一時は大木ごと枯れてしまうのではないかと思われた名古屋の都心・伏見大通りの御園座を隔てて生えている樹齢250年以上のタブノキが、養生のかいあってほぼ元の姿を取り戻しました。
タブノキはクスノキ科の常緑広葉樹。江戸中期からここにあり、戦火は免れたものの大型台風にやられたのか、樹高10㍍の幹は途中で2本に分岐され枝張りは10㍍ほどあります。
しかし、老化のせいか2019年夏、常緑であるはずの葉が一斉に枯れる無残な姿に。管理する名古屋国道維持第1出張所が地中に薬品や肥料を注入するなどの養生作業をしていました。
その結果、翌年から若葉が少しずつ出て新しい枝も伸長。通りかかるたびにその回復ぶりを確かめてきましたが今回、久しぶりに見ると、ほぼかつての姿にまで戻っていました。
19年8月ごろの様子です
養生によって回復効果が出始めたころです