昨日は中国のバブルについて書きましたが、なぜバブルになり,そしてバブルが崩壊するのか、それを避けることはできないのかに触れてみます。
大分前にバブルとは何かをこのブログで書きましたが、探すのが大変なので思い出し再度書いてみます。
それは、100人もしくは1000人の人がある会社の株を持っているとします。背景となるのは金余り、好況という経済活動です。そのような状態では資産として、また利益を生み出すものとして、その株を売る人が少なくなり、買いたいという人が複数あるとします。その中でほんの一部の人が、つまり一人の人がその株を売るという行動にでます。買いたい人がその一人の持っている株に集中します。そして売買が成立したとき、その株は高値で取引されたことになります。つまりここでは一人の株の売買が1000人なら1000人の人の株の価値を高めてしまうわけです。
もっと砕けて書きますと1000人が持っている株が全体で1億円(一人当たり10万円)だとします。ここで一人の売買成立で10万円の株が1割上がったとします。一人当たりの持ち株は11万円になったわけです。全体では1億1000万円という、売買に参加しない人の分までも入れて、全体が一人の売買で引き上げられてしまうわけです。そして結果的には、そこでは株を買うということではカネは動きますが、人から人に渡っただけですので市中のカネは株が上がっているにもかかわらず、金は人から人の手に渡っただけで減少はしません。
またその結果,株の値上がりを見ている人たちは、買い方にまわり、売りの少なくなった株に集中します。買えば上がる、上がるから買う。いくらでも少数の売買が値を吊り上げていくという結果になります。全体で1億円の株がやがては少数の売買で2億円になり3億円になるということです。これがバブルの正体です。このことは金価格にもいえることであり、資源の高騰にも言えることです。
ただこのようなことは全てについてインフレという判断ができますが、一般の生活に影響の範囲が及ばなければ、金融政策というかたちの引き締めが行われませんが、一般物価に跳ね返ってくれば、政治的判断でカネの流通を絞っていくということになります。それは預金準備率の引き上げ、預金金利の上昇、また銀行への貸し出し規制等インフレを抑える形の介入を行います。
ある時間経過後、株であれば値下がりをしていくわけです。それが何かの事情で売りが強くなれば、つまり複数の売り方があるのに買い方が一人だとしますと、一人の売買で売り買いが成立します。その時、1割方下がっていれば全体が持っている株自体も売り買いに参加しなくても1割下がってしまうわけです。
当然、資産の減少が起こればみなが売り方に周り結果としてふくらんでいた株価格はしぼんでいくことになります。これがバブルの崩壊です。
このことは金価格にもいえます。アメリカは相当数の金を持っているといわれています。そのことでアメリカが金持ちだと錯覚したら大間違いです。金持ちになるのは手持ちの金を裏づけとした金の兌換紙幣(金本位制)を発行すれば大金持ちになれますが、金の売買では大金持ちにはなれません。なぜなら大量に金を売ればどこまでも金価格は値下がりしてしまうからです。
それらは全てのものに共通してしまうということです。
中国のバブルが、はじければ世界全体が消費に対し守りの姿勢になるかもしれません。デフレでは貨幣価値が上がるわけですから、カネが全てになるかもしれません。
上記文章は既にわかっていることかもしれませんが、一応は書いてみたわけです。
大分前にバブルとは何かをこのブログで書きましたが、探すのが大変なので思い出し再度書いてみます。
それは、100人もしくは1000人の人がある会社の株を持っているとします。背景となるのは金余り、好況という経済活動です。そのような状態では資産として、また利益を生み出すものとして、その株を売る人が少なくなり、買いたいという人が複数あるとします。その中でほんの一部の人が、つまり一人の人がその株を売るという行動にでます。買いたい人がその一人の持っている株に集中します。そして売買が成立したとき、その株は高値で取引されたことになります。つまりここでは一人の株の売買が1000人なら1000人の人の株の価値を高めてしまうわけです。
もっと砕けて書きますと1000人が持っている株が全体で1億円(一人当たり10万円)だとします。ここで一人の売買成立で10万円の株が1割上がったとします。一人当たりの持ち株は11万円になったわけです。全体では1億1000万円という、売買に参加しない人の分までも入れて、全体が一人の売買で引き上げられてしまうわけです。そして結果的には、そこでは株を買うということではカネは動きますが、人から人に渡っただけですので市中のカネは株が上がっているにもかかわらず、金は人から人の手に渡っただけで減少はしません。
またその結果,株の値上がりを見ている人たちは、買い方にまわり、売りの少なくなった株に集中します。買えば上がる、上がるから買う。いくらでも少数の売買が値を吊り上げていくという結果になります。全体で1億円の株がやがては少数の売買で2億円になり3億円になるということです。これがバブルの正体です。このことは金価格にもいえることであり、資源の高騰にも言えることです。
ただこのようなことは全てについてインフレという判断ができますが、一般の生活に影響の範囲が及ばなければ、金融政策というかたちの引き締めが行われませんが、一般物価に跳ね返ってくれば、政治的判断でカネの流通を絞っていくということになります。それは預金準備率の引き上げ、預金金利の上昇、また銀行への貸し出し規制等インフレを抑える形の介入を行います。
ある時間経過後、株であれば値下がりをしていくわけです。それが何かの事情で売りが強くなれば、つまり複数の売り方があるのに買い方が一人だとしますと、一人の売買で売り買いが成立します。その時、1割方下がっていれば全体が持っている株自体も売り買いに参加しなくても1割下がってしまうわけです。
当然、資産の減少が起こればみなが売り方に周り結果としてふくらんでいた株価格はしぼんでいくことになります。これがバブルの崩壊です。
このことは金価格にもいえます。アメリカは相当数の金を持っているといわれています。そのことでアメリカが金持ちだと錯覚したら大間違いです。金持ちになるのは手持ちの金を裏づけとした金の兌換紙幣(金本位制)を発行すれば大金持ちになれますが、金の売買では大金持ちにはなれません。なぜなら大量に金を売ればどこまでも金価格は値下がりしてしまうからです。
それらは全てのものに共通してしまうということです。
中国のバブルが、はじければ世界全体が消費に対し守りの姿勢になるかもしれません。デフレでは貨幣価値が上がるわけですから、カネが全てになるかもしれません。
上記文章は既にわかっていることかもしれませんが、一応は書いてみたわけです。