掃討作戦から復活作戦へ。勝手気ままな庭の主の作戦が功を奏し、倍増したハナトラノトラノオが秋の庭を彩っています。
我が家の庭ではハナトラノオが長らく秋の主役でした。淡い紫の花が上に上にとのぼり,、長い期間咲き続けるからです。
病害虫や寒さ暑さに強く、半日陰に平気なのも魅力です。
しかし、その強さは半端でなく、根を伸ばしてユリやキク、ホトトギスなど周りの花々の居場所へ侵攻。4年前、シャクヤクの花が小さくなり、花数も極端に減ったため根元を掘り起こしたところ、ハナトラノオの根がシャクヤクの根を包み込むように覆っているのを知りました。
以来、春になると生えてきたハナトラノオを片っ端から抜き取る作戦を展開。200本以上はあったと思われるハナトラノオは年ごとに少なくなりました。
昨年秋には30本ほど。80~120㌢ほどだった草丈も60~80㌢に。掃討作戦は成功です。
でも、一方で庭の主は寂しさを感じているのに気づきました。「主役の影が薄いのはやっぱり・・・」
「掃討作戦は中止。回復作戦を進めよう」。今年の春は抜き取るのを止め、周りの花にはとりあえず生存競争を求めることにしました。
この秋の本数は全体に背丈は低いですが約70本。他の草花の領域にも1~3本ずつ伸びています。他の草花の状況によっては、いずれまた作戦変更を検討することになるでしょうね。