立っているフラミンゴの足元を見てください。そう、卵です。座っているフラミンゴの腹の下にも卵があるはずです。
フラミンゴたちは「ただいま抱卵中」なのです。
自然界での巣作りもこのようなのかは知りませんが、東山動物園では泥土で大きなすり鉢を逆さにしたような形に積み上げ、てっぺんに窪みを設けて卵を1個産んで抱くようです。高さが20センチ以上はあり、池の水かさが増えても大丈夫でしょう。
もうひとつ、僕の関心は卵を抱く時のフラミンゴの長い脚はどのようになっているか、でした。
よく見ると、絵のように尾の下に折り曲げた2本の足が巣の外に出ていました。なるほど。
立っているフラミンゴはそれまで降っていた雨が止み、青空がのぞき始めたのを知って「ちょっとひと休み」といったところでしょうか。
観客たちの会話が聞こえます。
「寒くないから、卵がダメにはならんやろね」
「直射日光に当たらなんだら心配ないやろ」
「それより、あそこの枝にカラスが止まってこっちを見とる。気をつけなあかんがね」
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