レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

私の読書論180-私の年間ベスト3・2023年〈フィクション系〉(前)総リスト&再読編-楽しい読書359号

2024-01-28 | 本・読書
古典から始める レフティやすおの楽しい読書【別冊 編集後記】

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2024(令和5)年1月31日号(No.359)「私の読書論180-私の年間ベスト3・
2023年〈フィクション系〉(前編)総リスト&再読編 」


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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2024(令和5)年1月31日号(No.359)「私の読書論180-私の年間ベスト3・
2023年〈フィクション系〉(前編)総リスト&再読編 」
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 「私の年間ベスト3・2023年フィクション系(前編)」です。

 <フィクション系>は、文字通りフィクション、
 小説等の創作物を指します。

 まずは、「再読編」から。

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 - 昔の感覚に間違いはなかった!? -

  ~ 私の年間ベスト3・2023フィクション系(前編) ~

  2023年フィクション系ほぼ全書名紹介&<再読編ベスト3>候補作
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 ●傾向と分類

2023年は、冊数が40冊程度でした。
うち約半数の20冊が再読ものでした。
これは昨年と同数となります。

そこで今年も、<再読編ベスト3>と<初読編ベスト3>とに分けて
紹介してみましょう。

 ・・・

例年のように簡単に分類してみましょう。

(1)メルマガ用のお勉強の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

*(再):自分の蔵書の再読本、[再]:作品そのものは再読、本は新本


 ●(1)メルマガ用のお勉強の本

・[再]『雨月物語』上田秋成/長島弘明 校注 岩波文庫 2018/2/17


2023(令和5)年6月30日号(No.345)
「私の読書論172- 2023年岩波文庫フェア「名著・名作再発見!
 小さな一冊をたのしもう」から 上田秋成『雨月物語』「蛇性の婬」」
『レフティやすおのお茶でっせ』2023.6.30
私の読書論172-2023年岩波文庫フェアから上田秋成『雨月物語』
「蛇性の婬」-楽しい読書345号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-ec8330.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/417d68371321fb4e635a0fa83166e4d2


・[再]『時をかける少女』筒井 康隆 角川文庫 新装版 2006/5/25


・(再)『カドカワ フィルム ストーリー 時をかける少女』筒井康隆原作
大林宣彦監督作品 角川文庫 1984(昭和59年)/11/1

・(再)『タイム・トラベラー』石山透 大和書房 1984/2/1


――1972年、NHKドラマ『タイム・トラベラー』全6話、と
 続編『続・タイム・トラベラー 』全5話のシナリオ集。巻末に
 「NHK少年ドラマシリーズ放送作品リスト」、主題歌楽譜を収録。

2023(令和5)年7月31日号(No.347)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(2)角川文庫・
筒井康隆『時をかける少女』わが青春の思い出の一冊」
2023.7.31
[新潮・角川・集英社]
<夏の文庫>フェア2023から(2)角川文庫・筒井康隆『時をかける少女』
-楽しい読書347号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/07/post-ea808e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/51993cafbd23c48808fba514944ef122


・(再)東野圭吾『白夜行』集英社文庫 2002/5/25


2023(令和5)年8月31日号(No.349)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(3)集英社文庫・
 東野圭吾『白夜行』青春の思い出も背景に散りばめられた一冊」
2023.8.31
[新潮・角川・集英社]
<夏の文庫>フェア2023から(3)集英社文庫・東野圭吾『白夜行』-楽しい読書349号
17:36 2023/08/23
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/08/post-68005b.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/a591675405b6e87c3e89a1653c2d3316


 ●(2)それ以外の古典の名作

・(再)『親友(パル)・ジョーイ』ジョン・オハラ 田中小実昌訳
 講談社文庫 1977
――戦前のアメリカの風俗小説、表題の連作短編とその他の短編集。
表題作はペンフレンドに送る近況報告の手紙の形式で、
昔『ミステリ・マガジン』でそれぞれの短編として紹介されていた。
当時は面白い小説として読んだが、今回読んでみると、昔ほどの魅力は
感じず、まあまあ、というところか。私の主人公に対する見方が変わり、
真実の姿を理解できるようになった、というところでしょうか。

・[再]『少女地獄』夢野久作 角川文庫 1976
――同じく戦前の日本の小説短編集。


(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
特になし。


 ●(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

【新井素子】
・(再)『あたしの中の……』集英社コバルトシリーズ 1981
・(再)『グリーンレクイエム』講談社文庫 1983
・(再)『ひとめあなたに……』双葉ノベルズ 1981
・(再)『扉を開けて』CBSソニー出版 1982
・(再)『ラビリンス<迷宮>』トクマ・ノベルズ 1984
・[再]『いつか猫になる日まで グリーン・レクイエム』日下三蔵編
柏書房<新井素子SF・ファンタジー コレクション1> 2019
・[再]『扉を開けて 二分割幽霊綺談』日下三蔵編
柏書房<新井素子SF・ファンタジー コレクション2> 2019
・[再]『ラビリンス<迷宮> ディアナ・ディア・ディアス』日下三蔵編
柏書房<新井素子SF・ファンタジー コレクション3> 2019
――『あたしの中の……』は、記念すべきデビュー作。
『扉を開けて』『ラビリンス<迷宮>』は、異世界ものの女性が主人公の
ヒロイック・ファンタジー。『ひとめあなたに……』は地球最後の日もの。
柏書房版は、今や多くが絶版・品切れとなった初期新井作品の名作を
資料とともに復刊するもの。

<海洋冒険もの>
【セシル・スコット・フォレスター】
・(再)『スペイン要塞を撃滅せよ』ハヤカワ文庫NV 1973
・(再)『トルコ沖の砲煙』ハヤカワ文庫NV 1974
・(再)『パナマの死闘』ハヤカワ文庫NV 1974
――以上、帆船時代の英国海軍の<海の男ホーンブロワー・シリーズ>。
最初に書かれた『パナマの死闘』が好評で海軍士官候補生時代から出世
してゆく過程が順次シリーズ化されたという人気シリーズ。
人間的な弱みを持つスーパー・ヒーローでないところが、海外で人気の
シリーズというのも理解できます。なかなかのエンタメ作品。


(再)『女王陛下のユリシーズ号』アリステア・マクリーン 村上博基訳
 ハヤカワ文庫NV 1972
――第二次大戦中のドイツ海軍と連合国側の輸送船団の護衛艦、
イギリス海軍ユリシーズ号との激闘。


<その他の冒険もの>
(再)『大洞窟』クリストファー・ハイド 田中靖訳 文春文庫 1989
――日本人の地質学者が主要登場人物となる洞窟で発掘中、
地震で閉じ込められ、いかに脱出するか、というサバイバル物語。

【ディック・フランシス】
(再)『重賞』菊池光訳 ハヤカワミステリ文庫 1976
(再)『追込』菊池光訳 ハヤカワミステリ文庫 1982
――元女王陛下のお抱え障害競馬騎手だった著者が書いたことでも有名な、
<競馬スリラー・シリーズ>の中期の作品。
毎回異なるヒーローを主人公に、競馬がらみの犯罪を暴いてゆく展開で、
そのヒーロー像の造形にしびれます。イギリスでは最も有名な探偵役
シッド・ハレーを主人公にテレビドラマも制作されていました。
私の大好きな作家でした。
中期以降の作品の手持ちの文庫本が十冊程度ありますので、
もう一つと思う作品は処分しようと思い、再読を始めました。


<その他>
・[再]『刑罰』フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄進一訳
創元推理文庫 2022
――ドイツの刑事弁護士が実際に経験した事例を元に描く犯罪物語集。
この作家の著作はみな問題意識が高い作品集で、読み応えがある。
ハードカバー本の文庫化で、また読んでしまった。

(再)『怪奇と幻想 第一巻 吸血鬼と魔女』矢野浩三郎編 角川文庫 1975
――怪奇小説・恐怖小説・幻想小説のアンソロジーの第一巻。
このアンソロジー全三巻は、創元推理文庫の『怪奇小説傑作集』全五巻、
近年新版『新編 怪奇幻想の文学』が出ている、その元版のアンソロジー
などと並ぶ、名アンソロジーではなかったか、と思っています。


 ●<再読ベスト3>候補

以上がほぼ全再読書です。

この中から<再読ベスト3>を選ぶにあたって、
まずは候補としていくつか上げてみましょう。

新井素子作品では、以下の三作。
1.『グリーンレクイエム』――昔読んだとき同様感動の一作。
以前紹介したゼナ・ヘンダースン『果てしなき旅路』同様、
マイノリティーの悲劇を扱う悲しい作品です。
2.『ひとめあなたに』――地球はあと一週間(だったか?)で滅ぶ
という状況で人はいかに生きるのか、という重いテーマのれん作短編。
以前読んだときよりも、重さを感じたという気がしました。
ちょっと気になる一作でした。
3.『ラビリンス<迷宮>』――かつて繁栄していた文明を失った人類が
新たなスタートにつくというストーリーですが、迷宮で待つ<怪物>を
いかに対応するか、生け贄にされた少女たちの戦い。

メルマガで扱った三作は、それぞれに印象に残る作品で候補作です。
4.『雨月物語』――古典中の古典で、今回取り上げた「蛇性の婬」は、
集中最長の中編といったところで、一番の名作かと思います。
5.『時をかける少女』も、表題作の中編は、青春のまぶしさを描いた
永遠にの名作という気がします。
6.『白夜行』は、三編中唯一の長編ですが、長さを感じさせない名作で、
これはゆがんだ青春の物語で興味深いノワールという感じです。

次に<冒険もの>では、
7.『女王陛下のユリシーズ号』――マクリーンの処女作で、
戦争ものの長編ですが、男たちはなんのために戦うのか、という
戦争に対する見方と人間としての生き方を考えさせる反戦文学です。
8.『大洞窟』は日本人が主人公になっている点がポイント高く。

9.『怪奇と幻想 第一巻 吸血鬼と魔女』――<怪奇もの>の
アンソロジーとしては、名作揃いの好アンソロジーです。
珍しいダシール・ハメットの怪奇小説アンソロジーの「序文」を借りて、
作品もモーパッサン「オルラ」、M・R・ジェイムズ「マグナス伯爵」、
F・マリオン・クロフォード「血は命の水だから」等々。


 ●2023年フィクション系<再読編べスト3>

さて、では、<再読編べスト3>です。
やはりむずかしいですが、メルマガで扱った三作は、
そちらで書いてきましたので、今更選ぶのもどうかと思います。


 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡

   【2023年フィクション系<再読編べスト3>】

  (1)新井素子『グリーンレクイエム』新装版 講談社文庫 2021/4/15


  (2)アリステア・マクリーン『女王陛下のユリシーズ号』ハヤカワ文庫 NV 7 1972/1/1


  (3)矢野浩三郎編『怪奇と幻想 第一巻 吸血鬼と魔女』角川文庫

 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡


「読む価値あり」という意味で、この辺を上げておきましょう。

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本誌では、「私の読書論179-私の年間ベスト3-2023年〈フィクション系〉(前編)総リスト&再読編」と題して、今回も全文転載紹介です。

今回は、本文中にもありますように、再読した<フィクション系>の本についてです。

もう何年も前から、蔵書を少しずつ処分しています。
今までもとにかく本箱?本棚? が二本しかないので、押し出し整理法でここからはみ出す分はその都度処分するようにしてきました。
ここんところ古本屋さんも減ってきて、近所の一軒ぐらいしかない状況で、そこがなくなれば、処分もむずかしいということになります。
今は少しずつその近所のお店に持ち込んでいます。

今までは聖域としていた青春初期の本も最近は、処分しています。
そうは言いましても早半世紀という本もあり、赤茶けて、ほとんど値の付かないようなものも多いようです。
でも、売れるうちは売って何かの足しになればと思っています。

処分のために再読をしているというところです。
聖域だった、新井素子さんの本や、冒険小説などもそういう一環の本で、昨年末に処分してしまいました。
ディック・フランシスはこれから再読を続けて選定に入ります。

残念と言えば残念ですが、いずれは処分しなければならないので、今のうちに少しずつ減量を、というところです。

といいつつも、毎年20冊程度は購入していますので、実数はなかなか減ってはいませんね。
まだ、本箱からオーバーしている本の段ボール箱が大小6個ぐらいありますから。

 ・・・

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論180-私の年間ベスト3・2023年〈フィクション系〉(前)総リスト&再読編-楽しい読書359号
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私の読書論179-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(後編)田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』-楽しい読書358号

2024-01-20 | 本・読書
古典から始める レフティやすおの楽しい読書【別冊 編集後記】

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2024(令和6)年1月15日号(No.358)
「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(後編)
田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2024(令和6)年1月15日号(No.358)
「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(後編)
田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』」
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 前回、長くなりすぎてしまい分割した後半です。

(前編)
2023(令和5)年12月31日号(No.357)
「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(前編)」
2023.12.31
私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(前編)
-楽しい読書357号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/12/post-d85a13.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/b7d1b868920116ee23459ec47dfdd66e


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 - メルマガの為に読んだ本ばかり? -

  ~ 私の年間ベスト3・2023年〈リアル系〉 ~

  田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』
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 ●(4)個人的な趣味、仏教や空海・弘法大師に関する本

・『マイ遍路』白川密成 新潮新書 2023/3/17


四国の八十八カ所の霊場を巡礼するお遍路旅を、
第五十七番札所・栄福寺の住職が、六十八日をかけて歩いた記録。
弘法大師の著作の言葉を引用し、その場その場のようすをたどりながら、
綴る「四国遍路」の実践的な旅日誌。
弘法大師空海のどういう言葉をどういう場面で引用しているのか、
といった興味で買ってみました。

出川哲朗さんのテレビ番組でのお遍路の旅で、
この方が住職をしているお寺をお参りされた際に、
著者が出演されたのを見た記憶があります。
まだ若いお坊様ですが、こういう著作のような活動も、
今の時代には信仰を広げる意味でも大いにありだと感じました。

生きることは悩むことでもあり、
そこに信仰というものが必要となる部分があると思います。


・『ぼくのミステリ・マップ―推理評論・エッセイ集成』田村隆一
中公文庫 2023/2/21


私の趣味であるミステリ――
特に海外ミステリ(翻訳ミステリ)についてのエッセイ集。

1923(大正十二)年生まれの著者の生誕100年記念出版としての
増補改編版。

海外ミステリ専門誌だった『(ハヤカワ)ミステリマガジン』
(通称HMM)の愛読者である私には、
『HMM』の前身『(日本語版)EQMM』の創刊前後、
それに先立つミステリ叢書「ハヤカワ・ポケット・ミステリ・シリーズ」
(通称<ポケミス>)の立ち上げに関連した部分が、
興味深く楽しめました。

 《生島 金はなかったけど、ただよかったのは社長以外は、
     編集長もくそもないって感じだったことだね。
  田村 社長だってないよ。あるはずないんだよ。
     もう前に会社つぶしているんだから。》p.342

 《生島 こっちは若いし、もうストレートに企画は通る。
     しかしおもしろいから企画出すと、
     全部てめえのしょいこみになっちゃうんだよな。
  田村 でも、ぼくがやめてから、君らががんばったからね。
     それで、ほんとの意味でいまの早川つくったんだから。》
   pp.343-344

かつては<海外文学の早川書房>として、
今やノーベル賞作家カズオ・イシグロの翻訳本の版元として、
大手に負けない出版社となった、
早川書房の草創期の物語の一つでもあります。


また文学について、田村さんは

 《田村 実際文学というのは、ユーモアのセンスなんですよ。
     文学というと、何か、しかめっ面しちゃってるけど、
     そんなものと文学は関係ないんだからね。
     どういうユーモアのセンスで言語表現していくかというのが、
     文学の鉄則ですからね。》    

と言うのです。そして、14,5のときから詩を書いていたが、
そのときから、《ユーモアのセンスで書いてるわけです》と。

田村さんの詩を読んだ学生さんは、
シリアスに詩を書いていると思っているが、
実際の田村さんは詩のイメージと全然違うので驚くという。

《そういうことと言語表現は関係ないんだから。》と。

「文学は、ユーモアのセンス」なんだそうです。

なるほど、私の好きな北杜夫さんなどは、その見本のような気がします。
高級な文学ほどユーモアのセンスに優れているのではないか、
という気がしますね。
海外の優れたミステリなどでも、しゃれた会話があったり、
ユーモアのセンス溢れる会話が魅力だったりします。

そういうところでセンスを磨くのも一法かもしれません。

以上、引用は本書「Ⅲエッセイ・対談
(×生島治郎「諸君、ユーモア精神に心せよ」)」より。


 ●私の2023年〈リアル系〉ベスト3候補

今年は「ベスト3」といいましても、
以上上げてきたような本の冊数ですので、数的にも選びにくく、
またそのほとんどをメルマガに利用していますので、
「この本を!」と改めてオススメするのは、むずかしく感じます。

候補としてあげておく程度にしておきましょう。

<2023年〈リアル系〉ベスト3候補>

・『文学のレッスン』丸谷才一 聞き手・湯川豊 新潮文庫 2013/9/28

・『美しい本屋さんの間取り』エクスナレッジ X-Knowledge 2022/12/29

・『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ 
新潮文庫 2021/6/24

・『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)春秋社 2023/4/19

・『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著
PHP新書 2023/9/16

・『ぼくのミステリ・マップ―推理評論・エッセイ集成』田村隆一
中公文庫 2023/2/21

『文学のレッスン』は、丸谷才一さんの文学論です。
とにかくメルマガ誌上でも紹介しましたように、
歴史的な視点からそれぞれの文学ジャンルの特徴などを
説いてくれていて、文学論などまともに学んだことのない私には、
とても役に立つといいますか、ヒントになるといいますか、
文学の理解に役立つ知識を得られた、という気がします。

『美しい本屋さんの間取り』は、<本屋さんになりたい>は、
<元本屋の兄ちゃん>として夢見たことでもあり、
妄想本屋さんは、今でも楽しめる遊びになりそうです。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』では、
以前から気になっていた本で、こういう機会に読めてホントに良かった、
という一冊でしたね。
人種や文化の違いをどう乗り越えるか、あるいはどう受け入れるか、
じゃあ、最終的に実際にはどうするか、
という問題で色々考えるヒントをもらった感じです。

『鍵盤ハーモニカの本』は、とにかく力作です。
一つのことをここまで突き詰めていることがスゴいと思います。
この辺でまとめておかないと失われる情報も多かったろうと思います。

『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』は、前作同様、
丹念に調べた結果を基に、将来への展望などを語っています。
<左利きライフ研究家>として、色々参考になる部分も多く、
反面、「言い分」という表現にちょこっと引っかかる部分があったり、
本としての評価の面ではちょっとむずかしいところがありました。

『ぼくのミステリ・マップ―推理評論・エッセイ集成』は、
先にも書きましたように、私の中高生時代からの趣味である、
海外ミステリに関する教科書的なエッセイを含む本で、
楽しく読みました。
昔話など若い人には、あまり心惹かないものでもあるかもしれませんが、
歴史というものは、そういう部分があるものではないか、と思われます。

若い人には、常に、昨日があって今日があるのだということを、
忘れないようにしてほしいものです。

『鍵盤ハーモニカの本』や『左利きの言い分』にしても、
そういう歴史というものを語りながら、
その先に現状と未来を捉えているように思います。

こういう読み方をできるようになったのも、
自分が年を重ねた結果かも知れません。


 ●私の年間ベスト―2023年〈リアル系〉

2022年も〈リアル系〉は、以下の一作のみでした。

『生きがい―世界が驚く日本の幸せの秘訣―』茂木健一郎
 恩蔵 絢子/訳 新潮文庫 2022.5.1
―脳科学者が英語で世界に向けて出した日本人の生き方をめぐる小著。


今年も、同様に一作のみをオススメとしておきましょう。


 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡

   私の年間ベスト―2023年〈リアル系〉

 (1)『ぼくのミステリ・マップ―推理評論・エッセイ集成』
    田村隆一 中公文庫 2023/2/21

 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡


出版社紹介文より――

《『荒地』同人として鮎川信夫らとともに日本の戦後詩をリードした
 国際的詩人にして、早川書房の初期編集長兼翻訳者として
 海外ミステリ隆盛の基礎を築いた田村隆一(1923-1998)。
 アガサ・クリスティの翻訳に始まり、
 「ハヤカワ・ポケット・ミステリ」の出発、
 「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」の創刊……
 その比類なき体験による、
 彼にしか語りえない数々の貴重なエピソードとユーモアは、
 詩(ポエジー)と戦慄(スリル)の本源的考察を通して、
 やがて21世紀の我々をも刺し貫く巨大な文学論・文明論へと至る――
 人類にとって推理小説(ミステリ)とは何か?

 聞き書き形式でポーからロス・マクドナルドまでの
 クラシック・ミステリをガイドするロング・インタビュー
 (旧版『ミステリーの料理事典』『殺人は面白い』所収)を中心に、
 クロフツ『樽』やクイーンの四大『悲劇』といった翻訳を手がけた
 名作の各種解説、クリスティとの架空対談、江戸川乱歩や植草甚一に
 まつわる回想、生島治郎・都筑道夫ら元早川出身者との対談など、
 推理小説に関する著者の文章を単著初収録作含め精選し大幅増補した、
 まさに田村流ミステリ論の決定版。生誕100年記念刊行。》

【目次】
Ⅰ クラシック・ミステリ・ガイド(インタビュー)
Ⅱ 訳者解説(F・W・クロフツ/アガサ・クリスティ/
 ジョルジュ・シムノン/エラリイ・クイーン)
Ⅲ エッセイ・対談(×生島治郎「諸君、ユーモア精神に心せよ」/
 ×都筑道夫「EQMMの初期の頃」)
Ⅳ 資料編
〈解説〉押野武志

田村隆一
一九二三(大正十二)年東京生まれ。詩人。明治大学文芸科卒業。
第二次大戦後、鮎川信夫らと「荒地」を創刊。戦後詩の旗手として活躍。
詩集『言葉のない世界』で高村光太郎賞、『詩集1946~1976』で無限賞、
『奴隷の歓び』で読売文学賞、『ハミングバード』で現代詩人賞を受賞。
ほかに『四千の日と夜』など。推理小説の紹介・翻訳でも知られる。
一九九八(平成十)年没。

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本誌では、「私の読書論179-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(後編)田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』」と題して、今回も全文転載紹介です。

前回も書きましたように、「メルマガの為に読んだ本ばかり?」で、そのため改めて<ベスト3>に上げるのはどうかと思いつつ選んでいます。

読んだ十数冊のなかでは「ベスト3候補」として上げた6冊が一段上というところでしょう。

今年のベスト1はそういう中では、一番自分の趣味に合った本ということで、勉強の本とか、自己啓発といった意味合いもなく、単純に「楽しめた本」といえるかと思います。

最後に、本文中に書き忘れましたが、昨年が生誕百年だった田村隆一さんの訳書として私が持っているのは、弊誌<クリスマス・ストーリーをあなたに>の

2013(平成25)年11月30日号(No.117)-131130-  
クリスマス・ストーリーをあなたに~
 『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム
クリスマス・ストーリーをあなたに~『サンタクロースの冒険』ボーム
(「作文工房」版)

でも紹介しました

『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム/著 田村隆一/訳 扶桑社エンターテイメント(1994.10.30) [文庫本]
―『オズの魔法使い』の作者ライマン・フランク・ボームの描くサンタ・クロースの生涯を描く、サンタさん誕生物語

があります。

他に<左利きミステリ>の一冊でもある、エラリー・クイーン『Zの悲劇』(角川文庫)、
ロアルド・ダールのポケミス版『あなたに似た人』(Hayakawa Pocket Mystery 371 1957/10/15)もそうでした。





 ・・・

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(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈メルマガ「楽しい読書」〉カテゴリ


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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論179-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(後編)田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』-楽しい読書358号
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私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(前編)-楽しい読書357号

2024-01-11 | 本・読書
古典から始める レフティやすおの楽しい読書【別冊 編集後記】

(まぐまぐ!)登録・解除

2023(令和5)年12月31日号(No.357)
「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉
田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』」


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2023年もおしまいです。
今年も一年本当にご愛顧ありがとうございました。

コロナ禍以降、色々とあちこち体調不良が出ていますが、
終わってみると、思いのほか頑張れているので、
来年も精一杯頑張って続けてゆく所存です。
よろしくお願いいたします。

レフティやすお <(_ _)>

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2023(令和5)年12月31日号(No.357)
「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(前編)」
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 今年も早一年の最終日となりました。
 年末年始恒例の「私の年間ベスト3」を。

 その年、もしくは前年に私が読んだ本から
 オススメの「私の年間ベスト3」を選ぶという企画です。

 まずは、「リアル系」から。

  ・・・

 長くなりすぎましたので、途中で半分に分けることになりました。
 というわけで、今回は「前編」です。

  ・・・

 「リアル系」とは、いわゆる論文やエッセイ系の著作、
 実用書のような解説系のものも含めて、を言います。

 それに対して、小説や詩等の文芸作品は「フィクション系」。

 「フィクション」に対しては
 「ノン・フィクション」という言葉があります。

 でも「ノン・フィクション」というと、
 またそれで一つのジャンルのようになってしまうので、
 あえて、どなたかが使っていた
 「リアル系」という言葉を使っています。

 エッセイの中には、フィクションと見まがうような、
 ホラ話的な内容の境界線上の作品もありますけれど。

 まあ、ここでは、論文に準ずるような著作とお考えください。
 言わんとすることは分かりますよね。

 ――と、これは毎度の台詞でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - メルマガの為に読んだ本ばかり? -

  ~ 私の年間ベスト3・2023年〈リアル系〉(前編) ~

  ニーチェ「血でもって書く」→ 私「汗をかく」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●2023年の傾向

ここ数年コロナ禍の影響で読書量が減り、少しずつ回復してきましたが、
2020年同様で、特にリアル系の読書が減ってしまっています。

そこで、例年なら二回に分けて発表してきましたこのリアル系でしたが、
今回は一回で終了です。
(予定では……。ウソ書きました。二回になってしまいました!)

15冊程度しか読んでいないうえ、
そのほとんどを私の二つのメルマガ用に読んできたものでした。

例年通り内訳をみておきましょう。


 ●(1)メルマガ用のお勉強本―中国漢詩、読書、左利き関連

◆メルマガ『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』向け――

・『中国の隠遁思想 陶淵明の心の軌跡』小尾郊一 中公新書902 1988/12/1


2023(令和5)年10月31日号(No.353 xNo.352)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(25)陶淵明(2)
「飲酒二十首」から「序」と代表作「其の五」」
2023.10.31
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(25)陶淵明(2)「飲酒二十首 其の五」
-楽しい読書353号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-7e3a1c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/fb0ed419e609fae5ca4d419eb039fc2a


・『文学のレッスン』丸谷才一 聞き手・湯川豊 新潮文庫 2013/9/28


2023(令和5)年3月15日号(No.338)
「私の読書論168-丸谷才一『文学のレッスン』から(1)」
2023.3.15
私の読書論168-丸谷才一『文学のレッスン』から(1)-楽しい読書338号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/03/post-a5ffed.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/aeb4fbdcc4586cd16650027aa268dc7a

2023(令和5)年5月15日号(No.342)
「私の読書論170-丸谷才一『文学のレッスン』から(2)」
2023.5.15
私の読書論170-丸谷才一『文学のレッスン』から(2)-楽しい読書342号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/05/post-484913.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/73a80988fd042284cb712d8a510cdc80


・『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』渡瀬謙 日本実業出版社 2023/5/26


2023(令和5)年6月15日号(No.344)
「私の読書論171-渡瀬謙のビジネス書の新刊
『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』から」
2023.6.15
私の読書論171-渡瀬謙『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』
から-楽しい読書344号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-929a0f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/59ae185f3daf8eebaec62cad6639e4f4

・『静かな営業 「穏やかな人」「控えめな人」こそ選ばれる30の戦略』渡瀬謙 PHP研究所 2023/7/20


2023(令和5)年8月15日号(No.348)
「私の読書論173-友人・渡瀬謙の新刊・
 静かな人のための『静かな営業』を読んでみた」
2023.8.15
私の読書論173-友人の新刊・
静かな人のための『静かな営業』を読んでみた-楽しい読書348号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/08/post-a3c1f9.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/18d2f67eff14d96378e59e618cd888a3


・『図説 本の歴史(新装版)』樺山紘一/編 河出書房新社 ふくろうの本/世界の文化 2022/4/23

・『世界の美しい本屋さん』清水玲奈 エクスナレッジ 2015/4/18

・『美しい本屋さんの間取り』エクスナレッジ X-Knowledge 2022/12/29


2023(令和5)年12月15日号(No.356)
「私の読書論177-個性的な本屋の作り方を学ぶ
―『美しい本屋さんの間取り』から」
2023.12.15
私の読書論177-個性的な本屋の作り方を学ぶ―
『美しい本屋さんの間取り』-楽しい読書356号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/12/post-bf19e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/79bec3e02805048065d5ea41387e2c55

2023(令和5)年11月15日号(No.354)
「私の読書論176-読書週間に関する新聞記事から思ったこと」
2023.11.15
私の読書論176-読書週間に関する新聞記事から思ったこと
-楽しい読書354号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/11/post-7462e0.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/d498bde194e54d8e97a5d018d683f607

2023(令和5)年10月15日号(No.352)
「私の読書論175-出版業界―または本と本屋のこと」
2023.10.15
私の読書論175-出版業界―または本と本屋のこと-楽しい読書352号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-d8d8ec.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/7b9a38985fcfd574650e4c54eba355c1


◆メルマガ『週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書』コラボ企画――

・『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ 新潮文庫 2021/6/24


2023(令和5)年7月15日号(No.346)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
 新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(1)新潮文庫
 左利きライフ研究家が読む――ブレイディみかこ
 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』」
2023.7.15
[新潮・角川・集英社]<夏の文庫>フェア2022から(1)新潮文庫
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』-楽しい読書346号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/07/post-e456f6.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/0b8a7ee570ee5e37305515ff046faddc

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第646号(No.646) 2023/7/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
 新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(1)新潮文庫
 左利きライフ研究家が読む――ブレイディみかこ
 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』」
2023.7.15
左利きライフ研究家が読む――ブレイディみかこ『ぼくはイエローで…』
-週刊ヒッキイ第646号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/07/post-e456f6.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/bef4ad5a52cfa242388eb430fbc39b3f


◆メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』向け――

・『初心者のためのキーボード講座 ゼロから始められるあんしん入門書』自由現代社 2022.8.30 


第643号(No.643) 2023/6/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(13)キーボード演奏での指使い」
2023.6.3
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(13)キーボード演奏での指使い
-週刊ヒッキイ第643号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-5691ca.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/12dd668304395546320d2e53f4c38893

・『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)春秋社 2023/4/19


第648号(No.648) 2023/9/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(15)
 左利きの知らない 鍵盤ハーモニカの世界」
2023.9.2
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(15)鍵盤ハーモニカの世界(1)
-週刊ヒッキイ第648号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-e4540c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/b48069538edf0c84d684ff6fd4aa2b8a


・『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著
PHP新書 2023/9/16


第654号(No.654) 2023/12/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(17)
 大路直哉著『左利きの言い分』の音楽家たちについて」
2023.12.2
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(17)『左利きの言い分』の音楽家
-週刊ヒッキイ第654号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/12/post-ae5d74.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/be026931242af6380336a9c53468744f


 ●(2)その他の古典系のお勉強本

・『ツァラトゥストラはこう言った』フリードリヒ・ニーチェ 森 一郎/訳 講談社学術文庫 2023/6/12


以前、光文社古典新訳文庫版の丘沢 静也さんの訳本
『ツァラトゥストラ〈上〉〈下〉』の二巻本で読み、大いに読みやすく、
哲学書というよりは文学書という感じで、楽しめた作品でした。
ただ、二巻本というのは、やはり扱いにくく感じます。
通しで読むだけなら問題はないのですが、何か調べたり、
ペラペラ読みするときは、一巻本の方が便利で扱いやすく思います。

で、改めて新訳本が出たので買いました。
通しではまだ読んでいませんが、ペラペラめくりながら、その都度、
気になるところを読んでいます。
一冊手元にあると、何かと楽しめる良い作品です。

私も以前、『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』で
一部を引用しています。

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第649号(No.649) 2023/9/16
「創刊18周年記念号――明日のために」
『レフティやすおのお茶でっせ』2023.9.16
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii創刊18周年記念号-第649号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-11afb6.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c423b47b3f2aa28f44fd87f1e3193b92
--
 ●最後に――明日のために、今書くこと

 《およそ書かれたもののなかで、私が愛するのは、
  血をもって書かれたものだけだ。血をもって書け。
  そうすれば君は、
  血こそ精神だということが身に沁みて分かるだろう。》
  『ツァラトゥストラはこう言った』フリードリヒ・ニーチェ
    森一郎訳 講談社学術文庫 2023/6/12
   「第一部 ツァラトゥストラは語る」<読むことと書くこと>p.66

「血でもって書く」とまでは行かないかもしれませんが、
「汗で書く」―「汗をかく」ぐらいなら私にもできそうです。

それぐらいの意気込みで無理せず続けていきたいと思っています。
--

(3)小説や左利き本等の著作のためのお勉強本

特になし。

 ・・・

以上、(前編)でした。
(後編)は、来年第一発になります。ご了承ください。

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本誌では、「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(前編)」と題して、今回も全文転載紹介です。

長くなりすぎましたので、途中で半分に分けることになりました。
というわけで、今回は「前編」です。

今回は、まだ読んだ本を全部紹介し切れていないのですが、本文でも「メルマガの為に読んだ本ばかり?」と書きましたように、今年の場合は、本自体数を読んでいないため、メルマガを書くために読んだ本が大半になっています。
そのため、改めて<ベスト3>に上げるのはどうかと思い、ちょっと気が引けるという感じで、選びにくい状況でした。

次号の(後編)では、「●(4)個人的な趣味、仏教や空海・弘法大師に関する本」を紹介し、その後、いよいよ
「●私の2023年〈リアル系〉ベスト3候補」、「●私の年間ベスト―2023年〈リアル系〉」を紹介します。

お楽しみに!

 ・・・

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

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2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏-週刊ヒッキイ第656号

2024-01-07 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

(『まぐまぐ!』: https://www.mag2.com/m/0000171874.html)

第656号(Vol.20 No.1) 2024/1/6
「2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏:
左右平等理想社会の指標として(その2)」


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遅くなりましたが、
2024(令和6)年、
明けましておめでとうございます。

といいつつも、元日から不幸続きで、
おめでた気分も吹っ飛んでしまいました。

能登半島地震の犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、
被災者のみなさまには心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い救出、復旧・復興を衷心よりお祈り申し上げます。

また、日航機・海保機事故の犠牲者・被災者のみなさまにも
心よりお悔みおよびお見舞い申し上げます。

レフティやすお


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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第656号(Vol.20 No.1) 2024/1/6
「2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏:
左右平等理想社会の指標として(その2)」
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 まずは、今年で弊誌も足かけ20年となります。
 2005年の9月より発刊し続け、20年――。

 過ぎてしまえば速いものですが、思い返せば色々なことがありました。
 今年もまた新たな一ページを重ねていこうと思います。

 変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ――2024年新春左利き放談――

  左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として(その2)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ●今年もやります「左右平等理想社会の指標としての楽器」

「左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として(その2)」と、
(その2)となっていることから。
これは、昨年もこの副題で書いているからです。

で、今年も月の前半では、
「左利きと音楽」「左利きと楽器」について考えていこうと思います。

一昨年も、
「左右平等理想社会の指標としての楽器」という放談を書いています。

・第611号(No.611) 2022/1/15
「2022年新春左利き放談2――左右平等理想型社会と楽器」
・『レフティやすおのお茶でっせ』2022.1.15
2022年新春左利き放談2―左右平等理想型社会と楽器
-週刊ヒッキイ第611号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/01/post-a2eb41.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/2528d6da8c187f37b99884bd24cf9535

《左右平等社会の指標は楽器》というのが私の持論です。
今年もその点を突っ張っていこうと思います。

一人でも多くの方に着いてきていただきたいものです。


 ●左利きの人にも優しい社会にするために必要なもの――楽器

左利きの人にも優しい社会にするために必要なものがいくつもあります。

精神的なものもそうですし、物理的なものもそうです。

左利きに対する考え方は、大きく変化してきました。
一方的な忌避状態から、容認へとかわり、
さらにもう一歩進んで憧憬へと変化した部分もあります。

まだ一部の人の間には、偏見を持つ人もいないではありませんけれど。
左手使いは作法として見苦しい等。

これらの精神的・心理的な見方・考え方の変化に伴い、
物理的な面では、左利き用の道具といったものが
必要性が認識され、かなり普及してきました。

しかし、それらの道具としては、ハサミといった刃物類とか、
主に生活必需品的なものが大半です。

最低限度の生活必需品だけでは、人間の生活は豊かにはなりません。
心の生活必需品とも言うべきものが必要になります。

それが楽器です。

音楽は「音を楽しむ」と書きます。
心から音楽を楽しむためには、
自分の身体に合った道具である楽器が必要です。

左利きの人には、左利き用の楽器が!


 ●普通のピアノは右利き用

普通のピアノは、右手側に高音部、左手側に低音部があるのは、
どなたもご存知でしょう。

これは右利きの人のための配置です。

なぜならこの配置は、
右利きの人にとって“自然な”右手の動きを反映したものだからです。

右手・右腕の動きは、左から右への移動が都合がいい、
手指も、親指から人差し指というふうに小指へと動かすのが自然です。

指折り数える場合、小指から順に折ってゆく人はいないでしょう。
まずは親指から人差し指、中指というふうに。

そのため、従来左利きの人は、道具に合わせて練習していきました。
しかし、それでは本当の力は発揮できにくいことでしょう。


(画像:ガボちゃんさんのブログから、左右合体型の鍵盤の妄想楽器――
左手と右手がそれぞれの方向に音程があがっていく、それぞれの腕の動きに対応した配置になった鍵盤
《左右どちらの手でも主旋律・伴奏の担当を選択できますし、人間工学的に都合のいい動き方ができます。》)


(画像:ガボちゃんさんのブログから、左右合体型の鍵盤の妄想楽器――の説明)


(画像:クリストファー・シード(Christopher Seed)さんの左利き用ピアノ)


王貞治さんは、元は右打ちでした。
それを見たプロ野球選手・荒川博さん(のちの巨人軍打撃コーチ)が、
左利きなら左で打てば、と助言され、
のちのホームラン王となったそうです。

元阪神タイガースの鳥谷敬さんも、シニアリーグの監督から
左利きなら左で打てば、と助言され、
右打ちから左打ちに変え、プロ入り後2000本安打を達成、
名球会入りの名選手となりました。

本来の姿で、自分の利き手を活かすことで花開く才能というものがある
と思います。

ピアノもまた同じで、左利きの人がその才能を活かすためには、
左用のピアノが必要だと、私は考えます。

*参照:
第495号(No.495) 2017/6/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
左利きで心地よく生きるための方法(29)
左利きってなんだ(その17) 快適左利きライフ入門(4)」

・鳥谷敬著『キャプテンシー』(角川新書 2016/3/10)

 ●過去の「楽器における左利きの世界」

最後に、ここまでの弊誌における「楽器における左利きの世界」の
BNを書き留めておきましょう。

 ・・・

第614号(No.614) 2022/3/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(1)左利き演奏という選択肢」
2022.3.5
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(1)-週刊ヒッキイ第614号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/03/post-ef0097.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6fa045b88142a10817aed582e054fdd4
《前回は、
 「左利き対応楽器が欲しい!」というアピールで終わりました。
 今回からは、左手・左利き用の楽器による左利き楽器演奏について、
 考えてみようと思います。》

第616号(No.616) 2022/4/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(2)演奏時の腕の移動方向」
2022.4.2
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(2)-週刊ヒッキイ第616号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/04/post-7b0072.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/90951982e3ad1c1498e325ea8915cd0f
《演奏の際の腕を動かす方向という観点から、
 右手・右腕演奏と左手・左腕演奏の違いについて考えてみます。》

第618号(No.618) 2022/5/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤の提案」
2022.5.7
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤-週刊ヒッキイ第618号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/05/post-8565bd.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/cc82a2fea9313dcccc335acdc252ffe0
《今回は、これら左右の手・腕の動きを一つの鍵盤で試すことができる
 「左右合体型鍵盤」について考えて見ようと思います。》

第620号(No.620) 2022/6/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(4)昔の楽器」
2022.6.4
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(4)昔の楽器-週刊ヒッキイ第620号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/06/post-a16d77.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e39a907352de2803051e12b4d7997497
《前回は、左右の手・腕の動きを一つの鍵盤で試すことができる
 「左右合体型鍵盤」について考えてみました。
 今回は、一部その続きと、昔の楽器には左右の別がなかった、
 というお話を。》

第622号(No.622) 2022/7/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(5)フルート演奏の右左」
2022.7.2
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(5)フルート-週刊ヒッキイ第622号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/07/post-b263b7.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c06787b185285b3af78e0ba00c07abfc
《前回に引き続き、フルートのお話を。
 今回は、思うようにお勉強が進んでいないので、
 以前見つけたサイトの記事から、フルート演奏の右左について。》

第627号(No.627) 2022/10/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(6)左利きは楽器演奏に不利か?」
2022.10.1
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(6)不利な楽器-週刊ヒッキイ第627号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/10/post-6d2221.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/7142edd7f782a8478966aa6006f16d06
《思うほど「左利きと楽器演奏」についての先行研究といったものが
 見つけられず、悪戦苦闘しているというところです。(略)
 今回は、ネットで拾った情報からひとつ取り上げてみます。》

第629号(No.629) 2022/11/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(7)ギター講師の意見 」
2022.11.5
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(7)ギター講師の意見-週刊ヒッキイ第629号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/11/post-044348.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/801461827eaef5ba210c119da48fd743
《今回も、ネットのサイトにあったご意見を紹介します。
 右利きの方のご意見なのですが、
 私と同じ考えで、私の納得のいくご意見でした。》

第631号(No.631) 2022/12/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(8)利き手と非利き手の役割 」
2022.12.3
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(8)利き手の役割-週刊ヒッキイ第631号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/12/post-a25936.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c81018b1d59dc648cf8da15566740dc2
《今回も引き続き、
 ネットで見たギター演奏に関するご意見を紹介します。》

第633号(No.633) 2023/1/7
「2023年新春左利き放談――左利きと音楽(楽器演奏)」
2023.1.7
2023年新春左利き放談――左利きと音楽(楽器演奏)
-週刊ヒッキイ第633号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/01/post-454008.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ee741c977468f232b03aeffc7850f456
《左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として》

第635号(No.635) 2023/2/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(9)利き手と非利き手の役割について」
2023.2.4
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(9)利き手と非利き手-週刊ヒッキイ第635号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/02/post-c8e73c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/431a52b05a1016b1f10cbf13ce2a994f
《今回は、以前から説明しようと考えながらそのままになっていました
 利き手と非利き手の役割について改めて考えて見ましょう。》

第637号(No.637) 2023/3/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(10)左利きのチェリスト」
2023.3.4
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(10)左利きのチェリスト-週刊ヒッキイ第637号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/03/post-c6328f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8cb7798f8f196e2f5d386755fb96f5f2
《今回は、ネットから拾った左利きのチェリストを紹介しましょう。》

第639号(No.639) 2023/4/1 x4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(11)広瀬正『鏡の国のアリス』より」
2023.4.1
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(11)広瀬正『鏡の国のアリス』より
-週刊ヒッキイ第639号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-bd12d8.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/da5e6246a452d429fefd7456233ff4a5
《今回は、この世界とは異なり左右が逆転した<左利きの世界>を描く
 広瀬正のSF『鏡の国のアリス』からその主人公を取り上げます。》

第641号(No.641) 2023/5/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(12)ピアノって右利き用…」
2023.5.6
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(12)ピアノって右利き用…
-週刊ヒッキイ第641号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/05/post-707e4b.html

《今回は、GWのおしまいでもありますので、
 最近始めた、初心者・独学者向けのピアノ練習や
 楽譜の読み方など音楽の基礎的なお勉強に関する
 YouTube動画の鑑賞について、その感想といいますか、
 やっぱり現状のピアノは右利き向けなんだ、
 と思ったことなどについて...》

第643号(No.643) 2023/6/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(13)キーボード演奏での指使い」
2023.6.3
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(13)キーボード演奏での指使い
-週刊ヒッキイ第643号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-5691ca.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/12dd668304395546320d2e53f4c38893
《『初心者の為のキーボード講座 ゼロから始められるあんしん入門書』
 (自由現代社 2022.8.30)
 を読んでちょっと試してみたこと、思ったことなど...》

第645号(No.645) 2023/7/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(14)
『左対右 きき手大研究』から<音楽の才能と左利き>」
2023.7.1
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(14)<音楽の才能と左利き>
-週刊ヒッキイ第645号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/07/post-57fd25.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e0f6bb3c4229bde94ec6c0b2862afd9b
《今回は、前回のおわりに紹介した八田武志さんの著者
 『左対右 きき手大研究』にあった「音楽の才能と左利き」の項目を
 もう少し紹介してみよう...》

第648号(No.648) 2023/9/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(15)
 左利きの知らない 鍵盤ハーモニカの世界」
2023.9.2
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(15)鍵盤ハーモニカの世界(1)
-週刊ヒッキイ第648号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-e4540c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/b48069538edf0c84d684ff6fd4aa2b8a
《今回は、再び<左用ピアノ>への第一歩として、
 鍵盤ハーモニカについて勉強してみよう...》
『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)から

第652号(No.652) 2023/11/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(16)
 左利きの知らない 鍵盤ハーモニカの世界(2)」
2023.11.4
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(16)鍵盤ハーモニカの世界(2)
-週刊ヒッキイ第652号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/11/post-4f8030.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/5abfe073615fa9926465d8b75bf9f3e8
《過去のメルマガで左利きと鍵盤ハーモニカ始め楽器を
 どう扱ってきたのか、その辺を振り返って...》

第654号(No.654) 2023/12/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(17)
 大路直哉著『左利きの言い分』の音楽家たちについて」
2023.12.2
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(17)『左利きの言い分』の音楽家
-週刊ヒッキイ第654号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/12/post-ae5d74.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/be026931242af6380336a9c53468744f
《9月に出版された大路直哉さんの著書『左利きの言い分』から、
 「第5章 左利きの才人、偉人たち」の音楽家たちについて
 思うところを...》坂本龍一他

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本誌では、「2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として(その2)」と題して、今回も全紹介です。

弊誌も足かけ20年となります。
本誌でも書きましたが、過ぎてみればアッという間ではありますが、思い返せば色々とありました。
ここ一二年は、第一土曜日発行分では左利きと音楽、楽器について考えてきました。
左利きが容認されるようになり、左利き用品も少しずつでも普及してきました。
しかし、その大半は、まだまだ最低限度の生活必需品に限られています。
嗜好品と言いますか、楽器の類いはまだまだ未開発の領域です。

実際には、楽器などは“心の生活必需品”とでもいうべきものであり、もっと注目されるべきものであるはずなのですけれど……。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

" target="_blank">2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏-週刊ヒッキイ第656号

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明けましておめでとうございます-2024(令和6)年

2024-01-03 | 左利き
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


おめでた気分を吹っ飛ばす、能登半島地震でした。
うちのあるマンションは一応高層住宅なので、長周期地震動というやつで、地上は震度3という発表ですが、かなりのあいだ揺れました。

その後の余震でも震度5クラスの場合、体感はなくとも結構揺れています。
ぶら下げてあるものが揺れています。

今日二日は、何年ぶりか久しぶりに初詣に行ってみようと考えていたのですが、昨日のあの揺れを経験しますと、人混みのなかに出ていくのは、ちょっと怖いなという気持ちになって辞めてしまいました。

昨年は私の公式ニュースとしましては、日本左利き協会大路直哉さんという昔からの左利き研究家の久しぶりの著作、
『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』 PHP新書 2023/9/16

の巻末の「左利きのためのサポートファイル」に、私のメルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」(『まぐまぐ!』登録・解除)が紹介されました。
おかげさまで何人かの新規登録者も獲得できました。
私自身著作はありませんので、こういう形ででもなにかしらの痕跡を残すことができたことを嬉しく思っています。


ちなみに、「日本左利き協会」のサイトの「左利き便利帳005 :左利きライフ研究家・レフティやすおさんのメルマガとブログ」でも、メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」と当ブログ「レフティやすおのお茶でっせ」が紹介されています。


 ・・・

私的には、『ミステリマガジン』2024年1月号(早川書房)という愛読雑誌の読者の投書欄「響きと怒り」欄に掲載されたことでしょうか。
ポケミス70周年記念号の巻末リストに誤りを見つけ報告するとともに(訂正の記事も掲載されました)、ポケミス70年の歴史に関して感想を書いた一つが採用されたものでした。


コロナ禍以降、何かしら体調不良が続いていました。
が、終わってみれば、それなりになんとかなっていますので、思いのほかなんとかなるものだと思います。
まあ、油断することなく、健康に留意しながら、自分なりにもう少しがんばって生きてみようかと考えています。
昇り龍のように、上昇あるのみで!

今年もよろしくお願い致します。

*参照:
2023.9.6
「日本左利き協会」発起人大路直哉さんの新著『左利きの言い分』9月16日発売
(新生活版)

2023.9.20
大路直哉『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』(PHP新書)買いました
(新生活版)

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

" target="_blank">明けましておめでとうございます-2024(令和6)年

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