名古屋・東山動物園で2種類の仲間がデビューしました。
ネコのサーバルキャットのつがいと、ハクトウワシの1歳のオス。どちらもまだヒトや新しい住まいに慣れておらず、観覧者の視線を避けたり、隅っこに閉じこもったりで、この程度の写真しか撮れませんでした。
サーバルキャットは南アフリカから来園。家庭のネコの倍以上の大きさでヒョウのような斑点模様があり、大きな耳を持ち聴力は抜群。全体にほっそりしてジャンプ力がありそうです。
名前はオスが「ルイ」、メスが「アイ」。動物園生まれではないのでカメラやヒトの視線を浴びるのは初めてだそうです。
住まいは素早い動きで人気のユキヒョウの隣。ユキヒョウは突然越してきて多くの観覧者を集めている隣が気になるのか壁側の金網の端に体を寄せて様子を伺っているようでしたが、サーバルキャット側はそれよりヒトの方が怖いのか、体を寄せ合って観覧者に背を向けたりしていました。
ハクトウワシは、これまで東山動物園にいたメスが繁殖のため昨年10月に静岡の日本平動物園へ行き、今度はオスが新しくやってきました。
1歳なのでまだ全体が茶色の羽毛ですが、やがて名前の通り頭部から首にかけて白くなり、羽を広げれば2㍍にもなります。
ハクトウワシはアメリカ合衆国の国鳥。
18世紀末のアメリカには5万つがいのハクトウワシがいましたが、開発やハクトウワシは家畜を襲う害鳥として駆除され、戦後には農薬散布のせいで繁殖率が激減。わずか500つがいになりましたが、保護政策によって1万つがい程度にまで回復したそうです。
これはこれまでいたハクトウワシです