「こりゃあ何だ。芸術作品みたいだな」
3月の名古屋市農業センターで、この花の根元の幹である奇怪な木の塊を目にした時の印象です。この後、一抱え以上ある塊が爆発するように何本もの枝が飛び出し、伸び、広がって真っ赤な花を咲かせます。アメリカディエゴです。
センター内の温室の周りに4本植えてあります。
落葉低木樹。伸びた枝が花の重さに垂れ、梅雨の晴れ間の強い日差しを楽しむように咲いています。
花期は夏の終わりまで。奇怪な根元は腰をかがめて覗き込んでも見えませんが、来年3月には全ての枝をばっさり切り落とす強い剪定によって、ちょっとした彫刻作品になるのです。
今年3月に撮影したアメリカディエゴの根元の姿です