2022.07.05更新 現時点で最新の状態に整理しました。
埼玉県水道局が事業運営する流域下水道には、荒川左岸南部流域下水道、荒川左岸北部流域下水道、荒川右岸流域下水道、中川流域下水道、古利根川流域下水道、荒川上流流域下水道、市野川流域下水道、利根川右岸流域下水道の8流域下水道が整備されています。
今回は、古利根川流域下水道に係わる蓋を整理します。
古利根川流域下水道に接続する関係自治体は、久喜市(旧久喜市、旧菖蒲町、旧鷲宮町、旧栗橋町)と加須市(旧大利根町)の2市です。
幹線は、栗橋・大利根幹線、鷲宮幹線、菖蒲第一幹線、菖蒲第二幹線の4幹線です。
汚水の最終処理は、久喜市吉羽にある古利根川水循環センター(昭和58年供用開始)で処理され古利根川支流の中落堀川に放流されるようです。
昭和28年当初、久喜菖蒲広域公共下水道として事業が着手され、昭和49年度に処理開始しました。その後、県が昭和52年度から流域下水道事業として管渠及び中継ポンプ場の建設に着手し、昭和58年4月に、既設の終末処理場(現在の古利根川水循環センター)及び公共下水道管渠の一部が県に移管され、流域下水道として処理を開始しました。(古利根川水循環センターHPより)
こちらは、古利根川水循環センターの入口の風景です。
こちらは、センター内に設置されていた蓋です。
以下にありますが、幹線名の表記部分が削られているようです。
こちらの蓋は、「マンホールサミット2017」の会場に展示された蓋です。
私が訪問した時には、古利根川水循環センター内で展示蓋は見かけませんでした。
埼玉県流域下水道の8種類のマンホールカードは、第4弾として平成29年1月に川越市で開催された「マンホールサミット2017」の会場で先行配布され、公式には4月より配布されました。
こちらが、古利根川流域下水道のマンホールカードです。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
利根川には「東遷事業」の歴史があります。これは、水害の軽減や新田開発などを目的に川の流れを東に変えた大事業で、文禄3年(1594年)の大改修までは古利根川が利根川本流であり、東京湾に注いでいました。 現在の利根川は太平洋に向けて約320kmの流れを形成しています。 本デザインは、利根川で見られる「ハクレンジャンプ」を描いたものです。 ハクレンはコイ科の淡水魚で、5月から7月にかけて産卵のために遡上し、久喜市栗橋付近で数十匹が一斉にダイナミックなジャンプを披露します。 その光景は今や利根川の風物詩となっていますが、なぜハクレンがジャンプをするのかは依然ナゾのままです。
それでは、マンホール蓋の整理に入ります。
最初は、菖蒲第一幹線に係わる蓋(記号「ショ-99」が付いています)です。
こちらは、マンホールカードの座標点に設置されているカラーデザインのマンホール蓋です。
久喜市内を通る「いちょう通り」と「六間通り」が交差する交差点の歩道上に設置されています。
下部の管理番号欄には「ショ-7」と表記されています。
こちらはノンカラー蓋です。
下部の管理番号欄に左蓋は「ショ-67」、枠に模様がある右蓋は「ショ-77」と表記されています。
こちらは親子蓋です。
下部の管理番号欄に左蓋は「ショ67-3」、枠に模様がある右蓋は「ショ-70」と表記されています。
こちらは、JIS規格模様の蓋です。
下部の管理番号欄には「ショ-6」と表記されています。
こちらは、空気弁の蓋です。
下部の管理番号欄には「ショB-6」と表記されています。
菖蒲第一幹線に係わる蓋でしょうか。
次は、菖蒲第二幹線に係わる蓋(記号「ショ-2-99」が付いています)です。
下部の管理番号欄には「ショ-2-1」と表記されています。
こちらは親子蓋です。
下部の管理番号欄には「ショ-2-1C」と表記されています。
次は、鷲宮幹線に係わる蓋(記号「ワシ-99」が付いています)です。
下部の管理番号欄に左蓋は「ワシ-44」、枠に模様がある右蓋は「ワシ-40」と表記されています。
こちらの蓋は、栗橋・大利根幹線に係わる蓋(「フク-46」)です。
「フク」は幹線名から想像できませんがどのような意味を持つものか?です。
下部の管理番号欄に左蓋は「フク-80」、枠に模様がある右蓋は「フク-45」と表記されています。
こちらは、JIS規格模様の蓋です。
下部の管理番号欄には「フク-81」と表記されています。
以上で、その4.古利根川流域下水道のマンホール蓋の整理は終了です。
その5.では、荒川左岸北部流域下水道のマンホール蓋を整理します。