レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

左利きアンケートお知らせ:33回新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる

2006-09-26 | 左利き
『レフティやすおの左組通信』恒例の<左利きプチ・アンケート>の更新のお知らせです。

<左利きプチ・アンケート> 第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
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利き手・利き側調査というものは、研究者の考え方により、どういう動作がより正確に利き手・利き側を表すかの判断が微妙に異なり、調査項目に違いが出てきます。

当然、その判定結果にも、微妙な差が生まれます。

そこで、いくつかのテストを重ねることで、ご自分の利き手・利き側がより正確に判定できるものと考えます。
今回から四つの利き手・利き側調査、利き手テストの新版アンケートを順次実施します。

 ・・・

「第20回利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」の改定新版です。

今回は、それぞれ「自己申告の利き手別」に投票をお願いします。

前回は、利き手に関わらず、それぞれの数値別に投票していただきました。
この点が異なります。

自己申告の利き手・利き側との間の相違を調べて見たい、と思います。
ご自分では「右/左利き」と考えていても、実際の数値は異なったものとなるかもしれません。

その点を確認してみましょう。

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一口に「左利き」と言っても、実はどう定義するかは非常にむずかしいものだそうです。
辞書を引いてみるとだいたい、右手より左手が得意なこと、またその人を指すといった解釈が出ています。
では、具体的にどんなことができれば得意と言えるのでしょうか。
また、科学者はどういう人を左利きと定義しているのでしょうか。
前原勝矢著『右利き・左利きの科学』(講談社ブルーバックス 1989年刊)で紹介されている側性係数(LQ)を調べて、あなたの利き手を確認してみましょう。

この本によりますと、利き手は右または左と二分されるものではなく、右に近い両手利き、左に近い両手利きというように、右手利きと左手利きは連続しているものであり、「便宜上側性係数(LQ)マイナス30以下」を「左利き」としています。
側性係数(LQ)とは、利き手調査票にある十項目の動作において、実際に使うのが右・左・両方のいずれであるかを答え、それを計算式によって数値化したものをいいます。

・<利き手調査票>―いつも使う手はどちらですか、右手か左手のどちらかに○印を記入して下さい。右手と左手をほとんど同じように使う場合には“両手”に○印を記入して下さい。

1 文字を書く 
2 ハシをつかう 
3 絵をかく
4 ボールを投げる
5 ハサミをつかう
6 歯ブラシをつかう
7 スプーンをつかう
8 短いホーキをつかう
9 マッチをする
10 ビンのフタをひねる

・側性係数を求める式 LQ=100×(右-左)÷(右+左+両手)

(右手の項目数)から(左手の項目数)を引き、それを(右手の項目数)と(左手の項目数)と(両手の項目数)を足したもので割り、100をかけます。

左手が八項目で、右手が二項目あると、
(2-8)÷(2+8)×100=-6÷10×100=-60
左手が八項目で、両手が二項目なら、
(0-8)÷(8+2)×100=-8÷10×100=-80

よって、すべての動作を右でする人は、LQ=プラス100。逆にすべてを左でする人はLQ=マイナス100、となります。

14~15歳男性の調査結果によると、すべての動作を右手で行う人(典型的な右利き)がもっとも多く、全体の49%で、逆にすべてを左手で行う人は約5%となっています。
その間に、次に多いLQ値がプラス90~81の人がいて、以下漸減して反対極に(典型的な左手利きに当たる)若干の盛り上がりがあるという構図です。

では、あなたの側性係数はいくらでしょうか。以下の中で当てはまる番号に投票してください。


*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。ご自身でご自分の利き手を右もしくは左と、どちらか判断した上で投票してください。
(どちらかの手が不自由等で必ずしも利き手を使っていない人は、実際に使っている手の方で投票にご参加ください。)

*一言言わせて、という方は投票後に表示されます一番下の「ご意見ボード」をご利用ください。もっと言わせて、という方は掲示板もご利用ください。貴方のご意見ご感想をお聞かせください。


1 (右利きの投票者)80~100
2 ( 〃 )30~79
3 ( 〃 )29~-29
4 ( 〃 )-30~-100
5 (左利きの投票者)60~100
6 ( 〃 )59~-29
7 ( 〃 )-30~-79
8 ( 〃 )-80~-100

 ※ お手数をおかけしますが、投票は『レフティやすおの左組通信』表紙<左利きプチ・アンケート>

 ※ メルマガ左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第49号(No.49) 2006/9/23 「<左利きプチ・アンケート>第33回」からも投票できます。(今回もメルマガからの先行投票を実施しました。)

 ※ 現在の結果を見るのは、こちら

*このアンケートは、2006.9.24-10.28まで5週間(予定)に渡って実施されます。(その後は、表紙からそれぞれのページに移動し、受付しています。)

*今までに実施したアンケートを見る ↓
『レフティやすおの左組通信』<左利きプチ・アンケート>目次

*<左利きプチ・アンケート>第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう

※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「左利きアンケートお知らせ:33回新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる」を転載したものです。
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左利きメルマガ「週刊ヒッキイ」配信日程変更のお知らせ

2006-09-24 | 左利き
◎お知らせ◎ 配信日程の変更について

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii(レフティやすおの左組通信 メールマガジン)』もお蔭様で今月末を持ちまして、創刊一周年となります。

幸い支援者に恵まれ、多くの読者の皆様方にめぐり合うことができました。
発行部数も、当初の予想を上回る数字となっています。

応援、誠にありがとうございました。
感謝いたします。

さて、何度かトラブル等で休ませていただくこともありましたが、ここまでほぼ毎週着実に号を重ねてまいりました。

創刊にあたりましては、二、三ヶ月先を見越した編集方針や、一月分程度の原稿の下書きを用意しておりました。

しかし、それもいつしか底をつき、昨今では毎週毎週その都度その都度、行き当たりばったりの自転車操業で書き綴ることが多くなっておりました。

そこで、このたび一周年を機に配信日程を若干変更します。

従来の完全週刊制から、月四回発行制に変更します。

実質年四回ほどのお休みが増えます。

さらに、アンケートの分離により、年十二回の余裕が生まれます。

伸びきったゴムにならぬよう、先に手を打って置こうという作戦です。
少しでも自由な時間を確保して、より一層練った内容にできるように、という考えからです。

これによりひとつの話題につき、一ヶ月の時間をかけることができる計算になります。
(で、内容はどう変わるのか、大いにお楽しみです。変化なかったりして…!?)

【一ヶ月の配信予定】
・第一土曜日:▼左利き講座<左利きQ&A>▼ ―新規企画―
・第二土曜日:▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
・第三土曜日:■レフティやすおの左利き活動万歳■
・第四土曜日:●<左利きプチ・アンケート>●

 ※ 第五土曜日のある月は、一週お休みとなります。

■左利き子育て一口メモ■は、従来どおり不定期のカップリング、◎ニュース◎や◎お知らせ◎、■レフティやすおの ( ..)φメモ■等の記事はその都度必要に応じて掲載します。

よろしくご了承ください。

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9月23日発行、第49号「<左利きプチ・アンケート>第33回」より、適用しています。

つきましては次週9月30日は、第5土曜日となりますので、一週お休みをいただきます。

この一週間で、来月の大まかな下書きを上げてしまえたら、と願っています。
それを貯金に今年の残り三ヶ月を乗り切りたいものです。

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「左利きで生きるには 週刊ヒッキイ」は、左利きの問題と真剣に取り組むメルマガです。

「ドラゴン桜」で有名な、親野智可等先生の人気教育メルマガ2006/8/23「親力で決まる子供の将来 」・・No668で、紹介されました。

●登録および解除(配信停止)、バックナンバーの閲覧は、以下から↓ 
まぐまぐのページ
・『レフティやすおの左組通信』内「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「左利きメルマガ「週刊ヒッキイ」配信日程変更のお知らせ」を転載したものです。
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養老孟司と左利き

2006-09-20 | 左利き
養老孟司氏が、産経新聞に連載中の「往復エッセー/脳あるヒト 心あるヒト」の9月18日の文章「普通ってなんだろう(解剖学者・養老孟司to作家・角田光代さん)」に、左利きに関して興味深いことを書かれています。

やっと私の長年?の疑問が解決しました。
なんかホッとした気分です。
<その頃から私は、自分は普通ではないのではないかと思っていたのである。… 子どもらしくない子どもである。反応が素直でない。>

<たぶん大きな理由が2つある。… もう1つは、左利きだったのをそのあと矯正されたことである。>

<左利きを矯正すると、さまざまな心理的反応が生じることは、いまではよく知られている。小学校の国語の試験で、私はよく漢字の偏とつくりを、反対に書いた。短いという字など、矢が右か、豆が右か、いつもわからなくなった。これは左利きを矯正したことと関係があると思う。
ものごとを「正す」ことは、当たり前だが、普通はいいことだと思われている。私がいまでもかならずしもそうは思わないのは、ずいぶん古い理由があるらしい。その私が「正しい」とも、むろん私は思っていない。相変わらず、子どもの頃と同じで、周囲の人はどうなのか、まずそれを見ているのである。>

氏が素直でないのは、「左利きを矯正されたこと」が原因と書かれていました。
(先の1つは、自分のよき理解者であったという父を4歳のときに亡くされたことだという。)

 ・・・

実は、私は養老氏が好きではありませんでした。
当然、氏の著書はあまり読んできませんでした。

氏と同様、私も海外ミステリが好きで、スティーヴン・キングも好きだったのですが…。

氏のミステリ関係の著書もときおり手に取ることはありました。
他の本もたまに手に取ることもありました。

しかし、どうも氏のちょっとひねくれたような意見が気に入らず、あまり深く読んでみようとは思いませんでした。

もっと素直な反応をしてもいいように感じていました。
きっとこういうひねくれ加減は、氏の左利きに起因するのではないか、と私はひそかに考えていました。

いつでしたか氏が左利きだということをどこかで聞いていました。

左利きなのは私も同じで、だからこそ感じるものがあるのでした。

左利きというものは、まあ、最近の若い人たちはかなり違う環境に育っているようですが、昔は、というか、氏の世代なら、かなりの圧力を受けながらの人生だったと思うのです。

しかし、私が今まで手にした範囲の氏の著書では、その辺を確認できずにいました。

 ・・・

新潮新書『バカの壁』(2003年刊)が、バカみたいにいつまでもベストセラー・リストに並んでいたものです。
本屋でペラペラ見て大体のところは知っていましたけれど、以前、改めて読んでみました。
<「個性」なんていうのは初めから与えられているものであって、それ以上のものでもなければ、それ以下のものでもない。>

<神様というか親から与えられた身体の天分があった>

<私たちには、もともと与えられているものしかないのです。>

個性はもともと身体にあるものだ、という意見などは、いかにも左利きの人らしい実感に支えられた発想ではないか、と私などは感じたものでした。

左利きでなくても解剖学者なら当然行き着く結論でもあるのかもしれません。あるいはちょっと頭の働く人ならたどり着く結論でもあるのかもしれません。

しかし、左利きの私には、左利きという個人の性質を持った者ならではの発想に感じるのです。
私自身、左利きを個性のひとつとして感じているから、そう思うのでしょう。

右利きの人は、きっと自分自身が右利きであるということに個性を感じないんじゃないか、と思うのです。
右利きという性質をなんら特別なものと感じてはいないでしょう。
いや、自分の中にそういう性質があることすら感じていないのではないでしょうか。

ところが、左利きの人というのは、いやがうえにも、自身の利き手・利き側を実感させられるときがあります。
どんなに普段、特に何も意識しませんという人でも、人生を通してみるといつかどこかで何かしら感じているものなのです。

利き手・利き側というものは、文字通り身体の持つ性質です。
それが人によって違うのだということを、右利きの人は日常生活の中で自己完結的に感じることは、きっとないでしょう。

しかし、左利きの人は、自分では忘れていても人から思い知らされるときもあれば、自分で気付かされるときもある、のです。

昨今では左利きは個性だから尊重しましょう、といって右手使いを強要されることは少なくなったといいます。

しかし、個性は他の面で発揮させてあげて、○○は右手で行うように指導しましょう、などとおためごかしを言うバカ者もいるのです。

そんな時、私は、個性という言葉を誤って認識している、といった趣旨の養老氏の言葉を実感するのです。

 ・・・

左利きにおいて、右手使いに変えることを「正す」と表現する、その言い方自体が誤りだと気付けば、氏の考え方も少しは「矯正」されるような気がしますが…。


左利きの「矯正」という表現について:
 私は以下の記事にありますように、左利きの「矯正」という言葉の使用に反対を唱え、使用しないようにお願いしています。
 この養老氏の文章における左利きの「矯正」という表現につきましては、当時の氏の経験を表すもので、当時の考え方を表す言葉で、過去の事実の表明ですので問題とは考えていません。
 「矯正すべきかどうか」といった現在形・未来形での使用には問題がある、と考えています。
・「お茶でっせ」記事:
「利き手(左利き)の矯正」という言葉の使用について

*So-net ニュース:産経新聞 [ベビー]
【往復エッセー】脳あるヒト心ある人 普通って何だろう

※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「養老孟司と左利き」を転載したものです。
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週刊ヒッキイ第47号―私にとっての左利き活動(5)

2006-09-10 | 左利き
親野智可等先生の人気教育メルマガ「親力で決まる子供の将来」668号で告知されて、部数が急増したわが「週刊ヒッキイ」ですが、その後も少しずつではありますが、着実に読者登録数を伸ばしています。
うれしい限りです。

「左利きで生きるには 週刊ヒッキイ」は、左利きの問題と真剣に取り組むメルマガです。

メインの連載シリーズのひとつ、「レフティやすおの左利き活動万歳/私にとっての左利き活動」の隔号連載も五回目となりました。

このシリーズでは、過去十六年に渡る左利き活動を始めるきっかけ、および動機から話を起こし、私の左利きに対する見方・考え方を述べています。

さらには、今後どのような姿勢、および方向性を持って取り組んでゆくかについても追々ふれてゆく予定です。

 ・・・


左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第47号(No.47) 2006/9/9 「私にとっての左利き活動(5)」

最新号発行日:2006/09/09 最新号発行部数:216部 サイズ:19k

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─目次―
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(5)二番目の本
 ◎左手・左利き用品ニュース◎100円ショップの左右両用定規
 ■マイ・ファースト・レフティ・グッズ■ 読者のお便り募集中
 ●レフティやすおのサイト案内●・・更新情報・・
 ▼次号案内▼
 ▼バックナンバーの閲覧▼
 ▼読者拡大キャンペーン▼
 ●レフティやすおの編集後記●
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 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
   私にとっての左利き活動(5)二番目の本  
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『左利きの本―右利き社会への挑戦状』ジェームス・ブリス/ジョセフ・モレラ 草壁焔太訳 講談社 昭和55(1980)を紹介しながら、当時のことを振り返りつつ、左利きの現状を見つめています。

(参照『お茶でっせ』記事:2004.05.10
左利きの本だなぁ『左利きの本―右利き社会への挑戦状』ブリス、モレラ


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 ◎左手・左利き用品ニュース◎100円ショップの左右両用定規
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『お茶でっせ』記事:2006.08.12「100円ショップの左右両用定規」を元に、紹介しています。
(「新生活」版)


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▼次号案内▼
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 第48号(No.48) 2006/9/16
「左手で字を書くために(6)」(予定)
内容:
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載―
「―その14― 左手で字を書くために(6)
小学校の書写の教科書(予定)」  

 小学校一年生用のある「書写」教科書の問題点とその改善の方法とは。


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・『レフティやすおの左組通信』内「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」
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【登録がお済みでない皆様へ】あなたの登録を楽しみにお待ちしています。
 ただ今、新規読者急増中です! 
 (特に左利きの子供さんのいる右利きの親御さんの登録を多数いただいています。)

【読者の皆様へ】ぜひ、お知り合いやお友達にご推薦を! 
 あなたのクチコミだけが頼りです。よろしくお願いいたします。

右利き左利きに関わらず、多くの読者の皆様のご登録をお待ちしています。
左利きの問題は、左利きの人だけでは解決できません。右利きの人のご協力が必要な社会性を持った問題です。
皆様の御協力だけが頼りです。

※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「週刊ヒッキイ第47号―私にとっての左利き活動(5)」を転載したものです。
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