今朝は朝食を食べて、2時間ほどユーチューブを見たり、ニュースを読んだりしてから、中古の登山靴を買いに出発しました。取引きの時間は10時半でしたので、1時間程前に家を出て、メルボルンの中心街から近いエルウッドという町にある売主のアパートの近くの駐車可能な通りに車を留めて、約束の時間丁度にアパートの17号室のベルをならしました。
ベルを鳴らしたら、アパートの敷地に入る玄関の自動ドアを開けてくれるという約束でしたので、、、10時半丁度にドアのベルのスイッチを押したら、「ジー。」と玄関の自動ロックが開錠される音が聞こえました。
玄関のドアを開けてアパートの敷地内に入ると、売り主のアパートは3階建ての古いレンが作りで、20軒くらいの集合住宅でした。この付近は低層階のアパートが林立していて、、、街の近くではありますが、アパート暮らしの貧困層の人が多く住んでいる感じがしました。
「はて、17号室は何階にあるのかな?」と入口付近でウロウロしていると、、、2階のアパートのベランダから中年の女性が顔を出して、「あなた、登山靴を買いに来た人?」と登山靴を片手に持って言ったたので、「そ、そうです。」と言ったら、登山靴を持ってアパートの外に出てきてくれました。
その中古の登山靴なのですが、広告には「1度ハイキングで使っただけ、足のサイズに合わなかったから、ずっと靴箱に入れてあった。」とあり、そのことについて確認も取ったのですが、、、その登山靴を一瞬見ただけで、明らかに使い古されてくたびれた靴という感じでした。
そして、その売り主の女性は靴について自信が無さそうに話すのです。そして登山靴を手に取って、裏返してソールを見ると、、、広告の写真では良く見えませんでしたが、、、踵の部分がかなりというか、1センチくらいすり減っていて、かなり使い古されたようです。
一度のハイキングでこんなに踵のソールが減る事はありませんから、、、彼女が嘘をついていることは一目瞭然です。気を取り直して、その登山靴と自分の履いて来たハイキング靴と比べてみると、1センチくらい長めです。これは、大き過ぎるなと思いながら、実際にその登山靴を履いて靴紐を結んで5メートルくらい歩いてみたのですが、、、やはり、つま先から靴の先まで間隔がありすぎて、不安定に感じます。
ソールが多少すり減っていても、足のサイズが合えば買おうと思っていましたが、、、自分の足に合わないのなら買う事は出来ません、それに、よく見ると、ソールのゴムが靴の周囲を囲んでいるのですが、そのゴムと革の間は接着がとれてしまって隙間が出来ていて、、、雨水などが隙間に入ると靴の中は直ぐに濡れてしまいそうでした。
なので、売主に「ちょっと、僕の足には大き過ぎるし、ここ、隙間が開いてるでしょ。だから、、、買うの止めます。」と言いました。
「折角、遠路はるばる来て下さったのにね。」と売主は少し残念がっていましたが、、、広告で嘘をついて、壊れた靴を35豪ドル(3500円)で売ろうとすること自体、どういう神経をしているんだろう?と思わずにはいられませんでした。
この売主の女性が最初から自信が無さそうな振る舞いだったのは、、、この靴の(嘘の)広告を見て買いに来て、買わなかった人達が僕の前にも何人かいたのではと思います。
そして、こんなすぐにバレる嘘を平気でつくような人ですから、、、平日も家に居て、マトモな仕事はしている気配がなく、、、粗大ゴミにでも出された物を漁って、現金に換えているのでは?と思いました。
今回はハズレでしたが、、、やはり中古の品はこういう場合もあります。でも、7割くらいの場合は、値段に相当するものが買えたり、前回のスキーの様に、新品の10分の1以下でほぼ新品の品が買えたりしますから、、、中古の品はやはり探してみる価値はあると思います。
妻は「登山靴の新品が400ドルで買えるのなら、お店で買えば? 長く使える物だから。」と言ってくれるので、お店で買うことになるかも知れません。今履いているハイキング靴は革製ではなく、布が使われているので、防水機能はなくなっているし、長い間履いていて、かなりくたびれてきています。
やはり、今度日本に行ったら、実家に置いてある登山靴をオーストラリアに持って来ようか、それとも、その登山靴は日本の山に登る時に使えるように実家に置いておいて、オーストラリアでは別に登山靴を買った方が良いのか、、、思案中です。
それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。