おいらん道中、チンドン、フラメンコ、ガマの油売り、文楽・・・。全国各地からやってきた芸人たちが、何本ものアーケード街や小さな広場で繰り広げる演技を、笑いと拍手、そして投げ銭。
ことし40回目を迎えた名古屋・大須の大須大道町人芸祭。最終日の15日に出掛けると、あいにくの雨模様にも関わらず、大勢の市民で賑わっていました。
江戸期から名古屋一の歓楽街ながら、大空襲で壊滅的な被害を受け、復興事業や再開発事業からも外れ、廃れてかけていた大須の街。「かつての賑わいを町民の力で取り戻そう」と1978年に始めたのがこの祭りです。
ことしも、プログラムに目を通すと、パントマイム、ファイヤーダンス、ジャグリング、大須太鼓、辻狂言、筑前琵琶、ヨーヨー、津軽三味線、操り人形、けん玉・・・。さらに大道プロレス、金粉ショウなどと盛りだくさん。
演技場所や時間が細かく割り振られていますが、とても回りきれそうもありません。結局、アーケードを片っ端から歩き、いくつかの町人芸やパフォーマンスを囲む人垣の中に身を置いて楽しんできました。