REYの世迷言

日々の日記風ブログ

TBS 『99年の愛』で感動した

2010-11-10 | Weblog
もう数日前になりますが、TBSのスペシャルドラマ『99年の愛』5夜連続を観ました。
主役級なのが、嫌いな泉ピン子ということ、それと戦争をテーマにしたものは
だいたいテーマが《死》と《別れ》になりがちなので、敬遠して初日は見逃してしまいました。

2話か3話目で、偶然画面にいたのが大好きな笹やん。
それで、観始めたら面白くて面白くて、何故1話から観なかったのかなあと後悔しきりです。
でも、橋田ドラマは一話抜いても繋がる!という大きな特徴があるので
わからなくはなかったけど。


アメリカに渡った日系2世の物語です。
途中で第二次世界大戦が始まって、その中でどう生きたかが主軸になっていました。
今はアメリカも飛行機で容易にいけるし、アメリカで活躍するイチローや松井の姿も毎日のようにテレビで見れるし、日本語には英語が混じってきちゃってるし、マックはもはや日本食並みだし、とかなりアメリカというものが身近になっていると思います。

でも、この戦争前後というものは
やっぱり日本人は日本人として一線を引いていた気がします。
それは特に、一世を演じた父(中井貴一)や収容所の同室の庭師(笹やん)の言動でも
わかります。

今、現代を生きている私たちはそれほど日本を意識しているか、日本人としての誇りをもっているかと聞かれればそれは、残念ながらNOです。
それは戦前の教育も関係と思いますが。

とにかく、日本人の誇りを持って懸命に生きてるドラマの登場人物に感動しました。
そして、自分は精一杯生きてるんだろうか、生きていないよな、と珍しく考えてしまいました。


。。。ここからいつものミーハーな感想です。
主演はスマップ草なぎとごくせん仲間由紀恵。
しかし、次男役の松ケン(松山ケンイチ)の一人勝ち。
松ケンのまともな役(普通のキャラ)は初めてみたような気がするけど
すごく良かった。大河も(2012)頑張れ。
あと、末っ子役川島海荷の演技には泣きました。

笹やんは頑固親父だったけど、最後に違う収容所に移されるとき
ここも広くなりますが、みなさんでお使いくださいという台詞回しは
いつものバクマツの笹やんでした。

それから、どうでしょう大泉さん。
意外に体格がいいのであの役はよく合ってました。
珍しく真面目な役。

ピン子は三角巾の似合う女優NO1でしょう。
収容所を出て中華料理の食堂ではたらく様子は幸楽でした。(見てるんじゃないの、やっぱり)

あと配役もよかった。
仲間→八千草薫
松ケン→上条恒彦
川島→岸恵子
何となく似てます。

橋田先生もお年なのに(たぶんチーム橋田は存在すると思うけど)
頑張ってるなあ。
時々(特に孫やひ孫)渡鬼調の妙に年寄りくさい言い回しがあったけど
それも橋田ドラマと思えば。。。まっいいか。

TVドラマで久々拍手の作品でした。
DVDでたら連続して観たい。
↓参考
http://www.tbs.co.jp/japanese-americans/