「若い人たちが一所懸命に街おこしをしてくれています。そうそう、毎年7月の下旬には七夕まつりがあるので、見に来てくださいね」
以前、食堂の女将さんから聞いた言葉を思い出し、名古屋市西区那古野(なごの)にある円頓寺(えんどうんじ)商店街で、25日から始まった「円頓寺七夕まつり」に出かけてきました。まつりは29日(日)までです。
円頓寺商店街は古くから大須、大曽根と並ぶ名古屋の3大商店街のひとつでしたが、走っていた路面電車が廃止されるなどで客足が激減。大須が積極的な街おこしで「全国区」になったのに対し、円頓寺は数年前までは「シャッター街」になっていました。
立ち上がったのが若い商店主たち。アーケードを改修して歩行者天国にしたり、パリの老舗アーケード街と姉妹提携して「パリ祭「」を実施。60年の歴史があった七夕祭りも新感覚を取り入れ、お得意のSNSも駆使して盛り上げを図っています。
今回が63回目の七夕まつりも、色とりどりの七夕飾りや子どもたち人気のはりぼてが飾られ、若者たちや家族連れが一緒にパチリ。
屋台や、各商店の店先では協賛セールの品が並び、阿波踊りやフラダンスなど、趣向を凝らしたプログラムも企画されています。