今日のお題の「今日一番良かったことは?」ですが、、、スキーロッジで一緒だったデービッド一家は、いつも晩ご飯を一緒に食べる時にこの質問をお互いにするようです。前回、スキーロッジで同じテーブルで夕食を食べた時、僕もこの質問をされました。
その時は、「(息子さんの)ザックにウノ(カードゲーム)で勝った時!」などと、冗談を交えて答えましたが、、、今考えてみると、その日で一番楽しかったことは、スキーで滑ったことよりも、ゲレンデでリフトに乗って見知らぬ人とお喋りをした時が一番楽しかったと思います。
ホッサム山のゲレンデは4人乗りのリフトがありますが、混雑していない時は、一人、または見知らぬ人と二人で乗る事もあって、見知らぬ人と一緒に乗る時は大抵どちらともなく、「How's your day been?今日(のスキー)はどうですか?」と聞くことになります。そこで、お喋りがスタート。相手が疲れていたり、携帯を見始めると、会話はあまり続きませんが、相手が退屈している場合はお喋りに花が咲きます。チェアリフトに乗っている時間は5分くらいですが、、、それでも思い出に残る会話が出来ますし、チェアリフトを降りてからも一緒にスキーをした事もあります。
例えば、2日前のスキー最終日にチェアリフトで話した人で印象に残っているのは、、、まずオーストラリア人男性の(名前は分からないのでAさんとしましょう。)。彼は30年以上前に、2年半くらい九州の宮崎に住んだことがあって、僕が日本から来たと言うと、いきなり会話が日本語になりました。彼の日本語は30年以上、殆ど使っていないにも関わらず、とても流暢でした。彼は以前日本の私立高校で体育を教えていたのだそうです。
来日の理由は宮崎県はサーフィンが出来ることで有名だそうで、、、日本でサーフィンがしたかったから、との事でした。日本からオーストラリアにサーフィンをしに来る人は多いと思いますが、その反対があることは知りませんでした。今はタスマニアで教師をされていて、今回は高校生のスキー研修の引率で来られたとの事でした。
次は、中年?のBさん(女性)で、ブリスベン在住で、毎年メルボルンに住んでいるご高齢のお母様に会ってから、スキーに来るそうで、スキー場のパトロールのボランティアをしたことがあるそうです。僕の娘がゴールドコーストに住んでいて、娘が医療系のコースで勉強をしていることを話すと、Bさんはスポーツ専門の理学療法士だとのことでした。
そして、初老の男性のCさん。僕がクロスカントリースキーを始めたのは50歳の時で、アルペンスキーは去年からだと話すと、彼は1975年からもう40年近くスキーをしているとの事で、若い時からスキーが出来て良かったとおっしゃっていました。確かに、こどもの頃からスキーを始められる人はラッキーだと思いますが、時間を逆戻りすることは出来ませんから、、、僕が50歳でスキーを始めたのは、普通の人よりかなり遅かったですが、スキーを始められた事は幸いだと思っています。
さて、今日の一番良かった事は、、、今日は木曜日でアルバイトの日でしたから、、、職場の人達との会話や家に帰ってから、家族との会話でしょうか。ただ、見知らぬ人との会話とは違って、特に家族との会話は新鮮味に欠けますが、、、。
今日、ユーチューブの動画を見ていたら、、、ある一人暮らしのご老人が、「お喋りは口さえあれば出来る。お金はいらない。人を家に招いてご飯を食べる時、メインデッシュはお喋りだ。」と、おっしゃっていましたが、、、正にその通りだと思います。
「お喋りは最高の娯楽だ。」と思うのは僕だけでしょうか? ドラゴンボートでもパドリング(漕ぐこと)の前後のお喋りが楽しいから続けられると言えなくもないです。ハイキングクラブでハイキングに行っても、本当に楽しいのは自然の中を歩く事よりも、一緒に歩く人とのお喋りだと思うのです。
どんなに美味しい料理が目の前にあっても、一緒に食べる人との会話が詰まらなかったら、料理もそれ程美味しくは感じられないのではないでしょうか。その反対に、ご飯と味噌汁と漬物の晩ご飯でも、楽しくお喋り出来るのなら、美味しく食べられるのではないでしょうか。
という事で、、、今日はお喋りのお話しでした。
それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。