季節の風音

季節の移ろいや日々の風を写真とともに綴ります。

確定申告に行って来た

2012-03-13 09:05:20 | 日記



申告期限が近づいて毎年あわてて申告に行く。
早めに行けばいいのに、寒いからもう少し後でとかまだまだ日にちがあるからと
毎年先送りにして、いつもぎりぎりになってしまう。



この場に立って昨年を思い出す。
税務署を目の前にぐらぐら揺れ始めた。
最初は何の事だか分からず、自分がおかしくなってこのまま倒れてしまうのかと思った。
その間「心筋梗塞とか脳梗塞とかで倒れる時はこんな感じなのかなー」と思った。

目の前の市役所の古いビルが揺れている。
窓から人が「地震だー!」と叫んでいてその時地震だと知り、「あー、私がおかしいんじゃないんだ」と安堵した。
しばらくは外で待機後、申告を済ませた。


大変な地震だったとはその場では知る由もなく、
ビルに入ったらエレベーターもエスカレーターも停止、仕方なく6階まで階段を上った。
その時点でもまだ鈍感な私は普通に歩き回り、そこで2度の余震。
その時はトイレの中で、外に出たら誰もいなかった。
入る前は行列だったのに・・・・・

この時点でもまだゆったりと階段を下り、帰ろうと歩き出したら、道路に人があふれてる。
子供は皆防災頭巾で道路に座り込み、OLは寒さよけにストールを肩にかけ、立ちすくんで。



ざわざわした会話の中で東北で震度7の地震があったらしいと知った。
もしかして、我家も家財などが倒れているかもと心配になった。




駐車場まで距離にして3キロ弱、税務署には駐車できないので遠くのモールに車を止めていたから。
翌日のパンが無いので買おうしたら「ホタルの光が流れている」なぜ?と思ったら社員が本日は閉店しますと。
大急ぎでパンだけ買って上階にある駐車場に行ったら止まっていたのは我車だけ。きっと車を出すよう放送があったんだろう。
駐車場は一面の泡、もしかしてスプリンクラーが作動したのかな。




帰り、灯油を買ってガソリン入れて帰宅。
家の中は大丈夫だった。小さな写真立てが倒れていたくらい。


翌日からのガソリン、灯油の混乱。
私はそれを見越して入れた訳でも何でもないのに、帰りに入れておいてすごく助かった。




あれから一年、被災された方々のご苦労を想う時、遠くから何の手助けもできないのでせめて東北の物産でもと。
モールでは東北応援コーナーがあった。微々たるものでもチリも積もればだから。




今朝も真っ白い富士山が青空にくっきり。
“今日も一日元気でね”、とエールを送ってくれているみたいに。

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