レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)「ファンダーハーフェン老人の遺言状」ペン-楽しい読書283号

2020-11-26 | 本・読書
 ―第282号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2020(令和2)年11月30日号(No.283)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)
「ファンダーハーフェン老人の遺言状」メアリー・E・ペン」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年11月30日号(No.283)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)
「ファンダーハーフェン老人の遺言状」メアリー・E・ペン」
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 毎年、この時期恒例の
 「クリスマス・ストーリーをあなたに」の10回目です。

 昨年は、<クリスマスの夢…と悲劇>と題して、
 ジョー・ネスボ『その雪と血を』という
 ちょっと悲しいラストの現代ミステリの短い長編でした。

 今年はまた古典に戻りましょう。

 そして、いかにも伝統的なクリスマス・ストーリーらしい
 ハート・ウォーミングなラストを迎える短編を!


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-クリスマス・ストーリーをあなたに (10)- 2020
  ~ 伝統的な、愛と善意の季節にふさわしい古典の短編 ~
   「ファンダーハーフェン老人の遺言状」
    メアリー・E・ペン 小林晋/訳

 ☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
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(画像:現在手元にある、過去にメルマガ『レフティやすおの楽しい読書』~クリスマス・ストーリーをあなたに~で紹介したクリスマス・ストーリーの本)

 ●過去の ~クリスマス・ストーリーをあなたに~

クリスマス・ストーリーの紹介もついに11回目となりました。

最初は、2008年12月のクリスマス号として、
ディケンズ『クリスマス・キャロル』の紹介でした。

その後は、2011年から毎年11月の末に、
「クリスマス・ストーリーをあなたに」と題して
お気に入りのクリスマス・ストーリーを紹介してきました。


 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 

2008(平成20)年12月クリスマス号(No.11)-081206-
『クリスマス・キャロル』善意の季節

『クリスマス・キャロル』ディケンズ/著 中川敏/訳 
集英社文庫 1991/11/20
―訳者の解説と木村治美の鑑賞など、資料も豊富。


~「クリスマス・ストーリーをあなたに」~

1◆2011(平成23)年11月30日号(No.70)-111130-善意の季節
『あるクリスマス』カポーティ

・『誕生日の子供たち』トルーマン・カポーティ/著 村上春樹/訳
文春文庫 2009.6.10
―クリスマス短編「あるクリスマス」「クリスマスの思い出」収録
 「―思い出」はクリスマスの懐かしい、でもちょっと切ない思い
 出を振り返る愛情あふれる物語で、少年に与えられたクリスマス
 の贈り物、「ある―」は逆に、少年が与えたクリスマスの贈り物
 の思い出話といえる抒情的名編

善意の季節『あるクリスマス』カポーティ
『お茶でっせ』版


2◆2012(平成24)年11月30日号(No.94)-121130-  
クリスマス・ストーリーをあなたに~
 アガサ・クリスティー『ベツレヘムの星』から

・『ベツレヘムの星』アガサ・クリスティー/著 中村能三/訳
ハヤカワ文庫―クリスティー文庫(2003/11/11)
―おススメ短篇「水上バス」を含む、クリスマスにまつわる小説と
 詩を集めた、クリスティーが読者に贈るクリスマス・ブック

クリスマス・ストーリーをあなたに ―第94号
「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『お茶でっせ』版
『作文工房』版


3◆2013(平成25)年11月30日号(No.117)-131130-  
クリスマス・ストーリーをあなたに~
 『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム

・『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム/著
田村隆一/訳 扶桑社エンターテイメント(1994.10.30) [文庫本]
―『オズの魔法使い』の作者ライマン・フランク・ボームの描く
 サンタ・クロースの生涯を描く、サンタさん誕生物語

『サンタクロース少年の冒険』ライマン・フランク・ボーム/著
矢部太郎/イラスト 畔柳和代/訳 新潮文庫 2019/11/28

クリスマス・ストーリーをあなたに~
『サンタクロースの冒険』ボーム
『作文工房』版
『お茶でっせ』版


4◆2014(平成26)年11月30日号(No.140)-141130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
『ひいらぎ飾ろう@クリスマス』コニー・ウィリス」

「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」収録短編集:
・『マーブル・アーチの風』コニー・ウィリス/著 大森望/編訳
早川書房・プラチナ・ファンタジイ(2008.9.25)
―もう一つのクリスマス・ストーリー「ニュースレター」も収録

クリスマス・ストーリーをあなたに~
『ひいらぎ飾ろう@クリスマス』コニー・ウィリス ―第140号
「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『作文工房』版
『お茶でっせ』版


5◆2015(平成27)年11月30日号(No.164)-151130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
『まれびとこぞりて』コニー・ウィリス」

「まれびとこぞりて」収録短編集:
・『混沌【カオス】ホテル (ザ・ベスト・オブ・コニー・ウィリス)』
 コニー・ウィリス/著 大森望/訳 ハヤカワ文庫SF1938 2014.1.25

クリスマス・ストーリーをあなたに―
「まれびとこぞりて」コニー・ウィリス ―第164号
「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『作文工房』版
『お茶でっせ』版


6◆2016(平成28)年11月30日号(No.188)-161130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
ディケンズ『クリスマス・ブックス』から『鐘の音』」

・『クリスマス・ブックス』ディケンズ/著 ちくま文庫 1991/12
―落語調訳「クリスマス・キャロル」小池滋/訳、
 「鐘の音」松村昌家/訳

・『クリスマス・ブックス』田辺洋子/訳 渓水社 2012
―前期(1843-48)のクリスマス中編5編を収録。「クリスマス・キャ
 ロル」「鐘の音」「炉端のこおろぎ」「人生の戦い」「憑かれた男」

クリスマス・ストーリーをあなたに~
ディケンズ『クリスマス・ブックス』から『鐘の音』 ―第188号
「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『作文工房』版
『お茶でっせ』版


7◆2017(平成29)年11月30日号(No.212)-171130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(7)
「クリスマス・プレゼント」梶尾真治」

「クリスマス・プレゼント」収録短編集:
・『有機戦死バイオム』梶尾真治/著 ハヤカワ文庫JA 1989.10

クリスマス・ストーリーをあなたに~(7)
「クリスマス・プレゼント」梶尾真治
―第212号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『作文工房』版
『お茶でっせ』版


8◆2018(平成30)年11月30日号(No.236)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(8)
『昔なつかしいクリスマス』ワシントン・アーヴィング」

・『昔なつかしいクリスマス』ワシントン・アーヴィング/著
ランドルフ・コールデコット/挿絵 齊藤昇/訳 三元社 2016.12.1
―1920年刊『スケッチ・ブック』第5分冊(クリスマス編)を基に、
 コールデコットの挿絵をつけて1876年に刊行された。

クリスマス・ストーリーをあなたに~(8)
『昔なつかしいクリスマス』ワシントン・アーヴィング
―第236号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『お茶でっせ』版
『新生活』版


9◆2019(令和元)年11月30日号(No.260)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(9)
『その雪と血を』ジョー・ネスボ」

・『その雪と血を』ジョー・ネスボ/著 鈴木恵/訳
 ハヤカワ・ミステリ文庫 2018/11/20
―ノルウェーを代表するサスペンス作家が描くパルプ・ノワール。
 第8回翻訳ミステリー大賞および第5回読者賞をダブル受賞した。

クリスマス・ストーリーをあなたに(9)『その雪と血を』ジョー・
ネスボ ―第260号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『お茶でっせ』版
『新生活』版

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

【古典編】
 チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』『鐘の音』
 ワシントン・アーヴィング『昔なつかしいクリスマス』
 ライマン・フランク・ボーム『サンタクロースの冒険』

【現代編】
 トルーマン・カポーティ「あるクリスマス」「クリスマスの思い出」
 アガサ・クリスティー「水上バス」
 コニー・ウィリス「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」
 「まれびとこぞりて」
 梶尾真治「クリスマス・プレゼント」
 ジョー・ネスボ『その雪と血を』


 ●作家と作品について

メアリー・E・ペン
「ファンダーハーフェン老人の遺言状」
Old Vanderhaven's Will(1880)

傑作短篇
(商人として成功した祖父は夢を追う孫に宣告をくだした……)

『ミステリマガジン』2020年1月号(738)
 (2019年11月25日発売) 掲載

(略)

 ●(ストーリー)15年前
 ●クリスマス前
 ●クリスマス・イブ
 ●本編について

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☆彡★彡 最後に、御願い! ☆彡★彡

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本誌では、「クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)「ファンダーハーフェン老人の遺言状」メアリー・E・ペン」と題して、『ミステリマガジン』2020年1月号(738)掲載のメアリー・E・ペンの昔ならではの心温まる傑作短篇クリスマス・ストーリー「ファンダーハーフェン老人の遺言状」を紹介しています。

本編については、本誌本文で紹介していますように、雑誌The Argosy誌1880年12月号に掲載されたクリスマス・ストーリーです。
19世紀の小説らしいクリスマスストーリーの古典の一つといってよいでしょう。
機会があれば、ぜひ一読を!

私はクリスマス・ストーリーが好きで、こうして毎年「これは!」という作品を紹介してきました。

これもひとえに、少年時代に『ミステリマガジン』で出会ったクリスマス・ストーリー特集の小説のあれこれを楽しく読んだという記憶からです。


(画像:数年前に手に入れた『ミステリマガジン』クリスマス・ストーリー特集号4冊)

昨今の『ミステリマガジン』は、どうも<ミステリ専門誌>色が強くなりすぎているように思います。
昔の『ミステリマガジン』の編集方針が少し変わっていた、という見方もできますけれど。

かつての『ミステリマガジン』は、<海外ミステリ専門誌>といいつつ、海外ミステリの紹介のみでなく、広く海外文化(主にアメリカでしたが)の紹介を心掛けている、という感じの<教養雑誌>でした。
まあ、それだけ、海外情報が手に入りにくい時代でもあり、誰もがそういう情報を求めていたとも言えるのかもしれません。

欧米の作家は、たいてい生涯に一つはクリスマス・ストーリーを書いているといわれます。

日本では、クリスチャンでなくてもクリスマスを祝うという風習があります。
宗教色抜きで、それでいて、子供と家族で、恋人とカップルで、と、愛とか平和とかの一つの象徴として、一つの風物として定着してしまったというところでしょう。

ところが意外に、文学の世界では、クリスマス・ストーリーの存在が定着していないように感じます。

宗教的な、あるいは翻訳物では毎年それなりに新しい作品が紹介されているようです。
また、一部のロマンス小説などでは和製の作品もいくつか見られます。

しかし、この時期にクリスマス・ストーリーが大いに話題になる、ということもありません。
クリスマス・プレゼントしてクリスマスの本が贈られる、という話もほとんど聞きません。

(私が本屋さん時代は、この時期になりますと、本をプレゼント用に包装するサービスを利用するお客さまがかなりいらっしゃったものでした。
 私も下手ながら、工夫をこらして包装させていただいたものでした。
 今はどうなんでしょうね。)

それはやっぱり、淋しく感じます。
一部の人だけのお楽しみではなく、広く親しまれるように、これからも毎年「これは!」というクリスマス・ストーリー作品を紹介してゆくつもりです。

日本でももっとクリスマス・ストーリーが読まれることを願っています。

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)「ファンダーハーフェン老人の遺言状」ペン-楽しい読書283号
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『左組通信』復活計画[1]<左利きプチ・アンケート>全公開(1)-週刊ヒッキイ第583号

2020-11-24 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第583号 別冊編集後記

第583号(No.583) 2020/11/21
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その10)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [1]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(1)



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よろしくお願い申し上げます。(゚゚)(。。)ペコッ


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【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第583号(No.583) 2020/11/21
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その10)
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ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [1]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(1)
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の10回目です。

 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の9回目です。

 今はなきホームページの紹介の6回目です――

 というところでした。
 ここで、方針を転換することにします。


 従来は、
 左利きライフ研究30年の歴史をたどるシリーズの一環としての
 2004年年頭から2009年年末までの更新し続けたホームページ
 『左組通信』の紹介でした。

 メイン・コンテンツの概要紹介を続けていたのですが、
 前々回、「ホームページ復活計画」として、
 コンテンツの一つ「左利き川柳」を全面的に紹介しました。


 そのながれで、改めて今回から、
 ホームページ『左組通信』復活計画として、
 メイン・コンテンツを順に全面的に
 このメルマガで再生・復活させることにしました。

 一部の方から、資料的な価値を認めていただき、
 自分でももったいないな、と思う部分もあり、
 こういう結論に至りました。


 実際、現時点でネット検索していましても、
 『左組通信』のコンテンツに相当するもので、
 見当たらないものが多くあります。

 また、ネットの情報には、
 発信されたのがいつ頃のものか明確でない情報も多く、
 歴史的観点からいいましても、問題があると考えます。
 そういう点からも、更新日時を明確に記録していた
 わが『左組通信』復活の意味があるのではないか、
 と思われます。


 いずれはまた異なった形で本格的な復活を決めたい、
 と考えています。
 その下書き、たたき台にしたい、というところですね。

 方針変更ですが、ご容赦ください。

 当面、復活計画として『左組通信』のメイン・コンテンツの
 紹介を続けます。
 よろしく!

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その10)その後の30年―左利きライフ研究の30年(9)
ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(6)
  ★ 改め ――
  ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [1]
  <左利きプチ・アンケート> 全公開(1)
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●<左利きプチ・アンケート> 全公開(1)

今回は、その第一回目として、ホームページ更新期間中の
全アンケート64回分の紹介です。

「目次」の紹介と、「プチ・アンケート」さんで作成した
アンケート・ページ(内容と結果とご意見)のURLです。

*第1回から第11回までのアンケートは
 「プチ・アンケート」管理者さんにより削除されました。
(手持ちの資料で、いずれ公開しますので、お楽しみに。)


↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 



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左利きを考える レフティやすおの左組通信
 Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement 

<左利きプチ・アンケート>目次
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『R25』07年12月6日号(no.170)に当アンケート掲載される
12月6日東京近辺で配布されました
リクルートのフリーマガジン『R25』no.170に、左利きの記事
「ランキンレビュー/右利きが左利きより多いのはなぜ?」
が掲載され
第2回「左利きで困ったこと」が紹介されました。
(2007.12.8)





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(初出)2005.10.30(前回)09.9.27(最終)09.11.29
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初出時実施期間 / 現在の受付状況
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第1回 左利きイメージ調査    
04.3.7-27(3週間) 2007.9.20受付停止

第2回 左利きで困ったこと(物理的バリア編)
04.3.28-4.24 2007.9.20受付停止

第3回 左利きの子に右手使いを試みるかべきか否か
04.5.23-6.19 2007.9.20受付停止

第4回 貴方の好きな左利きの呼び名は何ですか? 
04.5.23-6.19 2007.9.20受付停止

第5回 左利き?と思うのはどんな仕草ですか
04.6.20-7.17 2007.9.20受付停止

第6回 生まれ変わってくる時は右利きor左利き?
04.7.18-8.14 2007.9.20受付停止

第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?
04.8.15-9.11 2007.9.20受付停止

第8回 左と右を間違うことがありますか
04.9.12-10.9 2007.9.20受付停止

第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか
04.10.10-11.6 2007.9.20受付停止

第10回 過去のアンケートで最も興味深いのは何ですか
04.11.7-12.4 2007.9.20受付停止

第11回 「利き手(左利き)の矯正」という言葉をどう思いますか
04.12.5-05.1.1 2007.9.20受付停止

再版第11回
「利き手(左利き)の矯正・直す」という言葉をどう思いますか
09.6.28-8.22(8週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57612

第12回 左利きの人は器用だと思いますか
05.1.2-29 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=23378

第13回
推理物のテレビ・ドラマの〈左利きが犯人〉をどう思いますか
05.1.30-2.26 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=24583

第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
05.2.27-3.26 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=25810

第15回 あなたのまわりに左利きの人はいますか
05.3.27-5.11 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=27201


(第16回~第59回、省略)


第60回 将来どんな社会になればよいと思いますか?
09.3.29-5.23 (8週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57293

第61回 左利きに関する本を読みますか?
09.5.24-7.24 (9週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57492

第62回 左利きにあこがれる人をどう思いますか
09.7.26-9.26 (9週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57691

第63回 左利き対応してもらったことがありますか
09.9.27-11.28 (9週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57879

第64回 「左利き?」と聞かれたことがありますか
09.11.29-10.1.30 (9週間)予定 表紙受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=58046


最新アンケート-表紙で実施中!
(2009年より、隔月-通常8週間、以後各ページで実施)

このアンケートは[プチアンケート]を利用しています。

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↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑  

このあと、ホームページ更新停止後も引き続き、
弊誌で何回かアンケートを実施しています。

それらはまたいずれ紹介しましょう。

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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その10)ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [1]<左利きプチ・アンケート> 全公開(1)」」と題して、今はなき私のホームページ『レフティやすおの左組通信』から<左利きプチ・アンケート>を紹介しています。

今回は、ホームページ復活計画ということで、<左利きプチ・アンケート>の題目と、内容と結果とご意見のページのURLを転載し紹介しました。


長くなりますので、ここでは第16回から第59回まで、省略しています。

全64回のアンケートの題目は、以下↓の記事で紹介していますので、ご確認ください。

2016.09.27
<左利きプチ・アンケート>全64回目次―『左組通信』から
『お茶でっせ』版
『新生活』版

ただし、URLの紹介はありませんので、あしからず。
いずれ、どこかの場で紹介しますので、その時までお待ちください。


今後の<左利きプチ・アンケート>紹介の予定としまして、ジャンル別に――例えば、各種の利き手調査のアンケートや左利きの子供の躾や学習などに関するものなど――分けて内容と結果も含めて紹介していきます。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
『左組通信』復活計画[1]<左利きプチ・アンケート>全公開(1)-週刊ヒッキイ第583号

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私の読書論137-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(3)ハヤカワ文庫の50冊(1)-楽しい読書282号

2020-11-16 | 本・読書
 ―第282号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2020(令和2)年11月15日号(No.282)
「私の読書論137-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(3)
【私のお気に入り7】に続くもの ハヤカワ文庫の50冊(1)」



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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年11月15日号(No.282)
「私の読書論137-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(3)
【私のお気に入り7】に続くもの ハヤカワ文庫の50冊(1)」
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 今年は、1970(昭和45)年に創刊された早川書房の文庫
 「ハヤカワ文庫」が50周年を迎えた年です。

 ということで、今回もまたまた、
 私の読書生活51年のほぼ全てをカバーしている
 「ハヤカワ文庫」を取り上げます。

 ※ すべて今現在私の手元にある本から選んでいます。

   過去に持っていたけれど、押し出し整理法により、
   処分した本は除外しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ◆ 「お子ちゃま」読者時代からのお友達 ◆
  私の読書論137-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(3)
   ――【私のお気に入り7】に続くもの
ハヤカワ文庫の50冊(1) ――
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●【私のお気に入り7】に続くもの

前回は、ハヤカワ文庫【私のお気に入り7】を紹介しました。



【私のお気に入り7】
1.ジャック・フィニイ『ゲイルズバーグの春を愛す』
福島 正実/訳 ハヤカワ文庫FT 1980/11/1

2.ゼナ・ヘンダースン『果しなき旅路』
深町 眞理子/訳 ハヤカワ文庫SF 1978/7/1

3.ロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙クジラ』
伊藤 典夫/訳 ハヤカワ文庫SF 2006/10/6

4.ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』
井上 一夫/訳 ハヤカワ文庫NV 1975/3/1

5.シャーリイ・ジャクスン
『野蛮人との生活―スラップスティック式育児法』
深町 眞理子/訳 ハヤカワ文庫NV 1974/5/1

6.クレイグ・ライス『スイート・ホーム殺人事件』
長谷川 修二 ハヤカワ・ミステリHM文庫 1984/10/1

7.ルイス・ギルバート『フレンズ―ポールとミシェル』
村上 博基/訳 ハヤカワ文庫NV 1973/7/1

 ・・・

◎準【私のお気に入り7】
 ――続編および同一作家の他の名作・佳作

1’(8)『夢の10セント銀貨』ジャック・フィニイ山田 順子/訳
(ハヤカワ文庫FT 1979/2/1)

2’(9)『血は異ならず』ゼナ・ヘンダースン, 宇佐川晶子他/訳
(ハヤカワ文庫SF 1977/12/1)。

3’(10)『時をとめた少女』ロバート・F・ヤング 小尾芙佐,
深町眞理子, 岡部宏之, 山田順子/訳 (ハヤカワ文庫SF 2017/2/23)

5’(11)『山荘綺談』シャーリイ・ジャクスン 小倉多加志/訳
(ハヤカワ文庫NV モダンホラー・セレクション 1972/6/1)

7’(12)『続・フレンズ―ポールとミシェル』ルイス・ギルバート
村上 博基/訳 (ハヤカワ文庫NV 1981/2/1)


【私のお気に入り7】を選出後、思い出した作品があります。
つい、忘れていた作品ですね。


(画像:私のお気に入り(13)-(20)の8冊)

それが以下



(13)ロバート・J・ソウヤー『フレームシフト』内田昌之/訳
ハヤカワ文庫SF 2000/3/1 (文庫SF)

(14)エイミー・トムスン『ヴァーチャル・ガール』田中一江/訳
ハヤカワ文庫SF 1994/10/1 (文庫SF)

(15)ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
『たったひとつの冴えたやりかた』浅倉久志/訳 ハヤカワ文庫SF
1987/10/1 (文庫SF)

(16)ポール・アンダースン『魔界の紋章』豊田有恒/訳
ハヤカワ文庫SF 1978/2/1 (文庫SF)

(17)ウィリアム・ホープ・ホジスン『異次元を覗く家』団 精二/訳
ハヤカワ文庫SF 1972/5/1 (文庫SF)


SF文庫ばっかりですね。
この辺の順位付けは難しいですけれど。

『フレームシフト』は、
カナダの作家によるナチスもの+遺伝子もの? のSFミステリ。
ノーベル賞受賞者の名言を集めるのが趣味(だったと記憶している)
という登場人物。

ラストで私の好きなキング牧師のワシントンでの1963年8月28日の
“I Have a Dream”Speech を交えた演説をするシーンが出てきます。

私の左利き活動のバックボーンともいうべきものでもあります。

「私には夢がある。それはいつの日か、
 私の四人の幼い子供たちが、肌の色によるのではなく、
 その人格によって評価される国に住む、という夢である」

という部分です。

私の言い換えは、

「私には夢がある。それはいつの日か、
 利き手・利き側による差別のない、
 左右共生共存の社会に住む、という夢である」

となります。


*参照:
キング牧師(ドクター・マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
Martin Luther King, Jr. 1929年1月15日-1968年4月4日)
「I HAVE A DREAM(私には夢がある)」スピーチ
(1963年8月28日、ワシントン・リンカーン記念堂)より

I have a dream that one day this nation will rise up
and live out the true meaning of its creed:
"We hold these truths to be self-evident:
that all men are created equal."
私には夢がある。それは、いつの日か、この国が立ち上がり、
「すべての人間は平等に作られているということは、
自明の真実であると考える」というこの国の信条を、
真の意味で実現させるという夢である。
...
I have a dream that my four little children will one day
live in a nation where they will not be judged by
the color of their skin
but by the content of their character.
私には夢がある。それは、いつの日か、
私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、
人格そのものによって評価される国に住むという夢である。

アメリカンセンターJAPAN より
Martin Luther King's "I Have a Dream" Speech
http://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/2368/


(画像:『NHKラジオ続基礎英語1993年1月号』テキストより、講師・斎藤誠毅先生)

 ・・・

(略)

 ●ビッグネームから

(18)ロバート・A・ハインライン『夏への扉』福島 正実/訳
ハヤカワ文庫SF (文庫SF)

(19)ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を〔新版〕』
小尾芙佐訳 ハヤカワ文庫NV 2015/3/13 (文庫NV)

(20)カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』土屋政雄/訳
ハヤカワepi文庫 2008/8/1 (epi文庫)




(画像:ハヤカワ文庫「最初の6冊」+【私のお気に入り7】他、25冊)

 ●初期はやっぱりSF文庫かNV文庫

 ●初期のミステリは他社文庫

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆彡★彡 最後に、御願い! ☆彡★彡

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【私のお気に入り7】とそれらの続編および同じ作家の名作佳作――準【私のお気に入り7】として、その後に続く作品を20番目まで紹介しています。

それぞれ私の好きな作家の「これは」という作品ばかりです。

なるべくビッグネームはさけ、自分らしいカラーを出してみました。
まあ、そうはいっても外せない作品もあります。
誰もが納得というものも入っています。

個々の作品についてのコメントは、本誌でご確認ください。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

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『レフティやすおのお茶でっせ』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論137-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(3)ハヤカワ文庫の50冊(1)-楽しい読書282号
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左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)-週刊ヒッキイ第582号

2020-11-08 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第582号 別冊編集後記

第582号(No.582) 2020/11/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)
「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」


---

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【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第582号(No.582) 2020/11/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)
「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「左利き本のために――左利きの人生を考える」
 の第2回目です。

 今回は、私の左利き体験を中心に、
 過去における左利きへの偏見について見ておこう、
 と思います。

 つきましては、10月7日に逝去されました作曲家、
 筒美京平さんの作曲された「わたしの彼は左きき」について、
 発表当時の左利き事情を、私の経験と照らし合わせながら、
 あれこれ書いてみます。

 1回目は↓

第580号(No.580) 2020/10/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(1)」

左利きの人生を考える(1)「左利きライフ」ってなんだ?
-週刊ヒッキイ第580号
『お茶でっせ』版
『新生活』版

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(2)
  ◆ 1970年代は日本における左利きの転換点 ◆
   ~ 「わたしの彼は左きき」の時代(1) ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「(左利き本のために)――左利きの人生を考える」では、
左利き人生をしあわせに生きるための方法を考えます。

右利き偏重の社会において、左利き人生とはどういうものか、
どういう意味があるのか、どのように展開すべきなのか、
それらを考えてみたいのです。

まずは、過去における「左利きの苦い思い出」を振り返り、
現状にいたるまでの左利き観の変化を見ておこうと思います。


 ●筒美京平さん作曲「わたしの彼は左きき」

遅くなりましたが、左利きのイメージ・アップ、
左利きの認知に大いに貢献したヒット曲
「わたしの彼は左きき」の
作曲家・筒美京平さんが10月7日に亡くなられました。

(略)

筒美京平さんは、
歌謡曲からJポップへの架け橋となった名作曲家の一人だった
と思います。

ご冥福をお祈りいたします。

 ●「わたしの彼は左きき」当時の左利き事情――希望の光

さて、「わたしの彼は左きき」がヒットした当時――
1973(昭和48)年前後の左利き事情について書いてみましょう。

 ・・・

(略)

1971年に始まるこの「左利き友の会」の活動と相まって、
1973年の「わたしの彼は左きき」のヒットで、
左利きの認知が飛躍的に向上したものでした。

『新版・自然界における左と右』マーティン・ガードナー
 坪井忠二、児島弘訳 紀伊国屋書店 1992/05


(画像:マーティン・ガードナー『新版・自然界における左と右』「第9章 人のからだ」より――)

「第9章 人のからだ」で、
左利きへの偏見を打破しようと箱崎さんが本を出したが、
タイム誌(1974年1月7日号)は、
「永いきびしい戦い」になりそうだと報じていると書き、
ひとつの希望がみられるのは、
「わたしの彼は左きき」がヒットしたことだ、と紹介しています。

(略)

 ●「わたしの彼は左きき」当時の左利き事情――麻丘さんの言葉

「左利きがタブーだった時代、ヨネスケは箸を右手で持つように」
2017.08.26 07:00  女性セブン

によりますと、冒頭に

 《かつて左利きは“矯正すべき欠点”として疎まれ、
  幼い頃に厳しくしつけられた》

とあり、

《「小学校でからかわれるのが嫌で、必死に矯正しました」
 (50代男性)
 「“女の子の左利きはお嫁に行けない”と言われ、
  母から徹底的に直されました。
  お箸や鉛筆を左手で持とうとすると、
  すぐに物差しで手を叩かれたことを思い出します」
 (60代女性)》

という言葉が紹介されています。

そして、

 《日常生活でも、テレビの中でも、左利きは隠すものだった。
  だが、1973年に麻丘めぐみの『わたしの彼は左きき』が
  リリースされると、少しだが、風向きが変わる。
  50万枚を売り上げた大ヒットソングとなり、
  麻丘は紅白歌合戦出場も果たした。》

とあり、

麻丘めぐみさんの言葉が紹介されています。

 《「最初、曲名を見た時『タブーに触れて大丈夫かな』
  と思ったんです。心配をよそに、曲は大ヒット。
  これをきっかけに左利きにスポットライトが当たり、
  左利き用のはさみや包丁が売られるようになりました」
 (麻丘)》

 《「左利きのファンから“今まで恥ずかしいと思っていたけど、
  恥ずかしがらずに学校に行けるようになった”とか、
  “自慢になった”“自信になった”とお手紙が届いて、
  いまだにお礼を言われるんです。
  タブー視されていたものが魅力に変わって、
  みんなが喜んでくれた。
  貢献できてよかったなと嬉しかったです」(麻丘)》

 ・・・

「麻丘めぐみが29年ぶり新曲発表 アイドル絶頂期を語る」
2020.01.22 11:00  週刊ポスト2020年1月31日号

によりますと、

 《麻丘めぐみは
  16歳の時に『芽ばえ』(1972年)で歌手デビュー。
  可憐な歌声と抜群のプロポーションで
  たちまちトップアイドルとなった。
  1973年には『わたしの彼は左きき』の大ヒットで
  全国にブームを巻き起こす。

  「あの頃は左ききをネガティブに見る空気がありましたから、
  最初は『歌ってもいいのかしら』と不安でした。
  でもメロディがついたら繰り返しのフレーズが印象的で
  とても歌いやすかった。
  それほどよくできた曲だったんですね」》

Premium BEST【Limited Edition】(2CD+DVD+BOOK)
麻丘めぐみ 2020/1/29

 ●「矯正」――強制的「右手使いへの転換」

(略)

日本の左利き/利き手研究の第一人者・八田武志さんの著書
『左対右 きき手大研究』化学同人(DOJIN選書 18) 2008.7.20

「第八章 左ききの矯正はよいことなのか」
<きき手矯正の結末>には、
カナダ人を対象にした、
利き手の変更歴別の生活幸福度調査の結果が示されています。

1.現在左手書字で変更歴あり(元々左利きで変更失敗)
2.現在左手書字で変更歴なし(左利きのまま)
3.現在右手書字で変更履歴あり(元々左利き変更成功)
4.右手書字で変更履歴なし(右利きのまま)

の四群に分類した結果を見ますと、
「1」に該当する

 《元々左ききで、
  右手での書字に変更させられたが上手くいかずに
  現在は左ききであるという対象者の生活満足度は、
  それ以外の三群に比べて
  統計的にも差があるほど低いことを明らかに示している》

(略)

 ●文字を書くこと

特に、この字を書くことに関しては、右手使いに変えることに、
今でも根強い支持があるようです。

なぜなら、「日本の字は、右手で書くようにできているから」と。


確かに、両手がまったく同じ能力であれば、
右手用に作られたものは右手で使う方が、便利でしょう。

しかし、左利きというのは、右手よりも左手が得意だったり、
左手を好んで使う性質を持っていたりするものです。

そういう左右に能力差がある場合、
右手用の道具であっても、より優位な左手で使う方がよい、
といえるでしょう。


文字を書くという行為は、現代においても学問のスタートであり、
文字は学問の道具です。

オンラインの時代になっても、
手書きは最も単純で、かつ手っ取り早い表現手段です。


ただ、この書字における左手書きから右手書きへの変更も、
徐々にではありますが、崩れてきたと言えます。

今年、令和2年版の小学書写教科書で、
右手での鉛筆の持ち方例とともに、若干小さめですが、
左手で鉛筆を持つイラストが掲載されたものが登場しました。

東京書籍のものがそれです。


*参照:
新しい書写 | 2年度用 小学校教科書のご紹介 | 東京書籍
- 東書Eネット

・『お茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書
「新しい書写 2年度用」
『お茶でっせ』版
『新生活』版

(略)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


(画像:「わたしの彼は左きき」を収録した麻丘めぐみさんのベストCD、箱崎総一先生の2冊目の左利き本『左利きの秘密』、記事に引用した八田武志さんの『左対右 きき手大研究』)


(画像:『左利きの秘密』カバー裏の箱崎総一先生の肖像付き略歴)

本誌では、<strong>「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」と題し、筒美京平さんの逝去に記憶を触発され、「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代における左利きの状況について描いてみました。

「わたしの彼は左きき」当時の左利き事情を麻丘さんの言葉を紹介しながら、私の経験なども交えながら書いてみました。

思えば、1970年代というのは、日本における左利き観の転換期だったのではないでしょうか。
その辺については稿を改めて書いてみたいと思います。

今回は、左利きの「矯正」と呼ばれていた左利きの子への右手使いへの転換指導について、特に書字に関して書いているうちに(いつものことながら)長くなってしまい、書いてみようと考えていたものを書き切れませんでした。
ヨネスケ師匠の『突撃! 隣の晩ごはん』でのお話などは、また次回ということになります。

お楽しみに。

 ・・・

1970年代は、日本において左利きが偏見から解放される方向に向かう大きな転換期であった、と言えそうです。

さて今回は、本誌の内容の一部、これはと思う箇所を公開しました。
省略した部分が気になる方は、ぜひ本誌のご購読をお願いいたします。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)-週刊ヒッキイ第582号
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中国の古典編―漢詩を読んでみよう(5)『楚辞』(3)「離騒」後編-楽しい読書281号

2020-11-06 | 本・読書
 ―第281号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2020(令和2)年10月31日号(No.281)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)
『楚辞』(3)「離騒」後編」




--

☆彡 読書週間だそうです。

10月27日は「読書の日」であり、
10月27日~11月9日の2週間は「読書週間」ということです。


私は今年は、コロナ禍のせいか、あまり本を読めていません。
精神的な問題でしょう。
コロナ不安症とでもいうのでしょうか。

もう一つの理由としては、図書館が休館になった
ということもあります。

私のまちの図書館は、老朽化で暫定施設に入っていました。
この正月休み明けから新図書館への移転でお休みでした。
3月初めに開館の予定だったのですが、コロナ禍の第一波の影響で
学校が休校に也、公共図書館も一斉に休館となりました。

そのため、5月の後半まで4ヶ月少々の休館。
20代半ばから利用するようになって
これだけのお休みは初めてでした。

自前の本の積ん読本や再読でつないでいました。


50(歳)の手習いで、古典を読むようになって以来、
朝読で、読書量を倍にして、その朝の読書で固めのもの
――古典の名作や名著の類いを読むようにしました。

それで、年間100冊読むようになりました。

それが今年は現在74冊。
あと2ヶ月では、90冊が限度でしょう。

ついに100冊を切るときが来てしまいました!

まあ、それでどうなの? というお話ですが……。

 ・・・

とにかく読書週間です。

「読まないよりは読む方がいい」――これだけは言えます。

なぜか、といえば、
それは、人は言葉で表現しなければ、
人に物事を伝えることができないから、
言葉を学ぶ必要がある、ということです。

映像や音楽等の手段もありますが、
思想や概念を伝えるのはやはり言葉でしょう。


言葉を学ぶには、言葉を使うしかないのです。

自分の知っている言葉だけでは、
世界中にある色々な事柄を充分に説明することはできません。

言葉を学ぶには、本を読むのが一番効率的で、早道で、
かつ間違いないのです。

ということで、読書週間を機に読書に親しみましょう。

では、きょうも「楽しい読書」を!


------------------------------------------------------------
◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------
2020(令和2)年10月31日号(No.281)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)
『楚辞』(3)「離騒」後編」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回は、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」の5回目。

『楚辞』の3回目、いよいよ「離騒」後編です。

2020.5.31
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(2)『詩経』から
-「楽しい読書」第271号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/05/post-55a373.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8784e67564bc9f86246c8785c366a2f2

2020(令和2)年6月30日号(No.273)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)」

2020.6.30
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)-「楽しい読書」第273号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/06/post-da2d6a.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/4674b3200df69fc61b39c71e135b0eea

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 中国最古の詩集 ◆
 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(5)
  『楚辞』(3)
  ~ 屈原「離騒」後編 ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回の参考文献――


『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
江原正士、宇野直人/著 平凡社
『新書漢文大系・23・楚辞』星川清孝/著 鈴木かおり/編
明治書院
『中国の古代文学(一)神話から楚辞へ』白川静/著 中公文庫

 ●第四段から第九段まで
 ●「離騒」(第十段)――いよいよ天に向かう
 ●第十二段から十五段

 ・・・

『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』の
宇野直人さんによりますと――

『楚辞』の特色として、

 《非常に人間的な苦悩や心配を述べながら
  自由奔放で奇想天外な内容をも盛り込む――
  「憂悶」と「綺想」は『楚辞』の二面性と言っていいでしょう。
  非常に人間的な感情を歌う新しさと、
  神様や神話的な空想世界が出てくる
  シャーマニズム的な古さが混在しています。》

 ●最終段(第十六段)――『離騒』結語
 ●滅びゆくものの美しさ

最後に、白川静さんの『中国の古代文学(一)神話から楚辞へ』
「第八章 楚辞文学」によりますと、
「離騒」の世界は、巫祝者の世界だといいます。

 《楚巫の伝統が、
  合従連衡のはげしく揺れ動く国際政治の流れと
  正面から激突し、敗北し、衰落してゆく過程の中で、
  この作品は生まれた。
  この長編を支えるものは、一人の運命への歎きではない。
  崩壊してゆく社会的勢力としての古代的宗教者の、
  敗北の記録であり、悲歌である。》pp.359-360

 《しかしその中で、宗教者としての情熱ははげしく燃焼し、
  幻想が生まれ、神話的世界がその想念の場となる。
  「離騒」とは「牢騒に離ふ(らうそうにあふ)」、
  無限の寂寥にとらえられることである。
  その寂寥は、旧約の予言者のように、
  終末論的否定から生まれるものではない。
  現実をあくまでも可能態としてとらえながら、
  そこから乖離するものの歎きであり、
  そこに悲歌が生まれる。したがってそれは、
  英雄的、創造的とよぶべき性格のものではない。/
  そこにあるものは、滅びゆくものの美しさである。》p.360


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ● 漢詩の入門書等を読む

★『漢詩入門』一海知義/著 岩波ジュニア新書 1998.6.22

▲★『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20
―漢詩の歴史をたどるシリーズ全4巻。第1巻は『詩経』から屈原の
 『楚辞』、漢や三国時代を経て東晋の陶淵明まで。
 俳優・声優の江原正士が専門家の宇野直人を相手に、代表的な詩
 を対話形式でわかりやすく読み解く。

▲★『漢詩入門』入谷仙介/著 日中出版 1979/01
―漢詩の有名作をたどりながら、その歴史と構造を解く漢詩入門。

★『中国の古代文学(一)神話から楚辞へ』白川静/著 中公文庫
BIBLIO 1980.9.10
―中国文学の原点『詩経』と『楚辞』の古代歌謡を『記紀万葉』と
 対比して考察する。文学の原点である神話が、中国では『書経』
 に人間の歴史として書き変えられ定着していると解説する。


 ●『楚辞』を読む

★『詩経・楚辞』目加田誠/訳 平凡社〈中国古典文学大系・15〉
昭和44 (1969)
―『詩経』の翻訳と解説。(後半は『楚辞』)

★『新書漢文大系・23・楚辞』星川清孝/著 鈴木かおり/編
 明治書院 2004.6.20
―原文に書下し文と解説・背景を伏したコンパクトな入門書。

▲★『楚辞「離騒」を読む 悲劇の忠臣・屈原の人物像をめぐって』
矢田 尚子 東北大学出版会 2018/12/3
―その形成過程の歴史的背景を考慮しつつ、屈原伝説にとらわれず、
 作品本位に屈原と『楚辞』との関係をとらえ直そうとする。

 ▲マークは、本文で取り上げた本
 ★マークは、筆者のおすすめ本です。本選びの参考にどうぞ。
 (基本的に、筆者が“偶然”手にしたものを取り上げています。)

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本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(3)「離騒」後編」をお届けしています。

「後編」は、「離騒」の第三段から以降、最終段の結語までの要約による紹介です。

末尾に、少し自分の感想を書いています。
人間として生きてゆくということについて、です。

ぜひ、本誌でご覧ください。


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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(5)『楚辞』(3)「離騒」後編-楽しい読書281号
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