

心臓が縮み上がりました。

平静を装い、とりあえず知らんぷりして歩き

空と逆方向に走りだすと、空が着いてきました。

そのまま、浜辺を散歩し、走ったり、かくれんぼしたり

とにかく楽しく、母さんは焦ってなんかいないよ、という感じで。

久しぶりにフリーになって、私を追いかける空は

とても嬉しそうでした。

あまり空に意識を向けてはいけないので

知らんぷりして、前を歩き、空に着いて来させました。

このまましばらく遊んで、夕方には連れて帰れるかな・・・

ふと、振り返ると、空がいない!

見失ってしまった!

心臓が口から出そうになりながら

行きかう人全員に「白い犬見ませんでしたか?」と尋ねましたが

誰も空を目撃していませんでした。

車で探しに行こう。

徒歩30分くらいの所にある、リラちゃん(空の奥さん)のうちに

真っ先に向かいました。

いつものように、大歓迎してくれるリラちゃんを撫でていたら

向こうから空が、満面の笑みで走ってきました!

私とリラちゃんの間に入ってきたところで

首輪をつかんで捕獲!

腰に巻いたリードにつなぎ、地べたに寝ころんだまま

しばらく動けませんでした。

リードが外れてから約2時間、生きた心地がしませんでした。

リラちゃんがいたから良かったもので

空はこの場所に土地勘があり、自活できるだけに

捕まえられたことが、奇跡に感じました。

あんなに注意していたのに・・・

振り返ると、いろいろなことを想定し注意していたあまり

いま現在の手もとの事に、注意が散漫になっていました。

反省に反省を重ね、もう二度と

二度と、二度と、こんなことがないように

でも、神経質になることなく、注意していきたいとおもいます。

空、もう二度と君を放さないよ(誓)

 

ちなみに、コウは少しやきもち焼くこともありますが

いつも通り、こねくり回して愛情を注いでいるので

お利口さんに協力してくれています。

コウちゃんありがと