昨年暮れ、福井県あわら市にある「金津創作の森」の中を歩いていて出くわした朽ちた土塀です。
塀はかなりの長さ。壁土のあちらこちらが崩れ落ち、内部の木材があばら骨のように覗いて歳月の経過を思わせます。
こんな森の中に民家が以前あったのだろうかと一瞬思ったのですが、ここは創作の森。これもアートだろうと近づくと、作品であることを示すプレートが立っていました。
それにしても見事。森の中にすっかり溶け込んでいます。
「アート作品なんかを絵にするものではない」といった言葉も聞きますが、素直に感動した風景を描きました。サイズは10号です。