サザンカとナンテンとネズミモチ。名古屋・鶴舞公園の鶴々亭そばの林で目にした、白と赤と黒の競演です。
サザンカは、園内のあちこちで赤や白、ピンクの花を咲かせていますが、ここでは白が中心。結構背丈のある幹から伸びた深緑の葉を、かき分けるように咲いています。
鶴々亭の入り口には、艶やかな赤い実をびっしり付けた数十株のナンテン。古くから縁起木として人気のあるナンテンですが、白い花から生まれた赤い実がどんどん赤みを深めていくことから、花言葉には「私の愛は増すばかり」といったのもあるようです。
白い花から黒い実をつけるのは、ネズミモチ。この春、僕はその花をブログに「ヒマラヤトキワサンザシ」と書いてしまい、ブロガーさんのご指摘を受けて間違いに気づいたものでした。
ネズミの糞に似ているからネズミモチ、という名がついたと言われていますが、子どものころ住んでいた家では夜になると、天井裏を駆け回るネズミの足音を聞いたものです。上がった天井裏には黒い小さな粒々がいっぱい落ちており、それがネズミの糞でした。