現在世界で大きな問題となっているギリシャの財政赤字。しいて言えばユーロ圏を構成している国の中で少数の加盟国の財政赤字問題ともいえる。
それらを解決させこの先ユーロ圏として存続できるのか、もしくはユーロ圏から問題を抱えている国が自発的に離脱し、一つの国として通貨を独立させるということがこの問題を解決する方法ではないかと。私のつたない知識ではあるが、できる限りあらゆる面から考察して見たい問題だと考え、少しずつであるがここで書いていきたい。ただあまりにも大きな問題であることから書いたものがあとから読み返し、解決にそぐわなかったという危惧を感じてはいるが。
最初に新聞の記事から入っていきたい。
10月3日朝日新聞朝刊にこのような記事が載っていた。『タイトルはギリシャ元首相が警告』
「ユーロ圏出たら、通貨価値半分に」
その内容はギリシャがユーロ圏を離脱したらどうなるかというものだ。
以下は引用
「ユーロ圏から追い出されたら通貨の価値は半分ほどになり、かって無い貧困と失業に見舞われる―。ギリシャのシミティス元首相が2日、行財政改革を強く迫った。中略
有力紙「カティメリニ」に寄稿した。「元首相からのS O S)と題して一面トップの扱いだ。シミティス氏は、通貨がドラクマに戻ると、1ユーロ=600ドラクマ以上になる(2001年のユーロ加入時は1ユーロ340ドラクマ)とし、人々は財産の多くを失い、社会不安が高まるだろう」と予測した。また欧州連合(E U」などに管理された状態での「国家破産」と「ユーロ圏からの立ち退き」について、目標が達成されればすぐにユーロに復帰できる」との約束の上でありえるとし、「事態はおそらく劇的で、コントロールは難しい」とした。
ギリシャ国民には、緊縮財政のへの反発などからユーロの離脱を求める声も出つつある。「ドラクマなら通貨安で輸出がしやすくなり、国内産業が復活するはず」との理屈だ。
シミティス氏は「ユーロ圏から出られるというのは『わが国は危機にない』と信じ込んで目をつぶっている物だけだ」とした上で「残された時間は約3年」と指摘。E U 各国が承認を進めている14年までの第2次支援が最後の支援の救い手との認識を示し、抜本的な行財政改革の実行を訴えた。
シミティス氏は1996年から04年まで首相を務め、ユーロ加入を実現した。ただ危機の原因となっている財政赤字は、シミティス政権のころから隠されていたものだった。 引用終わり
>「ユーロ圏から追い出されたら通貨の価値は半分ほどになり、かって無い貧困と失業に見舞われる―。
上記の引用では 元首相のシミティス氏は追い出されたらといっているが、国民が求めているのはユーロ圏からの追い出されることではなく国民自らがユーロ圏から出て行くことであり、そのことにより通貨ドラクマが通貨安となり輸出がしやすくなり国内産業が復活するということである。当然輸出が伸び国内産業が復活すればシミティスの言う「かってない貧困と失業に見舞われる」ということにはならないだろう。日本人ほど現在の通貨高から来る製造業の空洞化を身をもって体験している国民だからこそ通貨安ということの意味を理解できる。
つまりシミティスの予測は外れていることになる。
またギリシャがユーロ圏から離脱すれば次にイタリア、スペインということになるかも知れないが、そこで一番困るのはどこの国かということになる。当然ユーロ圏全体では赤字体質がその元になっている国々が出て行ったことによりユーロという通貨が滅茶苦茶に高くなる。それは残ったユーロ圏の国々の輸出にもブレーキがかかることになる。つまりドイツがギリシャの離脱により最大の犠牲者ではないだろうか。(マルクの高騰)
ここで言うギリシャ離脱後のユーロ対ドラクマの交換比率はユーロという通貨の値上がりによりかってないほどのドラクマ安になることは当然だと考えられる。逆にギリシャの産業が通貨安を武器にドイツにも輸出が出来ることにもなる。
簡単に解決される問題ではないと考えることから、日々変化していく情勢を分析することから書いていきたい。
それらを解決させこの先ユーロ圏として存続できるのか、もしくはユーロ圏から問題を抱えている国が自発的に離脱し、一つの国として通貨を独立させるということがこの問題を解決する方法ではないかと。私のつたない知識ではあるが、できる限りあらゆる面から考察して見たい問題だと考え、少しずつであるがここで書いていきたい。ただあまりにも大きな問題であることから書いたものがあとから読み返し、解決にそぐわなかったという危惧を感じてはいるが。
最初に新聞の記事から入っていきたい。
10月3日朝日新聞朝刊にこのような記事が載っていた。『タイトルはギリシャ元首相が警告』
「ユーロ圏出たら、通貨価値半分に」
その内容はギリシャがユーロ圏を離脱したらどうなるかというものだ。
以下は引用
「ユーロ圏から追い出されたら通貨の価値は半分ほどになり、かって無い貧困と失業に見舞われる―。ギリシャのシミティス元首相が2日、行財政改革を強く迫った。中略
有力紙「カティメリニ」に寄稿した。「元首相からのS O S)と題して一面トップの扱いだ。シミティス氏は、通貨がドラクマに戻ると、1ユーロ=600ドラクマ以上になる(2001年のユーロ加入時は1ユーロ340ドラクマ)とし、人々は財産の多くを失い、社会不安が高まるだろう」と予測した。また欧州連合(E U」などに管理された状態での「国家破産」と「ユーロ圏からの立ち退き」について、目標が達成されればすぐにユーロに復帰できる」との約束の上でありえるとし、「事態はおそらく劇的で、コントロールは難しい」とした。
ギリシャ国民には、緊縮財政のへの反発などからユーロの離脱を求める声も出つつある。「ドラクマなら通貨安で輸出がしやすくなり、国内産業が復活するはず」との理屈だ。
シミティス氏は「ユーロ圏から出られるというのは『わが国は危機にない』と信じ込んで目をつぶっている物だけだ」とした上で「残された時間は約3年」と指摘。E U 各国が承認を進めている14年までの第2次支援が最後の支援の救い手との認識を示し、抜本的な行財政改革の実行を訴えた。
シミティス氏は1996年から04年まで首相を務め、ユーロ加入を実現した。ただ危機の原因となっている財政赤字は、シミティス政権のころから隠されていたものだった。 引用終わり
>「ユーロ圏から追い出されたら通貨の価値は半分ほどになり、かって無い貧困と失業に見舞われる―。
上記の引用では 元首相のシミティス氏は追い出されたらといっているが、国民が求めているのはユーロ圏からの追い出されることではなく国民自らがユーロ圏から出て行くことであり、そのことにより通貨ドラクマが通貨安となり輸出がしやすくなり国内産業が復活するということである。当然輸出が伸び国内産業が復活すればシミティスの言う「かってない貧困と失業に見舞われる」ということにはならないだろう。日本人ほど現在の通貨高から来る製造業の空洞化を身をもって体験している国民だからこそ通貨安ということの意味を理解できる。
つまりシミティスの予測は外れていることになる。
またギリシャがユーロ圏から離脱すれば次にイタリア、スペインということになるかも知れないが、そこで一番困るのはどこの国かということになる。当然ユーロ圏全体では赤字体質がその元になっている国々が出て行ったことによりユーロという通貨が滅茶苦茶に高くなる。それは残ったユーロ圏の国々の輸出にもブレーキがかかることになる。つまりドイツがギリシャの離脱により最大の犠牲者ではないだろうか。(マルクの高騰)
ここで言うギリシャ離脱後のユーロ対ドラクマの交換比率はユーロという通貨の値上がりによりかってないほどのドラクマ安になることは当然だと考えられる。逆にギリシャの産業が通貨安を武器にドイツにも輸出が出来ることにもなる。
簡単に解決される問題ではないと考えることから、日々変化していく情勢を分析することから書いていきたい。