文京区の経緯は、明治11年に郡区町村編制法により小石川区と本郷区が成立します。その後、昭和22年3月東京都の区部が22区(後に23区)に改編された時に、小石川区と本郷区の二つが合併し文京区が誕生しました。
文京区は、東京都の区部(23区)の中心地に近く、都心3区(千代田、中央、港)のやや西北部に位置しています。皇居を中心とすれば、その北の方角に当たり、俗にいわれる「山の手」の一角にあって、東は荒川区、台東区、西は豊島区、新宿区、南は千代田区、北は北区と境を接しています。
地形は、東蔵野台地の東縁部にあたり、こう配の急な坂と崖と、江戸川(神田川)や千川・藍染川(ともに現在暗渠)などにつくられた低地の部分、また関口台、小日向台、小石川台、白山台、本郷台の5つの台地に分かれ、台地と坂、台地にかこまれた幾つかの谷から成り立っています。
面積は11.29平方キロメートル、令和4年6月1日現在で、人口は22.8万人強、世帯数は12.5万世帯強となっています。
区章は、文京区の姿を象徴する「文」の字を図案化したものです。(昭和26年3月1日制定)
こちらは、区のシンボルマークです。(平成29年3月15日制定)
大きさの異なる円を組み合わせることにより、「文」の形を表現しています。
シンボルマークの制作者は、文京区在住の野老朝雄(ところあさお)氏です。野老氏は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会エンブレムをはじめとした、多くの作品をデザインしたアーティストです。
区の花は「ツツジ」、区の木は「イチョウ」です。(以上は、文京区HPより)
文京区内は、汚水と雨水を一つの管で流す合流式となっているようです。
区部の下水道は、10処理区に分けられ下水処理が行われるようです。文京区の多くは三河島処理区に該当するようですが、一部に芝浦処理区に該当する区域もあるようです。
三河島処理区は、荒川区にある三河島水再生センターで処理し、隅田川に放流しています。また、一部は東尾久浄化センターでろ過し、さらにきれいにして隅田川に放流するほか、三河島水再生センター内の機械の洗浄・冷却などに使用しています。
芝浦処理区は、港区にある芝浦水再生センターで処理し、東京湾(運河)に放流しています。また、その一部を繊維ろ過してセンター内で機械の洗浄・冷却・トイレ用水に使用しているほか、オゾンによってさらにきれいにしてから近隣地区にトイレ用水等として供給しています。
前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に入ります。
東京都23区内の下水処理は、東京都下水道局が管理・運営していますので、以下のようなデザイン蓋で統一されています。
左蓋が一世代前、右蓋(上部に耐荷重記号「T-20」、中央に管理番号欄)が最新のデザインです。
しかし、区が管理する道路や公園などでは、区章など区を識別できる固有の蓋が設置されている場合があります。
こちらは、中央に区章、その周りにたくさんのシンボルマークが配置されたデザイン蓋です。
区立「教育の森公園」内の道路に設置されていました。用途は未確認です。
こちらは、雨水桝や雨水浸透桝の蓋です。
こちらの蓋には、区の花「ツツジ」と区の木「イチョウ」の葉がデザインされています。
こちらは、電線共同溝(CCBOX)の蓋です。
団子坂上交差点から区立本郷図書館に入る道に設置されていました。
こちらは、災害用トイレの蓋です。
大観音児童遊園内に設置されています。
最後は、公共基準点の蓋です。
以上で、東京都文京区のマンホール蓋の整理は終了です。