これは、夏に植え付けた「にしゆたか」と言う品種のじゃがいもです。
いっぱんに秋作のじゃがいもと言われています。
12月から収穫できるようになり、3月までは土の中でずっと保存できます。
土から掘りたてのものが新じゃがなので、冬の間中、ずっと新じゃがが楽しめます。
3月になると芽が出てきてしまうので、すべて掘り上げる作業をしています。
にしゆたかはやや粘質で、荷崩れが少ないので煮物やカレー、シチューに最適です。
フレンチフライにしても、とってもおいしいですよ。
にしゆたかを収穫する一方で、今度は春植えのじゃがいもを植え付けます。
関東では春作と秋作の二回、じゃがいもが作れるのです。
写真は「キタアカリ」です。ポクポクのじゃがいもでは不動の人気を確立しました。
荷崩れしやすいですが、コロッケ、ポテトサラダにすると、本当においしいですね。
筆者も大好きなじゃがいもです。
芽の部分が明りがついたように赤くなるので、キタアカリと言う名前になったようです。
人気急上昇中の「インカのめざめ」です。こちらも春植えに選びました。
ややねっとりした質感で煮崩れしにくいので、煮物に使えます。
最大の特徴は栗に似た食味があると言うことです。
サツマ芋に似ているとも、かぼちゃに似ているともいわれます。
貯蔵の大変なさつまいもやかぼちゃに変わり、スープやお菓子、アイスクリームなどにも加工できると言うので、
料理をする人間としては、とても魅力的なじゃがいもです。
キタアカリとインカのめざめをさっそく植え付けていきます。
たっぷり元肥を入れた畑を、トラクターで耕して、30センチ間隔に穴をあけていきます。
あけた穴にじゃがいもをポンポンリズミカルに入れていきます。
あとは鍬で、穴に土を寄せていくだけです。
昔は土に溝掘って、溝にじゃがいもを並べていたんですが、これだと1日がかりの大変な作業でした。
作業が終わるころにはへとへとです。
今回の方法なら、鼻歌を歌いながら、半日もかからず終わります。
楽勝です。