ススキが風に揺れています
オミナエシ
ハギ
サギソウ
7000種の植物があり「いつでも何かの花が咲いている」といわれる名古屋の東山植物園。
夏のピークは過ぎたとはいえ、最高気温が30度を超える真夏日が行ったり来たりのこの時季。どんな花が咲いているのだろうと探索に出掛けると、秋の訪れを告げる草花に出会えました。
探索には勝手に条件を設定しました。
園内を縦断する万葉の散歩道をコースとすること、20分ほどで歩けるコースだが倍以上の時間をかけてじっくり見ること、林の中などには入らないこと、花壇やプランターの花は対象にしないこと――などです。
うっそうとした緑の中に赤一色のサルスベリが目に飛び込んできましたが、花の咲く樹木はこれぐらい。道端の草や低木に目をやりながら歩きます。
草むらにひとつ、ふたつと咲く小さな白い花。サギソウです。
サギソウは僕も鉢で育てたことがありますが、湿地で咲く姿を見たのは初めて。カメラのシャッターを何度も押しました。
そばにはミソハギという名前の湿地の花も。
秋の七草である黄色いオミナエシやピンクのハギの花。ススキも風になびいていました。暑い、暑いといっても、季節の歩みは着実ですね。
花ではありませんが、樹木の切り株や根の上にびっしり生えたキノコにはびっくり。1時間ほどかけ、じっくり散策した成果でしょう。
上下の2枚は切り倒した樹木の切り株や根に生えたキノコです