風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽描き水彩画「万古焼の登り窯」

      
                         登り窯の焼成室の出し入れ口

         
                 積まれた燃料の薪となる松材 

水彩画教室で三重県菰野町に出かけたスケッチ会での作品。この地の伝統産業である万古焼(ばんこやき)の陶芸村にある登り窯の一部と、そばにあった燃料である薪材置き場です。

菰野陶芸村では、7人の窯元が有名な土鍋はもちろん、茶碗や急須、コップ、炊飯鍋などを制作していますが、互いに情報を交しあい、次代を見据えた商品の開発や技術の向上に取り組んでいます。


登り窯の絵は、階段状に連なる焼成室のひとつを見て描きました。
登り窯はイモムシのような形だけでなく、釜の内部や一番下にある大口、横から薪を放り込む小口、火炎の様子を見る穴、煙突など描きたくなる箇所がいっぱいですね。
焼成中ではないので焼成室は閉じられていましたが、レンガのつなぎ目などには吹き出す火焔の跡がくっきり付いています。



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