REYの世迷言

日々の日記風ブログ

DVD カッコーの巣の上で

2009-10-18 | Weblog
♪静かな湖畔の森の陰から
 もう起きちゃいかがとカッコーが鳴く
  カッコーカッコーカッコカッコカッコー

カッコーといえば爽やかな高原の朝 っていうイメージですが、
実は他の鳥の巣の卵を食べてしまうというとんでもない鳥だったんですね。
(横取り鳥、略して横鳥)

で、『カッコーの巣の上で』です。
昔から観たかったけどみのがしていた作品。
ニットキャップを被ったジャック ニコルソンの表情が迫力ありすぎで
(んーシャイニングと混同してる?)
アカデミー賞総なめという名作なのに観てませんでした。

一言でいえば(本当はいえないんだけど)人間の尊厳とは、生きる価値とは、を問うている重い作品でした。
秋晴れの明るい陽射しは似合わない、初冬の鉛色の空の感じでした。

人生なんて紙一重の差しかないんですよね。
ラストシーンに賛否両論あるようだけど、私はあのラストでよかったと思う。
寡黙なラストシーン。   

ずい分昔の映画だけど、あの頃『猿の惑星』でもロボトミー手術(?)してたようにそういう問題提起の風潮があったんだろうか。

ちょっと心が重く、つらくなったけど、観てよかったといえる作品でした。