今朝は息子の運転練習に付き合って大学まで行く途中に、アルデイというお店に寄りました。買いたかったものは、卵。実はメルボルンでも鳥インフルの影響で卵不足が続いていて、、、お店に行っても売り切れの状況が続いています。
この間、お店の人に何時に来れば卵が買えるのか尋ねたら、、、「お店が開店したらすぐに着たら買えるわよ。」と教えてくれたので、、、今朝は8時半に開店と同時に入店し、速攻で卵売り場に行きました。
卵はそれ程多くはありませんでしたが、、、陳列棚に並んでいたので、4ダース買うことにしました。僕はコレステロールを低くする為に、あまり卵は食べない様にしているのですが、息子は卵が好きで、筋肉を付ける為に毎晩夕食時に卵を4つ焼いて食べます。
なので、1ダースは3日でなくなり、、、妻も最低1個は卵を食べますから、、、4ダース買っても1週間ほどでなくなってしまうと思います。
息子と大学で別れてから、近所の友達のニールに電話して、在宅かどうか聞いてから、家に戻って昨日切ったスイカを半分持って行きました。
スイカは冷蔵庫の中でも場所を取るし、出来れば新鮮な方が良いですし、手土産に持っていくと喜ばれるので、半分に切ったらニールの家に持って行くことが多いです。
それに、ニールの奥さんのペムが畑で採れたトマトやズッキーニをくれるので、お返しに持って行きます。
そして、スイカ半分の値段は何と230円くらいでしたから、手土産としては高くもないですし、、、。
庭にある工作小屋で今作っている鳥の巣箱や、修復中の薪ストーブの扉を見せて貰ったりしてお喋りしてから、帰宅。
昼ご飯まで時間があったので、散歩を開始。1時間30分ほど歩いて今日の運動は終了しました。
昼ご飯の後は、主に卓球の動画と、、、マナスル山とガネーシュヒマール山のトレッキングの動画を見ていました。
というのは、、、昨夜、バックカントリースキー友達のジェフから電話メッセージがあって、スキー仲間のジョンとチャーリー、それにあと2人くらいで、ネパールにあるヒマラヤ山脈の一角の、マナスル山とガネーシュヒマール山を一周するトレッキングに11月と12月に6週間行こうと思うのだけど、ヒロシも一緒に来ないか?と誘われたのです。
ジェフは過去に数回ネパールの山へトレッキングに出掛けていて、事情はよく分かっているようですが、、、僕としては様々な不安があります。でも一応興味があるから、彼等のチャットグループに入れて貰えるように頼みました。
マナスル山は8000メートル級の山で、ガネーシュヒマールは7500メートル級の山です。勿論これらの山の頂上までは登りませんが、山の麓を一周するトレッキングです。麓と言っても、トレッキングの一番の標高は5千メートル以上もあって、富士山の山頂(3776メートル)よりも更に1500メートルも高いのです。
素晴らしい眺めが見られそうだし、何週間も友達と一緒に過ごせて強い絆で結ばれそうですが、、、いくつか不安がありますので、ここで整理したいと思います。
1、金銭的な不安。
飛行機代は高いし、現地では山岳ガイドを雇わなければいけませんし、いくらネパールの物価は安いとは言え、食事代と宿泊代で1日50ドル(5千円)としても、6週間毎日となると、2千ドル(20万円)以上になりますから、、、高くなりそうです。
飛行機代が4000ドル(40万円、)旅行保険が1000ドル(10万円)ガイド料、交通費、その他で、1000ドル(10万円)、その他、登山靴、ザックや衣服類を揃えると、、、20万円では済まないでしょうから、少なく見積もっても合計100万円くらいかかりそうです。
この冬(7月、8月)にも1か月近く、スキーロッジに泊ってスキーをしますし、来年の1月には家族を連れて日本旅行に行くつもりですから、、、ネパールのトレッキングに行く経済的な余裕は無さそうだ、というのが本音です。老後の為に貯めた資金の一部をたった数週間の海外旅行の為に使ってしまうのは、トレッキング中に老後のお金の心配をしてしまいそうで、、、この旅行自体が楽しめなくなりそうです。
2、現地の飲料水や食事の不安。
自分で好きな物を作って食べられるわけではなく、現地の宿で提供されるものを食べなければいけません。問題は現地の食べ物が自分の口に合いそうではないことです。これはネパールの食事が特にマズイと言っているのではなく、海外の食事は大抵マズイというか、僕の口に合わないのです。「え?でもヒロシさん、オーストラリアに住んでいるじゃない?」と思われたあなた。確かにオーストラリアに住んでいますが、食べる物は殆ど日本食材店で買った味付けが多いです。今日の夕飯はハウスバーモントカレーでした。
1日か2日ならネパールの食事だって我慢出来るでしょうが、それが数週間続く訳ですから、その旅行が楽しめるとは思わないのです。どんなに景色が素晴らしくても、食事が美味しくなければ、、、その旅行はi楽しめないと思うのです。
ネパールの水道水は水質が悪くて、ろ過するか、殺菌薬を混ぜなければ飲めないそうです。水道の蛇口を捻ると美味しい水が飲めるというのは、日本やオーストラリアなど一部の先進国だけの話で、多くの発展途上国では、水道の水はそのままでは飲めないのが普通のようです。
3、宿泊先の不安。
アンナプルナなど、ネパールの有名なトレッキングの場所は観光地化されていて、西洋人の観光客が多くて、宿泊先も暖房設備が整っているのが普通のようですが、ジェフが計画しているトレッキング先は、殆ど観光地化されていない場所なのです。つまり宿といっても、現地の人達が寝起きする場所と変らず、暖房設備は整っていない場合が多いようです。ということは、11月と12月の標高が2千メートルから5千メートルの寒冷地で暖房の無い宿では、毎晩寒くてよく眠れず、睡眠不足になりそうです。そんな状態で岩がゴロゴロした山道を歩くのは転倒や滑落の危険があります。何より睡眠不足だと、次の日は楽しくないですよね。それに寒ければ、体の免疫力が低下しますから、風邪やインフルエンザ、コロナに掛かる可能性は高くなりますから、、、宿で寒いのが何週間も続くのかと思うと、、、不安でしかありません。
また、毎日登山して汗をかいた後、日本なら宿で温泉に入るのは普通ですが、、、ネパールの宿に温泉はおろか、お風呂だってありませんし、シャワーは温水ではなく冷水が普通です。シャワーがなくて近くの氷河から出ている川の冷水で体を洗うこともあるようです。トイレは水洗ではないかもしれませんし、当然ですが、ウオッシュレットはありませんから、、、ウオッシュレットに慣れてしまった日本人の僕などは、6週間、毎日不潔に感じると思います。
4、体力的な不安。
ポーターは雇わないことにするそうですから、(雇うとまた費用が高くなる。)重い荷物を背負って歩かなければならず、、、それが何週間も続くのは地獄のようです。普段は歩いても一時間くらいの軽い散歩しかしていないので、体力的に、180センチ、190センチの大男たちと比べて、体の大きさの違いは大人と子供のようなのです。背負う荷物は同じ重さですから、体重や筋肉量が圧倒的に小さい僕は、彼等に比べてかなり体に負担がかかると思うのです。
そして最大の心配は左足の親指の付け根の関節がジョギングした次の日に少し痛むのですが、毎日20キロ近い長距離を重い荷物を背負って歩けば、その痛みが悪化するの火を見るよりも明らかだと思うのです。もし痛みが酷くなって歩けなくなったら困りますし、途中で簡単に止めてタクシーを呼ぶ訳にはいきません。そんな健康上の不安があると、トレッキングも楽しめなくなってしまいます。
この様に不安ばかりが先行していますから、、、行かないことになると思います。生きている時間は毎日少なくなっていますし、死ぬ前に一度くらいネパールに行って、今迄に見たことのない大きな山を見たいとは思いますし、以前、このブログで書いた諺「人生は心地よい場所の端で始まる。」を実行したいなら、この旅行に参加するのが一番だとは思うのですが、、、上の様に不安が一杯ありますから、、、折角誘ってもらったのですが、今回はパスしようと思い始めています。
と言う事で、、、今日はネパールのトレッキングに行かない理由を色々考えてしまいました。
それでは明日も、このブログでお会いしましょう。
