水彩画教室の1泊スケッチ旅行で25・26両日、岐阜県飛騨の高山と古川を訪ねました。高山市の紅葉情報によれば、広大なうえ高低差のあるエリアだけに「青葉」から「色付き始め」「見ごろ」「まもなく落葉」などとまちまちで、全体的には「色付き始め」といったところ。
2日間の旅を2回に分けて掲載します。
名古屋駅を貸し切りバスで出発、まず飛騨市古川へ。
古川は国の重要無形民俗文化財である「古川祭の起こし太鼓と屋台行事」が昨年12月、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
町屋や造り酒屋、白壁土蔵が並ぶ街並み、屋台蔵、本光寺や円光寺の山門。次々目にする凝縮された「飛騨の匠」の遺産に足が止まりました。
もちろん鯉が泳ぐ瀬戸川沿いの通りも散策しましたが、あいにくの雨で水が濁りがっかり。でも、黒塀に立て掛けられた白い自転車などが雨の風情を高めてくれました。
昼食をはさんで、高山へ向かい町並み保存地区へ。翌日には名物の朝市にも出かけました。
高山へは仕事も含めて何度か訪れていますが、平日、しかも雨模様なのに、そぞろ歩く大勢の観光客にびっくり。
その多くは外国からの訪問客で「観光ニッポン」の勢いを改めて感じました。
宿泊先の老舗旅館では、いつもの通り「絵のことなんか、どうでもいいよ」の大宴会。自分たちが後期高齢者であることも忘れ、夜が更けるまで盃を交わしました。