レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(3)その後の30年(2)世界に発信!-週刊ヒッキイ第567号

2020-03-22 | 左利き
―『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第566号 別冊編集後記

第567号(No.567) 2020/3/21
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その3)その後の30年―左利きライフ研究の30年(2)」



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 ※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
   に変更しました。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

3月から再配信を復活させる予定でしたが、
しばらくお休みとします。

左利きライフ研究30年を記念した
“何か”に時間を割きたいので、
ご了承ください。

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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第567号(No.567) 2020/3/21
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その3)その後の30年―左利きライフ研究の30年(2)」
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その3)その後の30年―左利きライフ研究の30年(2)
 『モノ・マガジン』左利き特集号が参考書に!
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 前々号、前号に引き続き、
 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の3回目です。

 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の2回目です。

 前回は、私の左利き活動・左利き研究のきっかけとなった
 左手用カメラ「京セラ・サムライZ2-L」との出会い
 について書きました。

 今回はその続きです。

(前々号)
第564号(No.564) 2020/2/1
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その1)初めの30年」

2020.2.1
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(1)初めの30年
-週刊ヒッキイ第564号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-a8b3b5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/00be8ff2471350b61738e5f8e0efcae3

(前号)
第566号(No.566) 2020/3/7
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)」

2020.3.7
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(2)
その後の30年(1)左手用カメラ-週刊ヒッキイ第566号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/03/post-fe5897.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/88bb26fc85ae82e9284a377bbcdbeaf3


┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
  (その3)その後の30年―左利きライフ研究の30年(2)
   『モノ・マガジン』左利き特集号 ~ 世界に発信!
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●左利き活動のきっかけ
左手専用カメラ、
「京セラ・サムライZ-L」廉価版「Z2-L」シリーズ
《自分の能力を目いっぱい活かしたいなら、
 自分の身体に合った道具を使わなければダメだ》

 ●『モノ・マガジン』左利き特集号が参考書に!
1991年3月
『モノ・マガジン』左利き特集号 1991年4月2日号 No.188
「特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学」





 ●左利きライフ研究へ
《左利きの人は、身体に合った道具である、
 左手・左利き用品を使おう》という左利き用品普及運動から、
「生命」「生活」「人生」3つの領域全般に渡る左利きの研究へ

 ●きっかけはある相談

 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊
1994(平成6)年40歳

 ●世界に発信!

「左組」季刊誌『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』紹介――

・1994年10月
『モノ・マガジン』「11月2日号 No.278」
左利き編集者氏によるコラム「左利き生活向上委員会」に



・1995年6月
イギリス「Left-handers Club」レフトハンダーズクラブ
機関誌『The Left-Hander』no.20 に「LHC of JAPAN」として


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本誌では、左手用カメラSAMURAIを手にして左手・左利き用品に目覚めた私が、左利き用品普及活動を始めたこと、
それが、心理的・精神的な面も含めた「左利きライフ研究」に進んだきっかけと、その後に始めた季刊誌「LL」のこと、
「LL」によって「世界に発信」することになったいきさつについて書いています。

ネットもない時代においては、まあまあよくやった方ではないか、と自画自賛しています。

もちろん、もっとやれたこともあったと思います。
A新聞から電話取材を受けたこともありましたし、もっと積極的になっていれば、また違った展開になっていたとも思います。

でも、性格的に前に出るタイプではなく、そこまでの行動には走れませんでした。


思えば何年か前も、『マツコの知らない世界』というテレビ番組からも連絡が来ていたものです。
その時も、テレビに出て話をする柄ではない、とお断りしました。

その辺が自分の弱いところでもありますが、まあ、これも左利き同様、そういう風に生まれついたのだということで……。


もう済んでしまったことでもあります。
今更何を言っても仕方のないことですよね。

 ・・・

では詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(3)その後の30年(2)世界に発信!-週刊ヒッキイ第567号
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私の読書論129-私のベスト3[2019]フィクション系(1)~ベスト3ぐらい

2020-03-16 | 本・読書
―第266号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2020(令和2)年3月15日号(No.266)「私の読書論129-
私の年間ベスト3・2019年フィクション系(1)」


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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年3月15日号(No.266)「私の読書論129-
私の年間ベスト3・2019年フィクション系(1)」
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 前回は、
「私の年間ベスト3・2019年(前編)リアル系」でした。

2020(令和2)年2月29日号(No.265)「私の読書論128-
私の年間ベスト3・2019年(前編)リアル系」

 - 物語創作についての哲学的考察 -
  ~ 私の年間ベスト3・2019(前編)リアル系 ~
  『詩学』アリストテレス/著 三浦洋/訳
    光文社古典新訳文庫 2019/3/8

私の読書論128-2019年私のベスト3(前)リアル系~『詩学』アリストテレス
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-095a24.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/b678190edc9fd8d4c70c5476c71ffde9

 今回は、「フィクション系」編です。

 「フィクション系」とは、小説等の文芸作品です。

 一部の思想・哲学書などで小説や戯曲風の著作もありますが、
 その辺は、世間的には内容により分類されるようで、
 こちらでも世間的な分類に準じています。 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - 選考がむずかしかった3位のあたりは… -
  ~ 私の年間ベスト2019 フィクション系 (1)~
  〈フィクション系〉約60冊からベスト3ぐらい
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2019年に読んだ本は、リアル系は50冊程度でしたが、
フィクション系は60冊ほどとなりました。

今年も例年同様に、分類してみます。

(1)メルマガ用のお勉強の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

 ●(1)メルマガ用のお勉強の本
 ●(2)それ以外の古典の名作
 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
〈「記憶の曖昧さ」というテーマを追いかける〉
【ノーベル文学賞作家】カズオ・イシグロ
 
「(略)あんたの態度は間違っとるよ。いいかい、
  いつも後ろを振り向いていちゃいかんのだ。
  後ろばかり向いているから、気が滅入るんだよ。(略)
  そりゃ、あんたもわしも、必ずしももう若いとは言えんが、
  それでも前を向き続けなくちゃいかん」
  そして、そのときだったと存じます。男がこう言ったのは――
  「人生、楽しまなくっちゃ。
  夕方が一日でいちばんいい時間なんだ。脚を伸ばして、
  のんびりするのさ。夕方がいちばんいい。わしはそう思う。
  みんなにも尋ねてごらんよ。
  夕方が一日でいちばんいい時間だって言うよ」
》pp.350-351

『日の名残り』土屋政雄/訳 ハヤカワepi文庫 2001.5 [1989]

 
過去は夢と同じようなものです。思い出そうとしても、
  その記憶には常に曖昧さが付いてまわるのです。
》「詩帆が去る夏」pp.44-45

『美亜へ贈る真珠〔新版〕』梶尾真治 ハヤカワ文庫JA 2016/12/20

 ●(4)個人的な趣味の作品
 ●2019年に読んだ〈フィクション系〉ベスト3ぐらい
 
「おれは核を見つけたんだ」/「核?」/
  「自分という存在の中心となるものだ。
  形而上学的でたわごとに聞こえるが、そうじゃない。
  自分が何者かという核を見つけ、それとともに歩み、
  それを受け入れることを学べば、心が穏やかになる。
  ハリケーンの目になったようなものだな。
  まわりの世界は回転しているが、自分はその中心になる。
  なにものにも動じない。おれはそうだった。
  なにものにも動じなかった。どんなものも人も、
  おれの核を崩壊できなかったと思う」
》p.128

 
「核を手に入れればそうは思わないはずだ。
  彼女との仲はうまくいかないかもしれないが、
  感じかたは変わるはずだ。痛みへの対処法がわかるはずだ」
》p.187

 
「人間だれしも、幸せが永遠に続くものと考える。だが、
  幸せとは、延々とバランスを取りつづけることなんだ。(略)
  バランスを保つために絶えず姿勢を変えることになる。
  だれしもそうしている。徐々に姿勢を変えている。
  ある立ちかたをしつづけて疲れれば姿勢を変える――
  理由は、バランスを取り直す必要があるからだ。
  人生についても同じことが言える。
  幸せとは、バランスを取り直すことなんだ」
》p.188

 
「どんなことも、自制心の問題だ、ハリー。
  規律。体系化。独創力さえ必要だ。なすがままではだめだ。
  自分の感じたいとおりに感じ、
  不要なものを拒むことができるところまで
  自分を律することが必要なんだ。
  さ、やるのか、やらないのか?」
》p.192

『ロスト・エコー』ジョー・R・ランズデール 北野寿美枝/訳
 ハヤカワミステリ文庫 2008/5/9 [2007]

その他:
(初読)池井戸潤『陸王』、パトリシア・ハイスミス『見知らぬ乗客』
(再読)高千穂遙『魔道神話』、フィリップ・ロス『さよならコロンバス』、H・P・ラヴクラフトの作品集 など





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本誌では、2019年に読んだ本のなか――2019年に刊行された本というわけではありません、念のため――フィクション系の60冊ほどから、私のオススメのベスト3の候補および、3位ぐらいの著作を2、3点紹介しています。

ここでは、引用部分を紹介しています。

それ以外の文章は本誌で!

本誌をご購読の上でご覧いただけると、嬉しく思います。
(やっぱり購読してほしいですからね。)

 ・・・

ベスト3のうち、1、2位はすぐに決まりましたが、3位を決められず、色々迷った上で、いくつかの本を紹介しました。

一つはここに引用を紹介した『ロスト・エコー』でした。

他には、パトリシア・ハイスミス『見知らぬ乗客』、池井戸潤『陸王』等がありました。
再読ものからは高千穂遙『魔道神話』やフィリップ・ロス『さよならコロンバス』。

また、ラヴクラフトについて書いています。
新潮文庫から選集が出たのは意外でしたね。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論129-私のベスト3[2019]フィクション系(1)~ベスト3ぐらい
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(2)その後の30年(1)左手用カメラ-週刊ヒッキイ第566号

2020-03-08 | 左利き
―『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第566号 別冊編集後記

第566号(No.566) 2020/3/7
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)」



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 ※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
   に変更しました。

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3月から再配信を復活させる予定でしたが、
思いのほか、予定が進まず、
ペースが回復できそうもないので、もう一月お休みして
4月からとします。

ご了承ください。


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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第566号(No.566) 2020/3/7
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)」
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)
 左手用カメラ「京セラ・サムライZ2-L」との出会い
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 前々号に引き続き、
 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の二回目です。

 今回は、「その後の30年」で、
 いよいよ「左利きライフ研究30年」に入ります。

 まずは、
 左利きライフ研究を始めるきっかけとなった体験から。

(前々号)
第564号(No.564) 2020/2/1
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その1)初めの30年」

2020.2.1
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(1)初めの30年
-週刊ヒッキイ第564号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-a8b3b5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/00be8ff2471350b61738e5f8e0efcae3


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  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
  (その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)
   左手用カメラ「京セラ・サムライZ2-L」との出会い
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 ●運命の時――

1990(平成2)36歳の年末12月30日
―左手用カメラ「京セラ・サムライZ2-L」を買う




(画像:パンフレットから)

 ●『週刊プレイボーイ』の記事

「ぐぁんばれカメラ」より
ニューコンセプトカメラの元祖、サムライの第2世代。
 すっごくコンパクトになったボディは、
 とても持ちやすいカタチだ。(略)
 (左利き用のZ2-Lも同価格であるぞ)



 ●生まれて初めての左手・左利き用品との出会い

弊誌『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第144号(No.144) 2008/8/2
「<左利きQ&A>(21)カメラと左利き」
「左利き講座<左利きQ&A>(21)カメラと左利き」
より転載

初めて手にしたのに、まるで何年も前から使っていたかのように、
手にも身体にもピタッとくるのです。

左手に持つと、自然にシャッターに指が掛かります。
左目にファインダーをあてる。
即、シャッターが切れる…。

そのフィット感は、ぞくぞくするくらいに感動的なものでした。

「完璧」という言葉はこういうときに使うものだ、と実感しました。


それまでのカメラでは、
カメラを持って構えるときもシャッターを切るときも、
カメラも身体も、なぜか他人のもののような、
ガラス越しのような隔絶感?(というのでしょうか)、
違和感がありました。

ところがこのカメラには、
そういう壁(障壁)が感じられませんでした。

その後、実際に使っていても、全くしっくりと馴染んでいて、
「自分が写真を撮っている」
「自分の写真が撮れている」という実感があります。

自分という「主体」を感じさせる、とでも言うのでしょうか。



◆左手用カメラの使用感

以前読んだ脳科学者・久保田競先生の著書
『脳を探検する』によりますと、

利き手と非利き手の役割分担というものを考えますと、
利き手は「作用する手」、非利き手は「感覚の手」だそうです。

だから、これはという構図でカメラを構え、
ここぞという瞬間にシャッターを切るという一連の動作は、
器用な利き手である「作用の手」で、

逆に、一眼カメラでレンズを調節するのは、
非利き手である「感覚の手」の役割にこそふさわしいのです。


*参照:
『脳を探検する』久保田競 講談社 1998/3

 ●<利き手は心につながっている>

◆利き手では、反復練習で身につく作業より、心の作業を!

楽器演奏
右利き人がなぜ利き手で、直接音を出す源である弦を扱うのか、
という点から考えますと、

これはやはり、
利き手が心(感情・魂など)とつながるものだから、
情動としての演奏に欠かせない、ということではないか
と思うのです。


カメラの場合
心の動きをダイレクトに反映する肝心要の作業である、
被写体を画面に捉える手の動きと、
その瞬間を逃さずシャッターを切る指の動きにこそ、

利き手を用いるべきではないか、と思います。


 ●自分が自分らしくなる

「やっぱり身体に合った道具がいちばん!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、左利き活動とおよびその後の左利きライフ研究のきっかけとなった、生まれて初めての左手左利き用品である、左手用カメラ「京セラ・サムライZ2-L」との出会いと、そのときに感じた印象と感想について書いています。

さらに、そこからの考察であり、私の持論となった<利き手は心につながっている>について書いてみました。

かなりの部分をここにも転載しておきました。

とにかく、このときの私の感動は忘れられないものでした。

騙されたと思って、左利きの人はこの左手用カメラを手にとって、写真を撮ってみてください。
ご理解いただけるはずです。
(今、このカメラを手に入れるのはむずかしいかもしれませんが、時折、左手で使える製品が登場します。
 そういうときに手に取ってみてください。)


 ●「慣れたら一緒」は嘘――靴を左右入れ替えて履く人はいない

左手左利き用品について話せば、右利きの人のみならず左利きの人でも、世の中には、使いもせずにあれこれ論評する人がいます。

何かといえば、「慣れたら一緒」と、さも分かったようなことをいう人もいます。

しかし、実際に使ってみればわかります。
身体に合った製品は、慣れる必要などないのです。

もちろん、個体差もありますし、新しいシステムには“慣れる”必要もあります。
ただ、それとこれとは意味が違います。


いってみれば、靴の右左を逆に履くか、そのまま右は右、左は左として履くか、の違いのようなものです。
靴だって最初に履くときはならす必要があります。
しかし、左右を逆に履くときに比べれば、履き慣らすのに時間はかかりません。

「慣れたら一緒」なんて嘘です。
利き手に合わない道具を使うのは、靴を左右入れ替えて履くようなものです。

道具というものは、本来の設計通りに使えば、慣れる必要などないのです。
靴でいえば、靴は作られたままに、きちんと右は右、左は左と入れ替えずに、素直にそのまま履きましょう、ということです。

人は誰も「身体に合った道具・製品がいちばん」で、「身体に合った道具・製品を使いましょう」、ということです。

 ・・・

では詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(2)その後の30年(1)左手用カメラ-週刊ヒッキイ第566号
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私の読書論128-2019年私のベスト3(前)リアル系~『詩学』アリストテレス

2020-03-01 | 本・読書
―第265号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2020(令和2)年2月29日号(No.265)「私の読書論128-私の年間ベスト3・2019(前編)リアル系」

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年2月29日号(No.265)「私の読書論128-
私の年間ベスト3・2019年(前編)リアル系」
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 前回は、「週刊ヒッキイ」とのコラボ編でした。

 初めての試みということもあり、今ひとつな感じでしたが、
 読者の皆様はどのようにお感じになられましたか。

 訊かない方がいいのかもしれませんね。


 さて、今回は、遅れに遅れた、
 恒例の前年に私が読んだ本から選んだ
 「私の年間ベスト3」です。

 まずは、「リアル系」から。


 いつも書いていますが――

 「リアル系」とは、
 いわゆる論文やエッセイ系の著作、
 実用書のような解説系のものも含めて、をいいます。

 それに対して、小説等の文芸作品は、
 「フィクション系」と呼んでいます。

 「フィクション」に対しては
 「ノン・フィクション」という言葉があります。

 しかし「ノン・フィクション」というと、
 またそれで一つのジャンルになってしまいますので、
 あえて、どなたかが使っていた
 「リアル系」という言葉を使っています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - 物語創作についての哲学的考察 -
  ~ 私の年間ベスト3・2019(前編)リアル系 ~
  『詩学』アリストテレス/著 三浦洋/訳
    光文社古典新訳文庫 2019/3/8
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●2019年の傾向
 ●(1)メルマガ用のお勉強本―古代中国思想、読書関連
【古代中国思想】
【漢詩】
【読書】
 ●(2)その他の古典系のお勉強本
【仏教】
【哲学・思想】
 ●(3)小説や左利き本等著作のためのお勉強本
【小説・書くこと】
【ブック・ガイド】
【左利き】
【心理学・科学 他】
 ●(4)個人的な趣味、仏教や空海・弘法大師に関する本
【北杜夫】
【空海】
【左利き仲間で友人の渡瀬謙・ビジネス書】
 ●私の2019年〈リアル系〉ベスト3
(1)『詩学』アリストテレス/著 三浦洋/訳 光文社古典新訳文庫 2019/3/8


『アリストテレス 詩学/ホラーティウス 詩論』松本仁助・岡道男/訳 岩波文庫 1997/1/16


(2)『沙門空海』渡辺照宏・宮坂宥勝/著 ちくま学芸文庫 1993/5/1
―従来の伝説的な偉人としての〈弘法大師伝〉から脱却し、より客観的な、〈人間空海〉像を描こうとした一時代を画した伝記。


 
かれが「沙門空海」を
  晩年高野山にこもるころに自称するようになるのは、
  まさしく、この知られざる恩師「一沙門」

  (奈良などの諸大寺にいて仏教について学問を積み、
   求聞持法を修し、法を行いうる私度僧・山林修行僧の
   グループの一員で、行基に近い性格を持った者:引用者注)

  の性格につながるものがあるとみてはならぬだろうか。
  そして、この点に民衆の間に偉大なる歩く仏者
  「弘法大師」としての信仰がひろがっていった秘密が
  かくされているように思われる。
  「沙門空海」の称こそ、空海その人の本質を
  もっともよく伝えているものといわなければならない。


   「第三章 三教指帰の述作」

(3)『〔完全版〕若き日と文学と』辻邦生・北杜夫/著 中公文庫 2019.7
―1970年に出版された『若き日と文学と』の増補・完全版、文庫版は1974年。全対談を網羅、辻邦生没後20年記念。


2019.12.23
辻邦生・北杜夫『完全版 若き日と文学と』―『星の王子さま』をめぐって
(新生活版)

 
文学というものは、
  もともと生気が枯渇してゆく生活のなかに、
  精神の養分を注ぎ込んで、
  生命本来のいきいきとした輝きを取り戻させるものである。

  文学を読むとは、(略)
  生命の本質が歓喜である事実を自覚することである。(略)

  この「対談」のなかで、多少とも何かを語りえたとすれば、
  それは、生命とは歓喜であり、
  文学はそれを自覚させる手段だ、ということであろう。

  むろん、文学はさまざまなかたちをもち、
  それぞれに存在理由をもつ。

  しかし、古典と言われるほどの作品は、
  ベネットが言うように、すべて例外なく、
  このことを含んでいる。


   「I 若き日と文学と/あとがき」辻邦生

 ●ベスト3以外のオススメ

 
六七
   これが、エケクラテスさん、私たちの友人で、
  あの頃私たちが巡り合った人々のうち、
  語り得る限りでもっとも善く、もっとも叡智に富み、
  もっとも正しくあった人の、最期でした。


  『パイドン ―魂について』プラトン/著 納富信留/訳
    光文社古典新訳文庫


 
「道徳的考察」
49 人は誰も、当人が想像するほど、
    幸福でもなければ不幸でもない。


   『箴言集』ラ・ロシュフコー/著 武藤剛史/訳
     講談社学術文庫 2019/7/12


 ●私の今年2019年〈リアル系〉ベスト1
 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡
 
  『詩学』アリストテレス/著 三浦洋/訳
    光文社古典新訳文庫 2019/3/8


 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡

 
模倣することが
  人間には幼少期から自然本性的に備わっているため、
  他の動物とは違って、最も模倣を得意とし、
  最初期の学習も模倣を通じて行う。
  それがゆえに、人間なら誰もが模倣像を喜ぶということも、
  自然本性的に備わっているわけである。
  その証拠は、現実に経験される出来事のうちにある。(略)
  実物を目にするのが苦痛な対象であっても、
  それらを極めて精緻に描いた像を鑑賞するときに
  喜びを感じるのである。


   「第四章」

 
悲劇とは、真面目な行為の、
  それも一定の大きさを持ちながら完結した行為の模倣であり、
  作品の部分ごとに別々の種類の快く響く言葉を用いて、
  叙述して伝えるのではなく演じる仕方により
  〔ストーリーが観劇者に生じさせる〕憐れみと怖れを通じ、
  そうした感情からカタルシス(浄化)をなし遂げる
  ものである。


   「第六章」

...

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本誌では、2019年に読んだ本のなか――2019年に刊行された本というわけではありません、念のため――リアル系の50冊ほどから、私のオススメの本を3点とほか2点ほど紹介しています。

ここでは、一部のみ引用部分を紹介しています。

本誌ではもっと書いていますので、是非本誌をご購読の上でご覧いただけると、嬉しく思います。
(やっぱり購読してほしいですからね。)

 ・・・

今年は結構、2019年に発行された新しい本も読んでいるように思えます。
珍しいことです。
それだけ自前で買った本があるということでしょうか。

自前で買った本はどうしても、後回しになるケースが多いのです。
何しろいつでも読めるのでね。

図書館で借りた本は、返却期限というのがあるので、どうしてもそちらを優先してしまう傾向にあります。
それで、ついつい読む旬を失うと言うことも……。

で、昨年は、そういう意味では、なぜか、新刊を読むことが多かったのですね。

それだけ、新刊で興味深い本が多かった、と言うことでしょうか。

私も「ベスト3ぐらい」に、光文社古典新訳文庫の『詩学』『パイドン』を挙げ、講談社学術文庫版の新訳『箴言集』を挙げています。
『若き日と文学と』の完全版のような、新たな資料に基づく新編集本や、新たな訳者による新感覚の新訳本や、新たな研究結果に基づく新訳本などが出版され、私の心に届いたということでしょう。

 ・・・

昨今、海外の古典の新訳が各社で企画され出版されています。

戦後も70年以上たち、日本語も大きく変化しています。
時代に合った言葉や表現が求められます。

言葉は時代とともに変化し、名作や名著といわれる著作でも、時代とともに読みにくいものになってきます。
特に翻訳の場合、当時の名訳者、権威といわれた先生方もその時代の住人であり、その時代の言葉の中で生きていたので、現代とは感覚が徐々にずれてくることは致し方ありません。

日本の名著・名作も、時代により言葉は変わり表現は変化します。
近代のものでも、戦後の国語改革で、新字・新仮名遣いになり、断絶が生まれています。
近世以前のものとなれば、さらに、です。


新訳本の出版のみならず、NHKのEテレ「100分de名著」のような古典紹介番組もあり、古典に親しむ機会を増やそうという流れがあるのでしょうか。

まあ、それだけ、近年若者のみならず人々の間に「本を読む」「本から学ぼう」という姿勢が失われている現実を、遺憾に思う人たちが増えている、と言うことかもしれません。

私のこのメルマガもその一助になれれば、と思っています。

本を読むこと、本から学ぶことの楽しさを少しでも知ってもらえれば、さいわいです。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論128-2019年私のベスト3(前)リアル系~『詩学』アリストテレス
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コメント
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