レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

『左組通信』復活計画<左利きプチ・アンケート>(16)利き手調査(4)第24回chapman利き手テスト-週刊ヒッキイ第626号

2022-09-18 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第626号 別冊編集後記

第626号(No.626) 2022/9/17
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [16]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(16)「利き手調査」その4-1
 第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト」



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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第626号(No.626) 2022/9/17
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [16]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(16)「利き手調査」その4-1
 第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト」
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 7月以来のホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画です。
 今回は、<利き手調査アンケート>編の4種類目の利き手テスト
 <チャップマンchapman利き手テスト>を紹介します。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その23)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [16]
  <左利きプチ・アンケート> 全公開(16)
  「利き手調査」アンケート編・その4-1
  第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト
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 ●第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

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左利きを考える レフティやすおの左組通信
 Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement
 
  <左利きプチ・アンケート>
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<左利きプチ・アンケート>
第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト

(初出)2006.1.21(最終)2007.5.3/07.12.21
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<左利きプチ・アンケート>
第24回利き手調査第4回chapman利き手テスト



利き手調査の第4回目、今回の「チャップマン利き手テスト」は、
1987年に作成された比較的新しいタイプの
「利き手/利き側」テストです。

※参照―八田武志『左ききの神経心理学』医歯薬出版 1996.11


以下の動作においてあなたはどちらの手を使いますか。

▼調査項目―

1 絵をかく
2 文字をかく
3 せん抜きを使う
4 雪玉を木をめがけて投げる
5 カナヅチを使う
6 歯ブラシを使う
7 ドライバーを使う
8 消しゴムを使う 
9 テニスラケットを使う
10 ハサミを使う
11 マッチをするとき軸をもつ
12 ペンキの缶をまぜる
13 バットを振る前にのせるほうの肩
 (野球やソフトボールなどで
  バットを振る前に肩にのせる時どちらにのせるか) 

▼判定方法―

右手/右側の場合は「1点」
両手/両側では「2点」
左手/左側なら「3点」
 その合計点数で判定する。

右利き:13-17点
両利き:18-32点
左利き:33-39点

さて、あなたは右利き、それとも左利き、あるいは両利き、
いずれに判定されましたか。
以下の中で当てはまる番号に投票してください。

*今回は利き手調査のため、利き手別投票ではありません。
(手の不自由な方は、それぞれの判断で考慮の上、
 投票に参加不参加を決定してください。)

*一言言わせて、という方は投票後に表示されます一番下の
「ご意見ボード」をご利用ください。
もっと言わせて、という方は掲示板もご利用ください。
貴方のご意見ご感想をお聞かせください。

1 13-14(右利き)
2 15 (右利き)
3 16-17(右利き)
4 18-22(両利き)
5 23-27(両利き)
6 28-32(両利き)
7 33-35(左利き)
8 36-37(左利き)
9 38-39(左利き)

現在の結果をみる (ご意見ボードはこちらから)
________________________________________

●利き手調査テスト関連アンケート
第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
第22回 エディンバラ利き手調査
第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト
第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト
第28回 利き足を調べてみよう・チャップマン利き足テスト

(自己申告による利き手別の投票アンケート)
第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第41回 新版・利き手調査第5回 マクマナスの利き手テスト
第46回 利き手テストと意識の一致度は?
第49回 新版・利き目は右左どちらですか?
第51回 新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト

その他のアンケートを見る ↓
< 左利きプチ・アンケート>目次

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投票結果
実施期間2005.12.25-2006.1.21(総数:34)
------------------------------------------------------------------

1 13-14(右利き) 2
2 15 (右利き) 1
3 16-17(右利き) 1
4 18-22(両利き) 3
5 23-27(両利き) 6
6 28-32(両利き) 5
7 33-35(左利き) 4
8 36-37(左利き) 7
9 38-39(左利き) 5

------------------------------------------------------------------
「ご意見ボードへの書き込み」から――

≫9と13はその競技をやったことがない場合、
どう判定するのでしょうか?

レフティやすお ≫でも、想像で、としか答えられませんね。
9のテニスはバドミントンとか卓球とか
他の類似性のある競技に置き換えられるとして、13はどうでしょうか。
季節柄サンタになったとき袋をどっちの肩に担ぐかとか、
杵を振り上げるときどっちの肩というのは?【05/12/27 0:00:31】
(初出)2006.1.21

------------------------------------------------------------------

1 13-14(右利き) 5
2 15 (右利き) 1
3 16-17(右利き) 2
4 18-22(両利き) 5
5 23-27(両利き) 10
6 28-32(両利き) 7
7 33-35(左利き) 5
8 36-37(左利き) 10
9 38-39(左利き) 11
2006.5.10

1 13-14(右利き) 42
2 15 (右利き) 21
3 16-17(右利き) 37
4 18-22(両利き) 116
5 23-27(両利き) 177
6 28-32(両利き) 180
7 33-35(左利き) 133
8 36-37(左利き) 71
9 38-39(左利き) 52
2007.4.29

1 13-14 (右利き) 78
2 15 (右利き) 36
3 16-17 (右利き) 52
4 18-22 (両利き) 205
5 23-27 (両利き) 284
6 28-32 (両利き) 279
7 33-35 (左利き) 242
8 36-37 (左利き) 139
9 38-39 (左利き) 203
2007.12.21

------------------------------------------------------------------

◆なぜ「両利き」が多いのかについて◆
________________________________________

06.8.27(↓参照)にも書いていますように、
mixiの特定の傾向を持ったグループの人たちの大量投票の反映が
一つの理由としてあります。
もう一つは、
自分の利き手がさだかでなく、確認したいという人が閲覧し、
結果として「両利き」判定となるケースが考えられます。
また右利きの人は、左利きのサイトを閲覧することが少なく、
利き手をわざわざ確認する必要を感じないので反映されない
と考えられます。

------------------------------------------------------------------
【管理人★レフティやすお】(2007.12.21)
mixiからお越しの皆様へ

多数のご訪問、並びにアンケートご協力、誠にありがとうございます。

―mixi[☆左利き☆]コミュニティのトピック
「利き手調査 利き手テスト」からお越しの皆様へ

2007.8.19よりかなりの方々に閲覧いただいています。
以下にも説明していますように、利き手の判定に関しましては、
研究される学者により、色々な考え方があるようです。

1 その偏りの傾向により、
 明確に「右利き」と「左利き」と二分するもの。
 (51:49でも、優位なほうをとり、右あるいは左利きとする。)
2 その間にどちらともつかない「両利き」を設定する場合。
 (実際にはどんな人でもどちらか一方が器用で、
  他方は不器用であるため、真の「両利き」はまず存在しない、
  といわれています。)
3 80パーセント以上の動作に右手を使う、典型的な「右利き」と、
 それ以外の弱い右利き、どちらとも言い切れない中間的な人、
 弱い左利き、80パーセント以上の動作に左手を使う
 典型的な左利きの傾向を示す人などを含めて、
 「非右利き」と二分する学者。
4 利き手には、強い偏りを示す「片手利き」と
 偏りの少ない弱い性質の人とに分ける学者もいます。
5 利き手以外に「利き目」「利き足」などの
 ほかの身体的な特徴も含めて、
 身体全体の偏り「利き」を判定する学者もいます。

―等々、それぞれに根拠のある学説です。

当ホームページの他のページ、
およびブログ「レフティやすおのお茶でっせ」、
左利きメルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」の
バックナンバーなどをご参照ください。(07.8.21)
________________________________________

―mixi[左右利きの人いますか?]コミュニティの
 トピック「こんなの見つけました」からお越しの皆様へ
2007.3.5よりかなりの方々に閲覧いただいています。(07.5.3)

________________________________________

―mixi[「利き手は?」と聞かれて悩む]コミュニティの
 トピック「利き手診断テスト」からお越しの皆様へ
2006.11.22よりかなりの方々に閲覧いただいています。

以下にも説明していますような理由から、
いくつかの利き手テストを紹介しています。
ぜひそちらでもご自分の利き手・利き側の傾向というものを
ご確認ください。
きっと新たな発見があるものと思います。(2006.11.26)

________________________________________

―mixi[左利きだけど鉛筆お箸は右]コミュニティの
 トピック「利き手テスト」からお越しの皆様へ
2006.8.26より大量の閲覧をいただいています。

このテストだけで利き手が判定できるというものではなく、
研究者によって設定項目も異なれば、
おのずからその導き出される判定結果にも微妙な差が出てきます。
いくつかのテストを重ねることで、ご自身のより実態に近いであろう、
利き手・利き側の傾向を見つけてもらう、
という趣旨でアンケートを実施しています。

残念ながら他のテストまで閲覧されている方は少ないようです。
ほかの利き手調査テストのアンケートへのリンクを用意していますので、
そちらでもご自分の利き手をチェックしてみてください。
他にも利き目、利き足のテストも用意しています。

よろしくご協力ください。
(レフティやすお)


特定グループに属すると想定される人々の集中的投票は、
全体のバランスを崩すことになるかもしれませんので、
改めてここに明記しておきます。(2006年8月27日 23:48:31)

------------------------------------------------------------------

1 13-14(右利き) 257
2 15 (右利き) 169
3 16-17(右利き) 162
4 18-22(両利き) 542
5 23-27(両利き) 688
6 28-32(両利き) 604
7 33-35(左利き) 517
8 36-37(左利き) 331
9 38-39(左利き) 514

<左利きプチ・アンケート>第24回利き手調査第4回chapman利き手テスト
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=39273

------------------------------------------------------------------

「ご意見ボードへの書き込み」から――

≫ 28点両ききでしたw

≫自分は右利きだと思ってたんですが、
 矯正されたという話を親に聞いてからモノによっては左を使ってます。
 とはいっても、包丁とかハサミは初めから左しか使えませんがw
 (ちなみにこれって、両利きより、両手使い
  っていい方の方が正しいような気もします)

≫ほぼ半々の両利きでした。箸は左、字を書くのは右です。
 字はおそらく矯正されました。
 ただ左右優劣なく行える動作は一つもなく完全分業です。

≫39点でした。当然ハサミもマウスも左。
 書道すらも左の完全左利きですね。
≫30点で両利きでした♪実際も両利きです*

≫項目、全部左です。
≫歯ブラシのみ左 昔左利きで右利きに直されたんですが不思議です
≫33点で左利きでした。
 矯正されてはいませんが、ハサミと箸は昔から右です。
≫箸とペンは矯正されたけど、ドライバーとか両手で使えるな。
 結果は32点で左が強い両利きでした(笑)

≫力のいる作業は全般的に右で、細かい作業は左です。
 結果は25点でした。

≫39点で完全な左利きでした。右利き用ハサミを左で使うくらい、
 右で出来ることが無いんです・・・。
 ちなみに、マウスも左手で使っています。

≫29点で両利きでした。運動系は左中心、
 小さい頃矯正されて、その後右を使うものもあり、
 結局どちらの手で使えるものが増えて、
 今ではテニス・卓球・バドミントンラケットも両方でできます。

≫22点。完全な左利きの筈なんですが・・・
 お箸、字や絵を描く時は左手。
 道具を扱う場合右利き向けに出来ているので右手。
 スポ-ツに関しては学校で右利き前提の授業が行われているので
 右手になります。


≫何でこんなに両利きばっか?周りには右ばっかなのに・・・
 ウソはつくなよ★

≫◆なぜ「両利き」が多いのかについて◆ 06/08/27
 にも書いていますように、
 mixiの特定の傾向を持ったグループの人たちの大量投票の反映が
 一つの理由としてあります。
 もう一つは、自分の利き手がさだかでなく、
 確認したいという人が閲覧し、
 結果として「両利き」判定となるケースが考えられます。
 また右利きの人は、左利きのサイトを閲覧することが少なく、
 利き手をわざわざ確認する必要を感じないので反映されない
 と考えられます。決して嘘ばかりではないでしょう。
【管理人★レフティやすお│07/12/21 23:07:17】

≫両利きでした。以外に両利きが多いんですね。(ママ)

≫生まれは左で今は22点。
 もう少し左利きよりに見てもせいぜい27か28くらいでしょう。
 今日からは両利きとして誇りを持って生きて行きたいです!

≫ボール投げるの右、ラケット左なので
バレーボールのアタックは感覚一緒で混乱しました。

≫スポーツ(ボクシングだけはサウスポー)やパソコン・アイロンは右。
食事や書くときは左。基本的に左利きですが分野によって違うので
両手利きかははっきりとはいえません。

≫子供のころ硬筆、習字と習いに行ってたので書くことだけは右。
 それ以外は左です。線を引くときは、
 子供のときからナゼか右から左に持ち替えます、
 右ではムリ!引けません。。。右で書いて左手で消します。

≫31の両利きでした。
 子供のころに左で字を書くのが書きにくかったので
 自分で右に直したのですが
 筆記と箸と鉛筆のような持ち方をするもの以外は直りませんでした。

≫27点で両利きでした。幼い頃矯正されたので両方使えます。
 右投げ左打ちです。
≫左利きだ左利きだと言われて育ちましたが、右利きなようです。

≫右利きかと思っていましたが、両利きでしたw

≫初めてテニスラケットを握った時どちらで使ったらいいか分からず、
 しばらくの間右方向にきたボールは右で、
 左に来たら左に持ち替えてプレーしてました。結局左でした。
 (右打ち右投げなのに)

≫39点の100%左利きです。が・・・習字も箸も右ですし、
 もともと右用に出来ているもの(一部のハサミやマウス等)も
 さすがに右ですね。
 個人的に自分は両利きだと思ってたので結果にショック(大げさ)。
 コップは右でスプーンは左

≫32点でほぼ左利きの両利きでした。
 右利きの人に習ったものは右になりませんか?習字とか包丁とか。

≫両利きでした。mixiでここのサイトを知ったのですが、
 結果で両利きが多いのは、アンケート回答者が偏っているからだ
 と思われます。普通なら右利きが多いはず。

≫mixi[左利きだけど鉛筆お箸は右]コミュのトピック
 「利き手テスト」から、2006.8.26,27と大量の閲覧があり、
 「両利き」の投票が増えているようです。
【レフティやすお│06/08/27 23:14:13】

≫両利きです。しかも元完全な右利きで、
 興味本位で左を使って訓練した上での両利きです。いろいろ便利だー!
2016.9.11

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~過去に実施した主な<左利きプチ・アンケート>~

第1回 左利きイメージ調査
第2回 左利きで困ったこと(物理的バリア編)
第3回 左利きの子に右手使いを試みるか否か
第5回 左利き?と思うのはどんな仕草ですか
第7回 左利きでも字は右手で書くべきか
第11回 「利き手(左利き)の矯正」という言葉をどう思いますか
第17回 学校での配膳は左利きの子も伝統的ルールに従うべきか
第29回 左手での毛筆(習字/書道)は是か非か?
第32回 非利き手使い指導を受けたことがありますか

●利き手調査テスト関連アンケート
第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
第22回 エディンバラ利き手調査
第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト
第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト
第28回 利き足を調べてみよう・チャップマン利き足テスト

(自己申告による利き手別の投票アンケート)
第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第41回 新版・利き手調査第5回 マクマナスの利き手テスト
第46回 利き手テストと意識の一致度は?
第49回 新版・利き目は右左どちらですか?
第51回 新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト

○最近のアンケート
第34回 あなたの父母は右利きor左利き?
第36回 利き手は変えられると思いますか
第38回 LYグランプリ2006 があったら…
第40回 スポーツで左利きは有利だと思いますか
第42回 左利きの日はどっちがいい?
第43回 タレントさんの左手使いは気になりますか
第44回 じゃんけん、ポン!はどっち?
第45回 左利きのための生活技術指導者・コーチは必要か?
第47回 左利き(利き手)研究会は必要?参加協力する?
第48回 「ぎっちょ」は差別的な言葉だと思いますか?
第52回 利き手をケガしたとき不便を感じましたか?

------------------------------------------------------------------

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2022.9.7(追記)

長くなりましたが、ご意見ボードの書き込みかを多数紹介しています。

今回のアンケート投票者は、mixiからの閲覧者が多く、
あえてご意見ボードのご意見の中から、主だった傾向の見えるものを、
記入者のお名前は伏せた状態で紹介させていただきました。

このように、アンケート回答者によって結果が変わる、
という事実が明らかになっただけでもよかったかもしれません。

これからの<左利きプチ・アンケート>結果発表が楽しくなってきた
――かもしれませんね。

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<左利きプチ・アンケート>
●利き手調査テスト関連アンケート
------------------------------------------------------------------

第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
第22回 エディンバラ利き手調査
第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト
第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト
第28回 利き足を調べてみよう・チャップマン利き足テスト

(自己申告による利き手別の投票アンケート)
第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第41回 新版・利き手調査第5回 マクマナスの利き手テスト
第46回 利き手テストと意識の一致度は?
第49回 新版・利き目は右左どちらですか?
第51回 新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「★600号までの道のり」は、お休みです。

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [16] <左利きプチ・アンケート> 全公開(16)「利き手調査」その4-1 第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト」と題して、今回も全紹介です。

SNSの「mixi」の左利きコミュニティで、このアンケートを紹介する人がいて、そちらからの閲覧者が多数投票されて、かなりの数の結果となりました。

ただ、「左利き」のグループといいましても、ある偏りのあるグループの人たちでしたので、その結果も偏りのあるものになっています。

その辺は、残念なことですが、まあ、多数の結果を集められたという事実は、少し嬉しいものがありました。

できれば、もっと広範囲の人々に参加いただき、特殊でない状況になれればよかったのですけれど。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

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私の読書論160-小説の王道、それは恋愛小説か?-「楽しい読書」第326号

2022-09-16 | 本・読書
古典から始める レフティやすおの楽しい読書-326号【別冊 編集後記】

2022(令和3)年9月15日号(No.326)
「私の読書論160-小説の王道、それは恋愛小説か?」



------------------------------------------------------------------
◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2022(令和3)年9月15日号(No.326)
「私の読書論160-小説の王道、それは恋愛小説か?」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回は、「文学の」といってもいいかもしれませんが、
 「小説の王道とは恋愛小説ではないか」
 という疑問について考えてみます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ~ 小説の王道は恋愛小説である ~
 「世界の十大(重大?)[小]恋愛小説」の試みへの序
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●小説とは、人生を描くもの

 ●恋愛小説のパターン

 ●モーム『世界の十大小説』では

 ●「世界の十大(重大?)[小]恋愛小説」の試み

 ●例(1)――ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』

*ロバート・ネイサン/著『ジェニーの肖像』
(井上 一夫/訳 ハヤカワ文庫 1975/3)


(大友香奈子/訳 創元推理文庫 2005/5/23)
―妻を亡くし幼子を抱える童話作家と、妻であり母であった女性を
 思わせる海の精との日々を描く『それゆえに愛は戻る』を併録。
 『ジェニーの肖像』は新しい訳でこちらの方がいいかも……。

 ●例(2)――北杜夫『神々の消えた土地』

『神々の消えた土地』北杜夫/著 新潮文庫 1995/8
―《幻の処女作を四十年ぶりに完成した瑞々しい長編》。


『ダフニスとクロエー―牧人の恋がたり』呉茂一訳 角川文庫 1951年

 ●例(3)――ルイス・ギルバート『フレンズ―ポールとミシェル』

ルイス・ギルバート『フレンズ―ポールとミシェル』
村上 博基/訳 ハヤカワ文庫NV 1973/7/1


 ●例・特別編――「野菊の墓」、『高慢と偏見』

伊藤左千夫『野菊の墓』新潮文庫 1955/10/27

ジェイン・オースティン『高慢と偏見』小尾 芙佐/訳
光文社古典新訳文庫 2011/11/10
〈上〉(359ページ)
〈下〉(375ページ)

ジェイン・オースティン『自負と偏見』小山 太一/訳
新潮文庫 2014/6/27 (649ページ)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ★創刊300号への道のり は、お休みします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論160-小説の王道、それは恋愛小説か?」と題して、今回は見出しのみの紹介です。

中身はあまりないので、といいますとウソになりますが、あまり文章としてまとまっていないので購読者限定(!?)とします。

もし気になりましたら、ぜひ定期購読を!

 ・・・

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈メルマガ「楽しい読書」〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

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2022年8月13日国際左利きの日合併号(続)左利きとアイデンティティ-週刊ヒッキイ第625号

2022-09-04 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』別冊編集後記

第625号(No.625) 2022/9/3
「2022年8月13日国際左利きの日合併号(続)
左利きとアイデンティティ ~《ピープル》シリーズから考える」



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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第625号(No.625) 2022/9/3
「2022年8月13日国際左利きの日合併号(続)
左利きとアイデンティティ ~《ピープル》シリーズから考える」
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 先月は、
 八月合併号として8月13日<国際左利きの日>に発行しました。
 
 今回は、その続きで、前回途中まで書いた
「左利きとアイデンティティ」についてお話しします。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
2022年8月合併号(続)
― 左利きとアイデンティティ ― 
  心の癒やし ~ 《ピープル》シリーズ から考える
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 ●前回後半のおさらい

前回の後半では、「左利きとアイデンティティ」について、
ゼナ・ヘンダースン<ピープル>シリーズ『果てしなき旅路』
について書かれた赤木かん子さんの
『こころの傷を読み解くための800冊の本 総解説』
の該当文章を引用しながら、私の左利きの経験を交えて書いてみました。


--
『こころの傷を読み解くための800冊の本 総解説』
赤木 かん子/著 自由國民社 2001/5/1

  自分はまわりと違う、という孤独感と孤立感に悩まされ、
  不安で不幸な人々が自分と同じ人々と出会い、救われ、解放され、
  幸福になる……そういう話が――。そうしてそのテの物語を、
  “ピープル・タイプ”と呼んでいました。それは今考えればみな、
  アダルト・チルドレンの物語だったのです。/
  当時のSF作家たちは超能力者だけではない
  いろいろなSF的手法を使って、
  ACの癒やしの物語を紡いでいたのでした。なぜか……?!
  彼ら自身がそうだったから……、そしてそうやって
  自分自身を癒やそうとしたのではないかと私は思います。》p.69


《自分はまわりと違う、という孤独感と孤立感に悩まされ、
 不安で不幸な人々》

まさに、当時の私は、そういう「不幸な左利きの一人」だったのです。

そんな
《人々が自分と同じ人々と出会い、救われ、解放され、幸福になる》
としたら、どうでしょうか。

こんな素晴らしいお話は他にはありませんよね。
--

*ゼナ・ヘンダースン<ピープル>シリーズ
1.『果てしなき旅路』ゼナ・ヘンダースン/著 深町眞理子/訳
ハヤカワ文庫 SF ピープル・シリーズ 1978/7/1

2.『血は異ならず』ゼナ・ヘンダースン/著 宇佐川晶子, 深町眞理子/訳
ハヤカワ文庫 SF 500 ピープル・シリーズ) 1977/12/1



 ●ゼナ・ヘンダースン<ピープル>シリーズ

私がこれらの作品に出会ったのは、
高校生を卒業する前後だったでしょうか。

高校二年の夏から『ミステリマガジン』や
同じ出版社のエンタメ系雑誌『SFマガジン』を読んできました。

『ミステリマガジン』は連載小説等に惹かれて定期購読していましたが、
『SFマガジン』の方は、好きな作家の作品が掲載されたときのみ、
購読していました。

そんな好きな作家の一人にこのゼナ・ヘンダースンもなりました。

偶然読んだのが最初の一編が、3作目?の「ヤコブのポタージュ」
(『果てしなき旅路』のなかでは、第3章に「ヤコブのあつもの」として
 収録)だったのか、その辺のところははっきりしませんが、
この作品を原作とするアメリカ製作の単発テレビ映画は
のちにNHKで『不思議な村』というタイトルで放送され、
楽しく見たのを記憶しています。


*『不思議な村 SF超能力者の村・消滅惑星ザイラスの秘密』
(日本語吹替収録版) [DVD]
■ゼナ・ヘンダースン原作「果てしなき旅路」を映像化
■F・F・コッポラが製作総指揮を務めたSF・TVムービー
■コッポラの父、カーマイン・コッポラが魅惑的な音楽を提供。
■「スター・トレック 宇宙大作戦」のカーク船長役の
 ウィリアム・シャトナーが熱演。
原題 : THE PEOPLE 製作年 : 1971年 製作国 : アメリカ

この時期は、記憶は定かではありませんが、
麻丘めぐみさんの「わたしの彼は左きき」のヒット曲や、
箱崎総一先生の主宰する「左利き友の会」などが出現し、
左利きに対する見方が味方が変化し始める<左利き観の転換期>
1970年代の初めのころでありました。

最初の本『果てしなき旅路』が出たのは、1978(昭和53)年でした。
私が24歳の時になります。


*参照:

『「古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2014(平成26)年6月15日号(No.129)-140615-
「私の読書論-57-「私のおススメの古典から」(4)
-人生の教科書-『ミステリ・マガジン』(2)コラム編」

2014.6.15
人生の教科書『HMM』+『SFマガジン』も―
私の読書論57おススメ古典4
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/06/574-206e.html
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-11877568307.html

--
ゼナ・ヘンダースン(ヘンダーソン)です。
「されば荒野に水わきいで…」(SFマガジン 1973年10月号)が
最初だったと記憶しています。
これを読んだ直後だったと思うのですが、
NHKでアメリカ製だろうと思われるドラマか映画が放送されました。

これは、<ピープル>シリーズと呼ばれる
地球に不時着して隠れて生きる異星人たちの物語の連作です。のちに
『果てしなき旅路』と『血は異ならず』の二冊にまとめられました。

繊細な精神の持ち主が読むのにふさわしい作品だと思っています。
--


 ●「人と違う」――疎外された人の心の痛み

この作品を読みますと、
多くの世間から疎外された人々の記憶に出会います。

特殊能力を持った異星人であることを知られれば、
魔女狩りのように殺されてしまうこともあるのです。

 《異常であるということは、
  他人のふるまうようにふるまわないことである。
  正常でないとは、普通のひとがやらないことをやることである。
  とうさんがあんなに怒ったのは、そのせいかもしれない!
  もしかしたらぼくは、正常でないことをしでかしたのかもしれない!
  ぼくは途方に暮れて地面を見つめた。
  ぼくの一家はどこがちがっているのだろう。(略)
  自分がほかのものとへだたっているという感じ。
  そしてそれを意識するとともに、
  警戒心が、隠さねばならぬという認識が湧いてきた。
  もしどこかおかしいところがあるのなら、
  だれにもそれを知られてはならない――
  うっかりそれを外にあらわしてはならないのだ……》p.93-94
   (『果てしなき旅路』「ギレアデ」より)

異星人であるがゆえに疎外される、差別される人々――
そこに私の心の琴線に触れるところがありました。
私もまた左利きという「人とは違う」という点で差別され、
疎外感にさいなまれていた経験があったからです。


鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)さんの
『「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる』
(岩波ジュニア新書 2019/4/20)


にこうあります。

 《「世間」は、まとまりを強くするために、
  意識的にも無意識的にも、「仲間外れを作る」のです。》
   <16「世間」のルール4 仲間外れを作る> p.101

左利きに関して言えば、
“無意識的”な「仲間外れ」という差別でしょう。

なにしろ右利きの人は、それが「普通」という感覚であり、
社会の在り方そのものが、そういう右利きの人のために
最適な環境を作っている「右利き優先」
あるいは「右利き偏重」の社会であることに
全く気付いてもいないのです。

それ故に、右利き以外の人を除外している社会だ、
という事実に気付いていないわけです。

右利きの人は「自分が右利きである」という事実も認識していない、
のが現実です。


 ●左利きというアイデンティティ

それに対して、左利きの人にとっては「左利きである」という事実が、
重要なアイデンティティ(の一つ)になるのです。

アイデンティティとは、(先の赤木かん子さんの本のよりますと)

 《とてもカンタンに言ってしまえば、/“アナタは、ダレですか?”
  ときかれた時に、その人が答える“こと”です。
  それは人種だったり国籍だったり
  (この両者は必ずしも一致するとは限りません)、
  仕事だったり、性別だったり、それこそ星の数ほどあると思います。
  そうしてどういう仕組みか、人間は自分のアイデンティティが
  不安定だと精神的にも不安定になるようだし、
  それを理由にいじめたり排斥したりもするので、
  人が傷つく大きな原因のひとつになるわけです。/不思議だね?》


利き手もそういうアイデンティティになるのです、左利きの人の場合は。
これは先ほども書きましたように、右利きの人にはまずありません。

「左利きである」ということが、
自分が「ほかの人と違う」点として認識する項目の一つだ、
ということであり、
その点を右利きの人が左利きの人を攻撃するポイントにしていた、
ということでもありす。

そして特に、私のようにある程度の年齢以上の左利きの人では、
この「左利きアイデンティティ」を
より強く感じているのではないでしょうか。

差別の記憶がそうさせているのだと思うのです。

この思いがなくなる日が来るのかどうか、
そして、左利きをアイデンティティとすることがいいことなのかどうか、
私には、まだ分かりません。


 ●左利き生活向上のために

そこで思うことは、この「国際左利きの日」を機会に、
もっと多くの人が、左利きについても考えてもらえるように、
この左利き啓蒙活動を広めてゆきたいということです。

精神的にも肉体的にも、心理的にも物理的にも、
左利きの人の生活が向上する――幸せになるために
ぜひ、読者の皆様のご協力を乞うものです。


先に紹介しました鴻上尚史さんの『「空気」を読んでも従わない』に
こういうことも書いてありました。

 《「世間」の悪い面は、
  意識的に変えようと思わないとなかなか変わりません。
  放っておいて自然に変わるということはないのです。》
   <16「世間」のルール4 仲間外れを作る> p.107


さらに、<18「世間」はなかなか変わらない>には、こうあります。

 《「世間」はすでにあって、
  これからもずっと続くものと思われているからです。
  「世間」は変えるものでなく、
  そこにあるものと思ってしまうのです。》p.117

日本人は、そういうとき、
「世間」や「社会」を変えようとするのではなく、
「しょうがない」という言葉でやり過ごしてしまう、といいます。
ガマンしてしまう。

そうではなく、

 《自分たちの生きている「世間」や「社会」を
  よりいいものにするのは、
  私たちの権利であり義務でもあると思っているのです。/(略)
  「世間」や「社会」に身をまかさないで戦う必要がある
  と僕は思っているのです。》 <同> p.118


私もまた、この意見に賛成で、「長いものには巻かれろ」ではなく、
「誤りは正す」姿勢が大切だ、と考えています。

表題下にも書いていますように、従来の

 「右利き偏重社会」を
 「左利きにも優しい左右平等、左右共存の社会」に

変えてゆきましょう。

たとえどんな小さなことからでもいいのです。
始めてみましょう

鴻上さんは、こうも書いておられますから。

 《小さな戦いが、この国の大きな「世間」をゆさぶり、
  変えるきっかけになることは間違いないのです。》
   <20 強力な「世間」との戦い方> p.136

そして、「おわりに」には、

 《あなたの戦いは、あなただけの戦いではない。》p.189

ともあります。
それを期待して、私もこの戦いを続けたいものです。


*参照:「レフティやすおのお茶でっせ」
 過去の「8月13日は<国際左利きの日>」の関連記事

カテゴリ:<8月13日国際左利きの日>
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/cat24364203/index.html

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 「★600号までの道のり」は、お休みです。

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本誌では、「2022年8月13日国際左利きの日合併号(続) 左利きとアイデンティティ ~《ピープル》シリーズから考える」と題して、今回も全紹介です。

ゼナ・ヘンダースン《ピープル》シリーズについては、前号およびその編集後記でも書いていますので、そちらを参照していただくとして、今回は、左利きとアイデンティティについて書いてきました。

いいたいことは、要するに左利きの私にとっては、この現在あるこの「社会そのもの」が「間違っている」ということで、それを「左利きの人にも優しい社会に変えてゆこう」。
そのためにどん些細なことであっても、おろそかにせず、取り組んでいけたらいいなあ、ということです。

皆様もご協力いただければ嬉しく思います。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
2022年8月13日国際左利きの日合併号(続)左利きとアイデンティティ-週刊ヒッキイ第625号
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新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2022から(3)集英文庫『光の帝国 常野物語』恩田陸-「楽しい読書」第325号

2022-09-01 | 本・読書
古典から始める レフティやすおの楽しい読書-322号【別冊 編集後記】

2022(令和3)年8月31日号(No.325)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2022から
(3)集英文庫『光の帝国 常野物語』恩田陸」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2022(令和3)年8月31日号(No.325)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2022から
(3)集英社文庫『光の帝国 常野物語』恩田陸」
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 今年も毎夏恒例の新潮・角川・集英社の
 <夏の文庫>フェア2022から――。

 当初は、年一回7月末に、
 三社の文庫フェアから一冊ずつ紹介していました。

 近年は、読書量の減少もあり、
 自分にとっての“新規の作家を発掘”しようという試みもあり、
 7月、8月の月末二回程度に分けて紹介してきました。
 
 で、今年は一号ごと三回続けて、一社に一冊を選んで紹介しよう
 と思います。

 一号遅れましたが、三回目――最終回は、集英社文庫です。


新潮文庫の100冊 2022
https://100satsu.com/

角川文庫 カドブン夏フェア2022
https://kadobun.jp/special/natsu-fair/

集英社文庫 ナツイチ2022
http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/



~<夏の文庫>三社フェア2022・第一回~

2022(令和3)年7月15日号(No.322)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2022から(1)
新潮文庫『老人と海』ヘミングウェイ(高見浩訳)」
2022.7.15
新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2022から(1)新潮文庫『老人と海』
-「楽しい読書」第322号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/07/post-0bc97e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/a3c96264c4e3a66832a5f013d7dfd965

~<夏の文庫>三社フェア2022・第二回~

2022(令和3)年7月31日号(No.323)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2022から
(2)角川文庫『山椒大夫・高瀬舟・阿部一族』森鴎外」
2022.7.31
新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2022から(2)
角川文庫『山椒大夫~』森鴎外-「楽しい読書」第323号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/07/post-b6a16c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/68c6961aff920da9831353e34d8a34e3

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◆ 2022テーマ(3)<ピープル>シリーズへのオマージュ ◆
  新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2022から
  (3)集英社文庫『光の帝国 常野物語』恩田陸
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●恩田陸「あとがき」より

恩田陸さんの本を読むのは、これが3冊目。
一冊目は、左利きミステリの中編を含む連作長編
『三月は深き紅の淵を』 (講談社文庫)
二冊目は、『ライオンハート』 (新潮文庫) でした。
今回が三冊目。
<夏の文庫>フェアの<新顔作家>テーマといってもいいでしょう。

<集英社文庫 ナツイチ2022>からは、この恩田陸さんの
『光の帝国 常野物語』を取り上げます。





集英社文庫『光の帝国 常野物語』恩田陸 2000/9/20

この作品は、以前から読んでみたいと思っていた作品で、
ようやく手に取ることになりました。

なぜこの作品に興味を持っていたか、といいますと、
「あとがき」にも書かれていますように、
ゼナ・ヘンダースンという、
アメリカの1950年代から60年代にかけて活躍した女性SF作家の
<ピープル>シリーズという一連の短編連作シリーズがあり、
恩田さんの弁によれば、

《子供の頃に読んだお気に入りのSF》

で、

《宇宙旅行中に地球に漂着し、
 高度な知性と能力を隠してひっそり田舎に暮らす人々を、
 そこに赴任してきた女性教師の目から描くという短編連作で、
 穏やかな品のいいタッチが印象に残っている。》

という作品です。

恩田さんは、この<ピープル>シリーズへのオマージュとして
この『光の帝国 常野物語』を書かれたわけで、
この短編集は、<ピープル>シリーズ同様に、
一話毎に主人公を変えて書かれた一連の短編集です。

<常野物語>としては、以後第2弾の長編『蒲公英草紙 常野物語』
第3弾の長編『エンド・ゲーム 常野物語』が書かれています。

◎<常野物語>シリーズ第2弾
『蒲公英草紙 常野物語』恩田 陸 集英社文庫 2008/5/20

◎<常野物語>シリーズ第3弾
『エンド・ゲーム 常野物語』恩田 陸 集英社文庫 2009/5/20
―『光の帝国 常野物語』の「オセロ・ゲーム」の主人公、拝島暎子と
 娘の時子の活躍する長編


 ●『光の帝国 常野物語』

出版社の紹介文から――

《穏やかで知的で、権力への志向を持たずに生きる常野の一族。
 人を見通し、癒し、守る、
 その不思議な能力は何のために存在するのか。
 優しさと哀しみに満ちた壮大なファンタジー。(解説・久美沙織)

 膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、
 近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、
 みなそれぞれ不思議な能力があった。
 穏やかで知的で、権力への思向を持たず、
 ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。
 彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?
 不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。
 優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。》

これでだいたいのイメージはつかめたでしょうか。


“宇宙船が壊れ、地球に不時着した異星人たちは、
(地球人から見れば)特殊能力を持ち、それ故に迫害されたり、
狩られたりし、地球人から隠れて生きのびている”
という設定は、<ピープル>シリーズと同じです。

彼らは、東北の山の中の一画<常野(とこの)>に隠れ住む。
このように<常野>は、地名であり、彼ら一族を示す名前でもあります。

その一族の一連のお話ということで<常野物語>と命名されています。

この本の収録作は、

「大きな引き出し」
(引っ越ししてきた常野族の一家の中学一年の姉・春田記実子と
 小学四年の弟・光紀のお話。光紀がその能力を覚醒させる。)

「二つの茶碗」
(三宅篤はその人の未来が見えるという娘と結婚することになるお話。)

「達磨山への道}
(人生の転機に登ると重要な場面が現れるという達磨山に
 倉田泰彦は友人の克也と登る。)

「オセロ・ゲーム」
(夫を奪われた拝島暎子は、“裏返”されそうになる危機を
 娘の時子に助けられる。助けられる。)

「手紙」
(常野について調べていた『達磨山への道』の泰彦の父親・篤彦に
 高校時代の友人たちが調査報告をする手紙の数々。
 長命族の「ツル先生」登場。

「光の帝国」
(戦時中、『手紙』のツル先生の分教場に流れてきた先生と
 子供たちの悲劇。)

「歴史の時間」
(『大きな引き出し』の記実子と級友の矢田部亜希子の話。)

「草取り」
(ふつうの人には見えない街や人にはびこる「草」を取る男のお話。)

「黒い塔」
(「歴史の時間」の亜希子と十年ぶりに再会した記実子のお話)

「国道を降りて…」
(故郷に招待された常野一族の天才的チェリスト・川添律と
 フルート奏者・田村美咲のお話。
 美咲は「歴史の時間」のみさきの生まれ変わりか?)

全体に暗い話も多く、感動的なお話もあるものの、
今のところ、何かが起こる前の胸騒ぎを感じさせるような、
ちょっと中途半端な気持ちにさせる内容でしょうか。

これから何かが始まる、その前夜の静けさのような……。


 ●ゼナ・ヘンダースンの<ピープル>シリーズ

恩田さんがリスペクトした元ネタの
ゼナ・ヘンダースンの<ピープル>シリーズは、
二冊の本にまとまっています。

詳細は、もう一つのメルマガ
『左利きを考える 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第624号(No.624) 2022/8/13
「2022年8月合併号―8月13日 国際左利きの日
 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY―」
2022.8.13
2022年8月13日左利きの日INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY合併号
-週刊ヒッキイ第624号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/08/post-54feef.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e993c67c3ad6bbfb1ae083afb30873aa

をご覧いただくとよいかと思います。

来月3日発行の次号でも引き続き、紹介しています。
そちらも参照いただけるとよりよくご理解いただけると思います。


第625号(No.625) 2022/9/3
「2022年8月13日国際左利きの日合併号(続)
左利きとアイデンティティ ~《ピープル》シリーズから考える」
2022.9.3
2022年8月13日国際左利きの日合併号(続)左利きとアイデンティティ
-週刊ヒッキイ第625号


*ゼナ・ヘンダースン<ピープル>シリーズ
1.『果てしなき旅路』ゼナ・ヘンダースン/著 深町眞理子/訳
ハヤカワ文庫 SF ピープル・シリーズ 1978/7/1

2.『血は異ならず』ゼナ・ヘンダースン/著 宇佐川晶子, 深町眞理子/訳
ハヤカワ文庫 SF 500 ピープル・シリーズ) 1977/12/1



それぞれの短編につなぎとなる文章を挿入して、
一つの長編のように仕立てられています。


 ●恩田さんの<常野物語>シリーズ

ゼナ・ヘンダースンの<ピープル>シリーズと
恩田さんの<常野物語>の根本的な違いは、
前者が疎外された人たちの立場から書かれた作品が多く、
これは、彼女が教師としての経験を活かしたものと思われます。
(戦時中、日系人の収容所で教えていたという。)

そういう異文化との接触がこういう作品傾向につながっている、
と考えてもよいでしょう。


それに対して、恩田さんの作品は、基本的な枠組みを借り、
<常野物語>の原型を作り、
その上にご自分のオリジナル・ストーリーを広げています。

どちらかというと、異星人の物語というより、
そこから出発してよりSFっぽい、
「新たな人類の誕生」といった方向に向かっているような印象です。

これはその後の<常野物語>の第2弾、第3弾となる『蒲公英草紙』や
『エンド・ゲーム』という長編を見ていますと、そう感じます。


『蒲公英草紙』は、
『光の帝国 常野物語』の第一話「大きな引き出し」につながる、
その昔の明治時代のお話で、春田家のご先祖の他人の人生を受け入れ、
記憶に残す役割の人々の物語。

人は亡くなっても、その人を知っていた人たちの記憶の中に生きている、
というお話です。

また、『エンド・ゲーム』は、『光の帝国』第四話「オセロ・ゲーム」の
拝島暎子と時子の母と娘を主人公にした物語で、
実は新たな人類の誕生しているのでは、と思わせる物語です。


 ●『光の帝国 常野物語』

改めて、『光の帝国 常野物語』を見てゆきますと、
<ピープル>シリーズの設定を借用しながら、
その作品世界の方向とは、異なる恩田SFの世界を、
恩田さんのオリジナルストーリーを展開しています。

作品としてのテイストは、全く異なるものの、
<ピープル>シリーズの持つ
ヒューマンな暖かい味わいも一部残っていますが、
やはり、オリジナルな傾向が出ている作品集というイメージです。

正直、<ピープル>シリーズの愛好家としては、
<ピープル>シリーズへのリスペクト作品と考えたとき、
オリジナル作品の味わいと比較して、もう一つ残念な作品集でした。

私の評価としましては、「特に読む必要はない」
といってしまうと何ですが、まあ、そういう印象です。

これはこれでいいのですけれど、ね。
比較してしまうと……、そういう評価になるのです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ★創刊300号への道のり は、お休みします。

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本誌では、「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2022から (3)集英文庫『光の帝国 常野物語』恩田陸」と題して、全文紹介です。

著者の恩田さんが「あとがき」で、元ネタとしてゼナ・ヘンダースンの<ピープル>シリーズというアメリカのSF作品の連作短編について書かれています。
実は、このシリーズが高校生ぐらいの時に読んで、以来、私の愛好する作品でした。
それだけに、この恩田さんの<常野物語>についても期待がありました。

反面、その期待があるだけに、味わいが「別物じゃん!」という感じで、こういう感想になってしまいました。

しかし、これはこれで、恩田さん自身のオリジナル・ストーリーであり、「楽しめるシリーズだ」と改めて書いておきます。

 ・・・

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈メルマガ「楽しい読書」〉カテゴリ

--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2022から(3)集英文庫『光の帝国 常野物語』恩田陸-「楽しい読書」第325号
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